2023年5月末の近況

とりあえず先週はホークスのピンクフルデーに行ってましたwith母&妹。勝ったばーい!

ご本が納品されたよ

明さに、明石中心カプなし、やげあか前提二振り目明石、現パロやげあか、の5冊! 納品されました! 頒布するつもりがなかったのでヒトケタ部数しか刷っていません。入稿データを流用した本文PDFはBOOTHに無料で置いているのでよかったらどうぞ。

ヨシタケシンスケ展かもしれないに行ったよ

@福岡市科学館。メモや原画が小さいことは以前エッセイか何かで読んで知ってたんですが、6穴手帳リフィルにメモが描いてあって「ほんとに小さい!」と思いました。入場してすぐの壁一面に展示されたリフィルメモが圧巻でしたね。

アイデア出しのヒントなんかもいっぱいあったんですけど、やっぱり手を動かしてなんぼだな、と改めて思ったりなんかしました。

父の日が近いね

父の日になんか本書いて贈るわ、とか安易に言ってしまったせいで発生する〆切。今朝なんとか3千字くらいの短編を書けたので、これを加工してコピー本にでもして送り付けようと思います。

という辺りでこんなものを作ってみました

だって父上がさあ、感想ぜんっぜんくれないんだもん。ほぼ父上だけのために作った本とかも今までにあるのよ? 元気ですよの証明とはいえ反応貰えないのにいろいろ苦心してお話を書くのはさ、なかなか気持ちが折れるのよ。というわけでほぼチェックのみで感想が書けるシートだぜいえい!

その他

刀剣乱舞の万屋本舗が期間限定で博多マルイに来てまして、念願の額縁マグネット……!

小説道場をちょっとだけ読んだよ

小説が下手な自覚はあるので、Twitterで小説の書き方の本の情報を仕入れるとお財布(というかAmazonの残高)に余裕があればわりと買っています。欲しいと思った本をすぐ買えるのはひとつの幸せです。

第一巻だけ買いました。著者は栗本薫氏の変名とのこと。栗本作品は一切未読です。

鉛筆じゃなくてペンで書けとか、宛名に御中をつけろとか、そこからー!って感じではあったのですが、読んでいるうちにnot for meだなと思ってました。JUNE掲載を目指すという大前提がまず私になじみがないのと、書かれた時代的に現在の私には(倫理的に)ひどく思える表現があったりとか。

そもそも私はプロを目指したことが一度もありません。ただ事故的に読ませるだけだったらネットの海に放ってる方がよっぽど無責任だし、本づくりもなにより私自身のためだし、作家を名乗るだけだったらKDPで充分だし。

書かれた時代と今では同人文化もかなり違うんでしょうけど、同人を甘やかす甘やかされている状態、というのもちょっとカチンと来ました。まあ私は委託でしかイベント出たことないんですけど、それでも(それだから?)顔も知らない人に自分の本を手に取られる怖さみたいなものはなんとなくわからないこともないので。あと一応ですが、商業本に載ったこともあるんですよ、一応ですが。

著者がビシバシ評を入れアドバイスを入れていくのは、かつて所属していたコミュニティであるところの500文字の心臓やコトリの宮殿を思い出したりはしたんですが、評の前提が「より良いJUNE小説」ですから、純文学や詩に近い超短篇とはだいぶ異なっています。まあ確かに純文学が簡単という言説には一理あるなと思わないこともないですけども。そして文体が砕け過ぎというか時代を感じるというか、端的に言って読みにくい。楽しそうなことは伝わってくるんですけどね。

と、あんまり合わないなーと思いながらもせっかく買ったんだしとあとがきに辿り着きまして。

文体から違うのね。さすがはプロ作家、こういうの自在なのね。「JUNEを必要とする少女」たちについての論考でした。

なるほど、私は「少女ではない」のだなあと。四十路がなにを言ってるのかって話ではあるんですが、確かに私にはもう愛に命懸けにはなれないし、妥協して手を打って、現実を生きている。現実を生きるしかない。少女ではない、と。私がJUNEやJUNEの系譜を組む作品を必要としなかった理由に納得しました。

深夜なので嫌な思い出話をしたくなってしまうのをぐっとこらえて、私が「少女」だったころにJUNEに触れていたら人生は変わっていたのかなあ、とかぼんやり考えました。孤立はしがちだったけど、孤独ではなかったな、と「年齢的少女時代」を思い出し、その頃には「すでに少女でなかった」ような気がします。「現実」の中で「孤独」にならないように立ちまわっていたのかな、とか少し。

まあ文章が合わないので第二巻以降を買うつもりはないのですが、面白い読書ではありました。

福岡ボルドーワイン祭りに行ってきたよ

お口直しに。

金曜から始まった福岡ボルドーワイン祭り。福岡市はフランス・ボルドー市と姉妹都市なんだって。市役所の広場はイベントがしょっちゅうあってますけど、天神のど真ん中でアクセスいいのがありがたいですね。天神なら通勤定期で行けるし(大事)。

でまあいつもどおりお財布と相談するために下調べをしたんですけど、ジビエの串旨そうだな、ボルドーワインといえば赤だな、という考えでこんな感じ。

シャトー・デ・トロワトゥールとシカ串

ワインよくわからんので、説明書きを見つつお財布と相談しつつ、帝国ホテルで愛飲されているとあったこれを。600円。赤ワインです!って感じの赤ワインでした(?)。シカの串焼きは800円。味が濃くてちょっと硬い牛、という印象。

思ったほど酔わなかったのでもう一杯行くか、行っとこうか、とこんな感じ。

ラ・ベリエール・ブランと3種のピンチョス

フルーティって書いてあってお安かったこのワイン、めっちゃおいしかったというか、するするいくらでも飲めそうでした。500円。ピンチョスは並んでいるものから3種類選べて500円。

雨予報で、私が滞在していた間はやんでいましたけどその前と後には小雨が降っていたのもあり、会場はガラガラでしたね。早い時間だったからかもしれない。イートスペースには屋根ないので雨予報のときに行かれる方はお気をつけください。

『薬屋のひとりごと』を読んだよ

相互さんにお勧めされて、スクエニ版のコミックス。薬屋が主人公とはいえ、中華後宮成り上がり物かなー、と思って積んでました。で、このゴールデンウィークに読んだんですね。

ミステリじゃねえか!!!! 早く言ってよ!!!!

というわけで買っていた5巻までを実家で一気読みし、昨日と今日で最新11巻まで読み終えたぜいえい! ネタバレ全開で行くから未読の方はお戻りください。

というかページを送ればいいのか。

企画展、驚異と怪異を観てきました

本題に入る前に書いておくんですけど、4/30の刀ミュ新作『花影ゆれる砥水』、なかなかいろんなことを考えて面白かったです。

さて。

というわけで、福岡市博物館で開催中の企画展『驚異と怪異――想像界の生きものたち』を観てきましたのよ。障害者手帳で無料。一部を除いてほとんどが写真撮影可。

ヒトが恐れるものを想像上の生きものとして遺したものたちがたくさん展示されていました。しかしヒトの想像力はやはりまったくめちゃくちゃなものを作り出すことはできず(作り出したかもしれないけど広まって遺りはしなかった)、いくつかの生きものをコラージュして一つの生きものとして、みたいなのが序盤に説明がありました。

水の怪異、地の怪異、天の怪異、と大きくカテゴライズされて水だと例えば人魚とか河童とか。世界各地の儀式の衣装だったり伝統玩具だったり祭具だったり紙資料だったりが(ほぼ)地域と収蔵年と名前だけが添えられて展示されていました。

なんかこういうデータのみで展示されるの面白いですね。最近はキャプションに味がある美術館とかに行くことの方が多かったので、新鮮でした。展示物の数がまずものすごいので圧倒されます。

これは我が故郷、北九州市の河童の凧

福岡市博物館はやっぱりすげえなって思うんですけど、まず展示室が広いんですよね。だいぶ堪能したなと思ってもまだ先に展示がある。わくわくが止まらず良いですねえ。途中でお手洗い行きたくなっちゃったんだけど。

お祭りの衣装だったかな……(あやふや)

このまえバズってたミンパクこと国立民俗博物館所蔵のものも多くて、なるほどこれは文化だなあと思いました。人々が生きてきた中で生や死や、恐怖や祈り、そういうものを感じたというか。

絵巻や錦絵や本、やっぱり端くれですがモノカキなもので、こういうものに惹かれてしまいました。ヨーロッパの本でかい。錦絵、どれもすごかったな……市博所蔵のものもあったよ。

驚異や怪異に名前を付けて姿を与えることで、理解できる(制御可能にしようとする)という営みはヒトが昔から持っているものなのだな、というのは知識として理解はしていましたが、それが目に見せつけられて実感したというか、いやあ、よい体験でした。

正直言うと小説のネタになるなあというのも展示見ながらぷくぷく小さい気泡のように湧いてはいたんですけど、なんかそういう即物的というかすぐに出力しちゃうのはもったいないというか、受け手として観たいなあという気持ちで訪れたので、浮かんだネタが小説になるかは未知数! ご期待しないでお待ちください。

で、刀ミュ新作のネタバレではないんですけど、長谷部くんがめっちゃ歌うまで長谷部役の木原瑠生さんのソロシングルを買いました@iTunes。お気に入りプレイリストに突っ込んで何回か聴いたんですけど、「お願い神様」という曲が、聴くたびに「おっ!」と思うので、私はたぶんテンポのいい短調曲がすき(しってた)