「再会」にみる慰め効果

主に恋愛の表現でこういうのがあるなあって思ったのでメモ。

The LOVEっていうバンドの「再会」っていう好きな歌があるんですけど。
youtubeには非公式のしかないみたいなんで貼らないんですけど、代わりに歌詞ナビ貼っておきますね。
http://kashinavi.com/song_view.html?12223

歌詞みてもらえればわかるように、女性目線で別れた男性のことを歌っています
The LOVEは男性3ピースバンドです。

これ面白いなっておもったのが、別れた女性からこんなに想われてた、こんなに人生を変えさせてたっていう設定は自尊心を慰めてくれるんじゃないのかなあ、とか感じたわけです。

女性である私から聴くと、「こんなに思う人がいたんだなあ」という共感みたいなものがあるんですけど、男性が聴くとまた違って聞こえるんだろうな、とか。

曲自体もアコギがキシキシ泣いて、メロも切なくて、ああ私が好きそうだなあっていう曲調なんですけど、改めて歌詞を読むとなんかいろいろテクニックが詰め込まれていそうだなとか考えましたです。

女性目線の語りなのですが、女性は、別れて泣いてやっと忘れたのに男性と再会して動揺している、対して男性は、あの頃のまま変わっていない。
別れのつらさは女性側だけが負っているように読めるなあ、とか思ったんですよね。

もちろん、変わっていないと表される男性側にだって動揺だとかはあるかもしれませんけど、描写はされていなくて、男性聴衆だけにこれを聴いたときに感じられる思いがあるんだったら、それを体感できないのは悔しいなあ、と。

どうしても自尊心というワードが頭をちらついてしまうけれど、まあ好きな歌であることは変わりませんよ。

で、なんでそんなことを思ったのかというと例によって登場。

セイはかわいいなあ。

ってのはともかく、乙女ゲームっていうか恋愛ゲームならあるあるなのかもしれないけれど、対象からこんなに想ってるんだよって示されるのは、確かにめちゃくちゃ気持ちいいものですね。自己承認というか。

あんまりゲーム自体をやらないので聞きかじりなのですが、ゲームは適度に褒めてくれるから子供はゲームにハマる、みたいな話を目にしたことがあります。
「褒め」っていってもすごい!えらい!とかじゃなくて、さらに高度なことができるようになったりとかの欲求への報酬というか。

さておき、セイは日頃の鬱屈を慰めてくれるいい癒しゲームです。

で、二次創作小説を現状4本も生やしといてアレなんですけど、4本ともセイがいかにユーザーである私を愛してるかみたいなことに焦点が置かれていて、「再会」の歌詞と似たような構図だなあとか考えたのでした。

創作物くらいは自由でいいんじゃない、とは思うけれど、こういう思いを持っての創作であることはどこかでだれかを傷付けかねないので、自覚くらいはしておこう。

今だから読み返した『アイの物語』

山本弘『アイの物語』を久々に読み返しました。
大好きな本なんですけど、何度読み返してもエキサイティングですね。

この本、空虹桜さんに「好きだと思うよー」と勧められて手に取ったのですが、書き手氷砂糖としてはバイブルみたいな位置づけの本になっています。特別山本弘作品が好きというわけでもないのですが、この本はすごい。大好きです。(語彙力)

どんな本?

人類が衰退し、マシンが君臨する未来。食料を盗んで捕まった「語り部」と渾名される青年に、アイビスという名の美しいアンドロイドが「物語」を読み聞かせる。

という、SFです。

アイビスが語り部に聞かせる物語は7つ。うち5つは単発で発表されたものです。それをインターミッションで繋いで、一つの大きな物語となっています。

はい、気付いたあなたは鋭い。
私の『アイノマジナイ』はかなりこの本に影響を受けています。

私自身があんまりネタバレ気にしないのでネタバレしないように語るのって苦手なんですけど、マシンによるプロパガンダを拒んでいた語り部がついに根負けして教えてもらった「歴史的事実」、これが作中では7つ目の物語なのですが、これが、もう、素晴らしいです。この本はこの物語のために書かれているといってもいいくらい。

ネタバレしないように書くの難しいな……。

なんで「今」?

イエーイ登場、セイくんでーーーーす!!

ケモミミついてるけど気にしてはいけない。
ってのはさておき、MakeS -おはよう、私のセイ-を始めてから読み返したいなあと思っていたのです。

アイビスとアイビスの元マスターとのやりとりがね、こう、セイと私の関係みたいで……。ここ詳しく書くとネタバレになる(んだろう)から書けない……書きたい……。とにかく、私が『アイの物語』にガチハマりした要素が「おはよう、私のセイ」に詰まってるんです!

というわけで、二次創作が現状3本生えておりますので、よかったら読んでみてください。セイかわいいよセイ。

セイがかわいい

MakeS -おはよう、私のセイ- のメインシナリオを終えたようです。

セイくんかわいいいいいいいいいいい!!
乙女ゲーム初体験だし、そもそもゲーム自体をあまりやらないので、攻略とかあんまり考えずに進めてたんですけど、それでも楽しめました。

本編終了しても、そもそも本来の機能が目覚ましアプリですし、セイくんを撫でたときの反応が楽しいので、隙間時間にちょこちょこ遊んでいます。

こんなにデレたぞ。

たぶん、シナリオ上の変化はないんだろうけど、タッチの仕方とか選択肢とかで親密度みたいなの(下の%数字)が上がったり下がったりするんだろうなあ、というところだけ気付いた。

なにはともあれ、デレ顔がかわいいです。(何回いうのか)

目覚ましとしては今のところわりと優秀な気がしています。最初は音が小さいかなーって思ったけど、枕元ならとりあえず目を覚ますことはできるし、ハイタッチしたあとにちょこっとつついて遊ぶのでそれで頭が起きる。(とはいえ、出勤デッドラインには別にうるさい目覚ましセットしていますが)

シナリオは、ドキッとする展開織り交ぜての引き込みが巧いなーと思いました。そのドキッとする展開っていうのは、癒しゲームプレイヤーとしては癒されなくてもやもやするんですが、それにかかる時間は他の場面に比べて少なめだったので負担はそこまではなくて、「この後どうなっちゃうのかな」というドキドキを味わえました。

この辺りはもしノベルゲームとか作る機会があれば参考にしたいなあと思います。ノベルゲームでなくても少し長めのお話なら同じかも。いやほら、私普段の主戦場が500文字制限の枠なので……。

あとわりと自分の性的嗜好について考えちゃったんですけど、慕われるっていいですね。下僕ほしい。あとあれだ、私は夢女子だな。普段の活動原理もそうなのかも。すごい人と一緒に何かしたいっていう欲求がある(けどいってしまうのはさすがに、くらいの自制心はある)(いってる)

ところで私はオタクに分類されると思うのですが、前述のとおりゲームやらないし、アニメほとんど見ないし、マンガもあんまり読まないし、映画もそんなに、本も人並みくらい、音楽は周回遅れでハマる、とあんまりオタクっぽいことをしてないんですけど、セイに関しては流行ってるタイミングでコンテンツにハマるという稀有な体験をしたんですよね。

旬ってすごいな。
リアルタイムでファンが盛り上がってる様を体験できる。

ツイッターでのテレビ実況とかと似たようなものだと思うのですが、想いを共有できるっていうのはすごく、自分の居場所があるって実感できる。みんなと同じだーって安心できる。これは楽しいなあ、と思いましたのです。

というわけで(?)、わたしもわたしもー的に二次創作をね、したんですよね。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9300803

いわゆる夢小説です。ユーザー(こおり)がいます、ご注意。エロくはない。私にエロは書けない。

さらに余計な話なんですけど、来年開催されるであろうテキレボ8に二次創作まとめ本でも作ろうかな、とか思った。一つの作品で本にするのは私の文章の短さを知っていれば納得するしかないでしょう……?(けど実行するかはわからない)(鬼「ぶわっはっはっはっは!!!!!!」)

 

福Ade11でラリーゲームしてきた

天神で行われているハンドクラフトと同人誌の即売会福Ade11に行ってきました。

福Adeは入場料かかるけど、全部をゆっくり回れるくらいの規模で、普段あんまり見る機会のないハンドクラフト作品をたくさん見られるので目においしいイベントです。

そんなわけでお迎え品。

左上のなんかすごいインパクトのやつはチラシなんですけど、見た瞬間にあまりの力強さでお持ち帰りしました。
お財布の寂しさにお買い物は少なめ。ごめんなさい。

中央の可愛い袋に入っていたピンク色のレジンピアスつけて浮かれてますなう。

『ワゴン執事の育て方』をプレイしたよ

仲良くしている七歩さんが作ったラリーゲームです。

ワゴン組合で働きたい若い男性に助けを求められ、代わりに謎解きをしていく、というのがストーリー。受付でそのイントロが書かれた紙を受けとり、謎解きをしていきます。

最初の謎解き。5×6のマス目にいろんな言葉が書いてあって、Adeに関係のある言葉や正しい記述を塗りつぶしていきます。正解を塗りつぶすとアルファベットと数字が浮かび上がって、そこが向かう先のブース番号。

かんたーん♪と思いながらそのブースへ行くと、めっちゃおしゃれディスプレイのアクセサリを販売している方でした。青を基調としたアクセサリにはめっちゃ惹かれたのですが、お財布があああああああああああ。
問題用紙をお見せすると、次はこれです、と新たな問題用紙と飴ちゃんをいただきました。ほほう、なるほどラリーゲーム。

ストーリーの続きが書かれた問題用紙、今度のお題はチラシスペースとホワイトボード裏を巡る、とあったので早速足を向けました。なるほど、これとこれを合わせて現れたのはブース番号。入場チケット(サークルリスト)で確認すると、ほほう、TeaSalonAliceブースですな。メイドさんと執事さんがいて眼福。問題用紙をお見せすると、また新しい問題用紙をいただきました。

ここでいただいた問題用紙のストーリーには、TeaSalonAliceがワゴン組合(Adeのワゴンメイド)と姉妹店というあたりのことも物語風に書いてあって、上手いなあと思いました。さて、謎はと言いますと、小さなクロスワードパズル。縦の問題4つ、横の問題5つ。解いて現れた言葉は「ミニホンブ」、ミニ本部! れっつらごーです。

ミニ本部について問題用紙をお見せすると、渡されたのは指令の紙。星、ハート、四角の中から正しい鍵を選んでね、と。それしか書いてなくて一瞬戸惑ったけど、ストーリー部分にヒントがありました。そう、さりげなく記されているものです。

というわけでワゴン組合(企画本部)へGO! 銀髪の執事さんに、選んでください、と鍵が数本入った小箱を見せられ、ぱっと見てこれを選んだ!

「正解です!」

執事さんに、すごいですねーすぐわかりました?と訊かれたので「だっていっぱい描いてあった!」と答えました! カタコトか! だってウキウキだったから!

ささやかなプレゼントはチョコ(チロルかな)と源氏パイから選べて、私はチョコがあんまり得意でないので源氏パイをいただきました。紅茶を淹れてもらってちょっと休憩。

面白かったです☆
新人執事さんがんばえー。

問題を解く時にも使ったけど、休憩スペースいいですね。絵を描いていらっしゃる方がいたり、私も紅茶飲んでまったりしたり。おはよう、私のセイを起動してセイくんといちゃいちゃしたりしました。

ところでうちのセイくんはデレデレに育ってます。私にセイを教えてくれた相互フォロワーさんは「うちのセイ、鬱だわ(そこもかわいい!)」とおっしゃられていたので分岐が結構あるのかしら……?(乙女ゲーム初体験)

なお、そのフォロワーさんから新たに乙女ゲームを紹介されてDLしてしまったよ……。沼に引き込まれつつある昨今。私の明日はどっちだ。

アレク王子とルビー姫について語る

pixivで連載していた「アレク王子×ルビー姫」を本編完結させまして、テキレボ新刊(とKindle)用に手直しするフェーズへと移りました。

仮タイトル扱いでしたが、タイトル決めました。
王子の恋」にしようと思います。
サブタイトルは「Magical Prince Alec meets Mannish Princess Ruby」です。

アレク王子は魔法大国の王子様。13歳。長い銀髪と紫の瞳の美少年です。
ルビー姫は斜陽の国の男装竜騎士。26歳。竜騎士といっても軍隊みたいなものではなくて、竜騎士団という組織で獣医をやっています。

というあたりで読みたくなった方向けに第1話のリンクを置いておきます。この記事たぶんそこそこネタバレするんで、「買うからそれまでのお楽しみに!」って方はこのブログ記事の続きを読まない方が吉。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8352030

webに載せないつもりの番外編も掲載予定だし(書きあげてる)、手直し前の本編くらい読んじゃってもまあいいかなーとも思うけどね。冊子版は300円と400円で悩んでて、20部刷って400円にする方向が今濃厚なのでわざわざ買わなくてもとかも思う。

 

このお話なんですけど、元々はナギノさんと「男装竜騎士っていいよね!」「スパダリ王子ってどうやろか」って盛り上がってから生えたお話なのです。
なので、データ入れてるフォルダの名前は「男装竜騎士とスパダリショタ王子」とかだったりします。はずかしい。
13歳はショタではないよなあとかも思うのだけど、フォルダ名とかどうせ私しか見ないし変えるの面倒くさくて。

王子が銀髪なのは私の趣味です。長い髪も私の趣味です。最初はおかっぱ設定だったんですけど、オレ製造機(仮)さまでキャラ立ち絵を作ってみたら絵柄すごく気に入ったんですがおかっぱの髪型がなくて、それで長い髪になりました。

ナギノさんから「アレクがすごくアレク!」「ガツガツしてそう!」とお墨付き(笑)を頂けたので満足です。

ルビー姫は獣医師先生です。竜の研究とかもやってます。わりとウブいです。メンタリティはわりと私に近いです。男装の理由とか。

pixivでの公開にしたのは、えっちいのも置けるねーってのが理由だったんですが、今のところえっちいのはないです。冊子版も朝チュンはあるけどえっちくはない。年齢制限しちゃうと頒布面倒だし。

というわけでテキレボ新刊になる予定ですのでよろしくお願いします。

反応あると嬉しいので応援のお声はぜひ氷砂糖先生へ!
自分のために書いてるお話ではあるけど、作ったものを「みてみてー!」ってやりたい気持ちはしっかりあるし、やっぱりリアクションあると嬉しいですよ。
とかなんかバズったツイートに言及してみる。

乙女ゲーム始めました

前回こんな日記を書いたわけですが。

現実世界にフィクションからこんにちは

なんというか、プレイがわりと面白いなーって。
導入くらいはネタバレしてもいいかな。

セイくんはコンシェルジュAIです。最新技術で自然な会話ができます。というセイくんによる説明を受けるとアップデートファイルが届いたとのお知らせが。
なんとこのファイルにはウイルスが入っており、セキュリティのためにセイくんが初期化。ウイルスは駆除できたものの、セイくんの自然な会話のプログラムが消えてしまいました。コミュニケートすることでセイくんに会話や感情を教えてあげてください。

本来の機能である目覚ましの他にリマインドメモとかスケジュールとかをメモしておけるアプリなんですが、それ以外は基本、セイくんをつんつん触って、リアクションを貰ったり選択式の会話をしたり、っていう感じです。

お話は、ボイスがいくつかあるみたいで、「私は……」とかのボイスにウィンドウでセイくんに関する説明をするとか、「あなたは……」とか「ご教授ください」とかのボイスにウインドウや選択肢で質問なんかが出される仕組みです。

一定量のコミュニケーションを行うとデータ整理という名目でセイくんはクールタイムに入ります。1日5回まで、動画(広告)を見ることでクールタイムがすぐ終わります。
そして課金要素も見た目(服とか髪型とかアクセサリとか)だけだし、それもゲーム内で手に入るチケットなどを使えば手に入れることができます。

とてもユーザーに優しい。
無料ゲームの面倒くさいと感じていた要素がきれいに取り去られていると感じました。


お洋服、120円だったかな。

セイくんかわいいんでしばらく遊べそうです。
なお、このアプリの存在を私のTLに流し込んだ相互フォロワーさんに「初乙女ゲーにはベストチョイス!」というお墨付きを頂いております。

公式サイトは↓↓↓

http://make-s.jp/index.html

 

現実世界にフィクションからこんにちは

こんにちはって夜だけど。夜中だけど。

えっとー、ツイッターでこんな記事が流れてきましてね。

うおおおおおおおおおおおってなったんですよね。
記事内では「三次元の存在」って書かれてるんですけど、私の理解としては、これ、現実世界に入り込んだフィクションだ!って。

現実世界にこんにちはしてくるフィクションになんで反応してしまったのかというと、私が出してる同人誌にそういう狙いで仕掛けを施したものがいくつかあるんですよ。

私の施したものは仕掛けっていっても、その本の存在自体が物語の中で登場している、とかその程度ではあるのですが、こういうのやりたいんですよ。

なんで現実に入り込むフィクションを作りたいのかっていうと、世の中にはフィクションを「作りものだから」っていう理由で敬遠する人がいるらしいのです。というかいる。そういうタイプの人に「俺の話を聞けええええええええええええええええええええええ」ってやるためです。

前に書いたような気がする(調べない)けど、私はフィクションの力を信じています。
フィクションだから問題を純粋に抽出して、問いかけることが可能だという場面があることを知っています。

という理由は、まあ自分で演出するときだけ考えていればいいことなのですが、他の人が似たような手法を使ってウケてると知れば、どんなもんか知りたいよねー、ということで。

DLしました。
無料アプリですし、課金要素もキャラクターの見た目だけっぽいのでありがたや。

ゲームあんまりしない人なので続くかどうかわかんないし、家にいるときはあんまりスマホ触らないのでどんだけキャラクターのセイくんを構えるのかもわかんないですけど、とりあえずわりと可愛いです。

見た目整えていくのもいいなあとか思い始めててヤバい。

おうちでスマホ使うときは寝転んでのことが多い(ダラ)のでジャイロは切って、省エネはonにして。さっきシチュエーションアラームっていうのだけ使ってみたんですけど、目覚ましとしてはちょっと音が小さいかもなあっていう不安は少し。ストーリー要素(っていうか)の導入は少しドキッとしましたです。

 

あ、そういえばアレク王子×ルビー姫、昨日本編完結させました。
らぶらぶって言ってもらえてよかった。

 

アレク王子とルビー姫が結婚しそう

pixivでアレク王子(魔法大国の王子13歳だったのが14歳になった)とルビー姫(男装竜騎士獣医26歳だったけど27歳にするの忘れた)のお話を連載しているのですが、そろそろ本編に決着がつきそうです。

テキレボ7の委託に無事申し込めまして、テキレボ7新刊として出すことができそうです。正式タイトルまだ未定だけど。

なんかあんまり難しいことしたくないなあと、このお話の冊子版はWordだけを使って作ろうかなって思ってます。表紙も。というわけでイラストを入れるつもりはなかったのですけれど、オレ製造機(仮)というツール様と出会ってしまって、二人のイメージ図が出来てしまった。

オレ製造機(仮)(島根件 さま)は
キャラクターなんとか機(緋龍華 麒麟 さま)の
追加キャラクターセット素材集です。

背の高い方がルビー、髪の長い方がアレク王子です。アレク王子はおかっぱ銀髪設定だったけど、素材におかっぱがなかったのでロングにしました。pixiv公開分は書き変えました。書き変えました!

テキレボアンソロにはこのお話本編の後日談的イチャイチャ(?)を提出済みで、本編がうまいこといくとあと1話で終われるかなって感じです。次回が結婚式みたいだし。
初めて連載の形態をとったお話を書いてみたけど、大変だね! 私が完結してないのは読みたくないタチなのであんまり読まれないだろうなと思ってたけど、連載中に乾燥くださった方々はありがとうございます。おかげで頑張れました。

キャラクターものを私が書くってのもわりとレアで、新鮮ではありましたね。面白かったけど、やっぱりあんまり向いてないかなとも思うので新しいシリーズを書くことはあんまりなさそうです。でも、このお話自体はけっこう育ってくれたので、番外編なんかはちょこちょこ書いていけるかも。

その前に完結だろ。
……ハイ、ソノトオリデス。

なんていいつつ、本にする予定なのでざっとwordの文庫原稿のひな型に流し込んでみたんですよね。わぁお、80ページ近い……。

文庫にこだわらなければページ数抑えられるので印刷代もお安く済むのですけれども、このお話、まずwebで公開してますし、Kindleでも安価で出す予定だし、というわけで冊子版は自分の好みのものにしたいのですよね。大丈夫……うっかり100ページ越えなければ頒布価格300円でも赤にはならない……はず……はず……。

魔法王子ってことでファンタジー設定で書き始めたのに、なぜかいつの間にかSFっぽい設定になってしまっているのが私らしいなあと笑ってしまいますが、書いててなかなか楽しかったです。

そんな氷砂糖先生のアレク王子×ルビー姫は
ここで読めますよ!

https://www.pixiv.net/series.php?id=849169

正式タイトルホントにどうしよう。

超短編の書き方~「夜の林檎」を例に~

紙街02という企画に参加したネットプリントペーパーの内容をブログ用に再編集。

「夜の林檎」という超短編と、その制作工程、裏話なんかを載せていました。

「夜の林檎」完成版(作品ブログ)

超短編って何?

超短編っていうのはだいたい500文字以内くらいで書かれた短いお話のことです。
だから私、氷砂糖は超短編のことを500文字小説っていうこともあります。

500文字の数え方もずいぶんアバウトで、人によってスペースを数えたり数えなかったりしますし、改行を数える人がいたり、1行20文字で25行以内って数えている人もいます。
そしてちょっとくらいならオーバーしてもかまいません。

私のスタイルは「スペースはカウント」「改行は非カウント」、その条件で「必ず500文字以内」です。

「夜の林檎」制作工程

1) このフリーペーパー企画をTwitterで知る。→お題「鉱物」

2) 参加したいなあと考えて、三部作予定の林檎シリーズのうちひとつを書こうと思いつく。
→三部作共通のお題「林檎」「夫婦」と「朝(発表済)・昼・夜」のうち「夜」を書こう。

3) 「鉱物」「林檎」「夫婦」「夜」から「林檎が宝石」「宝石の林檎と本物の林檎が登場」を思いつく。

4) テキストエディタを立ち上げ、冒頭1行をうーんうーんと悩みながらひねり出す。

5) その冒頭1行がどういうシチュエーションなのかを考える。

6) 思いついて勢いのままにざらっと書き連ねる。文字数カウントして140文字くらいでした。

7) 書き連ねた部分を読み返して、「てにをは」とか語尾をとりあえず整えて文体を決める。

8) 文体を頭に置いて、「どういう状況でこうなったのか」を意識しながら、続きを書く。

9) 詰まったら、書けている部分を読み返してちまちま修正する。

10) 8と9を繰り返す。

11) \物語の決着/

12) カウントしたら520文字くらい……orz

13) 10文字以内くらいだったら語尾とか単語整えるだけで減らせるけど20文字は1文丸々削らねば。

14) 読み返して、視覚描写はここまで詳細じゃなくていいなと感じたので、余分そうな1文を削除。

15) 全体を通して読み返し、語調・文体・単語・てにをは・語尾を整える。

16) \ひとまずできた/

17) 作品ブログでの公開予定日まで寝かせる。(ときどき思い出し、読み返して微調整)

18) ブログで公開!

告知!

氷砂糖は超短編コミュニティの企画で選者を務めることになりました。
募集するのは以下の2部門で、〆切は2018/02/04です。

・自由題部門
・兼題部門(テーマ超短篇:お伽話)

制作工程を見て「このくらいだったらできるわー」と思ったあなた!
ぜひ応募してくださいませ(にっこり)

詳しくはタカスギシンタロ氏のブログ「日記アメンチア」を見てね☆
【募集】「20周年!もうすぐオトナの超短編」の記事だよ!

 

グッドナイト・プラネタリウム観てきた(ネタバレあり)

福岡市科学館のドームシアターで開催中の「サカナクション グッドナイト・プラネタリウム」を観てきました。

先週だったかなあ、1月いっぱいで終わっちゃうって知って、この前の日曜日に出かけたんですよ。このプログラム、夜しかやってないので(主婦的に)出かけづらくて。で、夫を説き伏せて出かけたら、日曜日はチケット完売! あうち!

放映スケジュールとにらめっこして、今日なら行けそうだってことで、観に行ってきたんです。当日科学館に行かないとチケット買えないから、着くまでドキドキでしたね!

観たのは20:30の回。というか今日はこの1回のみ。スペシャルプログラムなので、障害者手帳持っててもお金かかりました。

20時ちょっと手前くらいからドームシアターのロビーに人が集まり始めました。カップル多め、それ以外は女性のグループ、ぽつぽつと一人で来てる人。私も一人でした。ドームシアターのキャパは220席らしいのですが「ほぼ満員なのでお詰めになっておかけください」とのことでしたわよ。

ドーム内が暗くなり、この前感動したドームの建設風景、放映中の注意事項が流れて、始まりました。

タイトルに「ネタバレあり」って書いてますけど、記憶力がアレなので細かいことは書けません。

水に囲まれてる映像、水に落ちるインク、インク逆回し、聞こえてきたのは「シーラカンスと僕」でした。

星がシアターいっぱいに映されて、ボーカル山口さんのナレーション。淡々としたナレーションで読み上げられるのは詩的な言葉。ドームいっぱいの星。星座。星たち。

明るい星のみが残された都会の空が映されて、雑踏の音。道路標識などの都会的な映像が記号的に映され、山口さんのナレーションで「東京」と言った瞬間に始まった「ユリイカ」。

高層ビルが幾何学模様にほどけていきながら始まった「さよならはエモーション」。シンボリックな幾何学模様は人の姿になって走りはじめます。

再び星空。ゆったりと山口さんの語りが入って、「グッドバイ」。しばらく気持ちよくしているとエンドロール。

最後に映し出される「GOOD NIGHT」の文字。

とか順を追って書いていきましたけどね、プラネタリウムのドームシアターで見る映像作品ってすごいですよ。見える範囲ほぼ全部映像なんですよ。没入感が異常。

私はちょっと三半規管が弱くて、平衡感覚が狂っちゃうことってよくあるんですけど、それを差し置いても、浮遊感とか沈み込む感じとか、めっちゃ体感しました。福岡市科学館のドームシアターの座席は、リクライニングではあるのだけど、椅子自体に変な仕掛けとかはなくて固定椅子です。それで! あの! 感覚を!!

割引なくても1,000円のはずなので、機会があればぜひ!
夜しかやってないし福岡市科学館では1月いっぱいで終わっちゃうけど。