折本メールが届いたよ

おうちdeちょこ文の企画、折本メールに申し込みをしていまして、これは集まった折本からちょこ文さんチョイスで郵送でお家に届く! というものでした。レポがおうちdeちょこ文終わってしまってからでごめんなさい。

届いたのはこちらの4冊。簡単に感想など。著者名敬称略です。

『最後の敵』鳴原あきら
実直なエッセイ文のような小説。オチに持っていくまでの高まりがすごいです。もともとの目的がおざなりになっている点も笑いどころだと感じました。

『オルゴール』楠樹暖
折っていくと本じゃなくて箱になります。箱型折本。箱の内底にひっそり書かれたお話は少し寂しいような感触で、でもシュール系のおかしみもあってよかったです。不器用なので折れるか心配でしたが折癖が付けてあったのでなんとかなりました!

『橄欖石狩り』藤和
SF童話のような雰囲気ですが描かれているのはSFではなくファンタジーという、なんだかちょっと不思議なお話。柔らかくて微笑ましいのにどこか不穏。最後の一文好きです。

『ひそかごと』一福千遥
写真と短歌のコラボレーション、というか写真がすっごく趣があってきれい。これ、紙もコピー用紙じゃなくて写真向けの紙だと思うんですよね、詳しくないけど。「稀なり、と」で始まる歌が特に気に入りました。

ちょこ文振り返り

今回のちょこ文では、学生文芸の先読み会に行って、おうちdeちょこ文期間は折本フェアのものをいくつかプリントしたり、絶望の575を77で救えにも参加して、なかなか楽しんだ方の人間だったんじゃないかなと思います。

折本のスタンダードも変わってきているような気がします。A3でプリントして出来上がりがA6になる折本が結構多かった印象です。確かに文庫本と同じサイズと考えるとたくさん書けるしなあ、と勉強になりますね。とはいえ、私はどうしても短いのしか書けないんでA4サイズでしか作れないと思うんですけど。

大好きなちょこっと文芸福岡、残念なことに12月のちょこっとブックカフェを以ってチョコ文さんはしばし休止に入られるそうです。近いところで楽しい催しをしてくださってありがとうございました。ブックカフェにも顔を出したいけど禍は落ち着いてますかね……。

ところで

いきなり版権の話するんですけど、今日は女審神者オンリー、通称さにイベがウェブで行われていましてちょっとばかし散財しました。てへ。

で、久々に明さにが書きたくなったので折本フェアの影響もあって折本を作っちゃいました。

セブンイレブン【56702621】〜9/5、モノクロ20円でプリントできる小説折本です。ついでだからPDFも公開しておくか。こちらです。

イベントとかあるとやっぱりこう、気持ちが盛り上がって創作意欲がわくわくしたりしますよね。うん。

3冊同時入稿した話

〆切は8/30にしていたのですが、金曜日に打ったワクチン(1回目、ファイザー)の副反応がたいしたことなかったのでお原稿作業を進め、本日入稿いたしましたー!

3冊同時なんて頭のキャパシティ的に大丈夫か、と思っていましたが、人間やってみればなんとなかるものです。『近侍の明石は今日も塩』『薬研と明石とときどき審神者』『薬明甘露』の3冊が9月半ばくらいに発行できる予定です。

近侍の明石は今日も塩

副題「こおり本丸クロニクル」、実録こおり本丸本です。何度か書いているとおり、私には父上に年1-2冊ほど作った同人誌を献上する努力義務がございまして、それ用の本です。布教と称して実家に『映画刀剣乱舞-継承-』のDVDを送り付けましたが、父上は観てないかなーどうかなー。まあそんな感じでとうらぶを知らない人でも読める本、ただし、私に興味がないとひとつも面白くない本、となっております。こちら、頒布はしない予定。無料PDFも出さないことにしました。ちょっと個人的なアレコレが書かれているので、知らない人に読まれるのチョトコワイ。今私はやげあかをメインくらいで書いてますけどCP要素もないです。しいて言えば審神者≒こおりななかでのやや夢小説。届いた人は笑ってやってください。

薬研と明石とときどき審神者

副題「続・ふたりのカンケイ」というわけで、やげあか本の第2弾です。前作から続いてますが、同じ本丸軸というくらいでこれだけ単品で読めます。が、まあ発行部数少ないですしお手に取っていただける方はどのくらいいるかしら。こちらは有償頒布もしますし、無料で本文PDFも公開する予定です。やげあかはいいぞ。タイトルのとおり、少しだけ審神者の出番があります。明石さんと薬研さんも審神者のことを話題にあげたりします。途中で明石さんが修行に行って極めて戻ってきてますが、明石さんの極には当時かなり動揺していたので戻ってきてすぐの話がいくつも詰め込まれていますw ほのぼのなやげあか本ですよ。本文112ページもあるらしい。

薬明甘露

薬研藤四郎×明石国行な成人向け一人アンソロジー。私、自分基準でこのページ数は有ってほしいというのがあるんですけど、それにちょおっと足りなくて、夏休みにごりごりえちちSSを生やしてました。pixivで私の最近のがR-18ばっかりだったのはそのせいです。基本的には再録本しか作る気がないので……。本丸軸のやげあかさん話に、医大生薬研×猫又明石の単発パロ、吸血鬼薬研×餌明石な吸血鬼パロのお食事(意味深)、ゆるゆる書き進めている研究員薬研×ミステリ作家明石の現パロ、なんかを収録しています。書いてきたやげあかの甘いところだけを集めました、な感じの本です。こちらも有償頒布と無料で本文PDF公開をすると思います。

なんか大変なところあった?

3冊同時、やっぱり3冊ともコンセプトが違うので校正や推敲の基準が異なっていて、それを同時並行でやるのはちょっとだけ頭が混乱しました。足りない分の原稿の執筆に関しては逆に、方向性が違うために別の本用のを書くと気分転換になって一気に筆が進んだところはありますね。

あとはやっぱりえちちな文章が私はどうにも色気がない……。以前、海猫沢めろん先生が連載していた『生き延びるためのめろんそーだん』という執筆お悩み相談企画にこんな内容を送って回答をいただいたのですが、まあ私の文章って明瞭ですっきりしてるのが特徴なわけですよ。これがまあ当たり前ですが情事と相性が悪い。ねっとりとまでしてなくていいんで湿度と色気のある文章が書きたいものですね……とはいえ少しは巧くなったんじゃないかな、と自分では評価していますがどんなもんでしょうね。

ついでに近況

『壽 乱舞音曲祭』のDVDが届いたぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!

膝丸楽日は初見だったのでたいへん楽しく観ましたし、大千穐楽もカット割り?アングル?が変わるだけでこんなに印象が違うものなんだな、と。回替わりも観たんですけど、カテコで清光がツッコミ大変そうで可愛いなあって思いました。そして回替わり「美しい悲劇」、私……かなりミュかしくんのことが大好きですね……? いや驚いた。気付いてなかった。美しい悲劇、デュエットソングなんでかなり長い時間一人だけ映り続けるじゃないですか。ミュかしくんから目を離せなかったんですよね……。

そしてラビコレの薬研藤四郎のうさちゃんが届きました。8/21(バニーの日)に。

めちゃくちゃ可愛い……。

そしてそして、リアル開催は中止になってしまいましたが、ちょこっと文芸福岡さんがおうちdeちょこ文を開催中です。折本フェアで数枚プリントしてみたり、折本メールという企画(折本が郵送で届く)に申し込んだりしました。絶望の575を77で救え!も参加してみたいなあとは思いつつ、流れてくる回答にぽちぽち反応していますね。

ミュージアムグッズと私

大澤夏美著『ミュージアムグッズのチカラ』というご本が面白かったので、感想に絡めて自分語りの回です。

こちらのツイートを見かけて気になって、電子版あるかなーと思ったけどなかったのですが、仕事帰りに立ち寄りやすい書店に在庫があるようだったのでぱぱっとお買い上げでございます。

グッズの写真ばっかりで目で楽しむタイプの本かな、と思っていたのですが、いやいや、グッズの制作秘話とか各館の制作意図とか、結構読みごたえがあってたいへん楽しく読みました。グッズ作るの楽しそうだな……こんなお仕事してみたかったな……。

「東京は美術館博物館いっぱいでずるい!」って常々思っていたのですが、この本を見ると意外と全国各地に魅力的なミュージアムがあるんだな、なんて気付きもありました。なお、福岡県からは福岡市美術館・福岡市博物館・九州国立博物館の3館のグッズが登場。3館とも訪れたことがあります!! というか市美はわりと足を運んでいました。禍の前は。通勤定期で行けるので……。

ちなみに行ったことのあるミュージアム、だと東京国立博物館・葛西臨海水族園・国立科学博物館・上野動物園の4館も追加されるんですが、行ったのははるか昔、私が小学生の頃のお話になってしまうのでたぶん今はだいぶ違うんだろうなあという感じです。

中には著者さんのコラムも挟まれていて、気になった話題に軽率に乗るんですが、私はグッズは使うタイプです! ミュージアムグッズに限らないんですが、「いいもの手に入れたんだぜぇ」って自分で頻繁に見たいのと見せびらかしたい気持ちでグッズはどんどん使っていきます。とうらぶグッズとかね! わんぱく!刀剣乱舞のこんのすけマステはお通販とかにも使ってますね。

福岡市美マスコット「こぶうしくん」

それはそれとして、ここ数年覚えたんですけど、特にアート系の展示のとき、私はわりとポスカを購入するようになりました。図録でかいし高いし、ってなっちゃうんですが、ポスカならお手頃サイズでお手頃価格。特に気に入ったポスカをArt collectionと題してポスカホルダーにファイルしています。今のところ一番のお気に入りはダリのアリス挿絵です。

ここは本格的に自分語りなんですけど、私はアカデミックなことにものすごくものすごーく憧れがあります。学者を目指していた時期もありますし(結局学部中退)学芸員という仕事に憧れはまだ持っていたり。そして同時にモノづくりをしている(つもり)の人でもあります。二次とはいえカキモノガシガシやってますしね。

だから、グッズをつくる際のこだわりとか、グッズを作る意味とか意義とか、そのグッズがどんな人に求められているのかとか、そういうことがインタビューページで語られていたこの本はすっごくすっごく面白かったです。とくに大阪市立自然史博物館のページ!! いろんな面白かわいいグッズの写真も目に楽しかったですけど、モノづくりの芯のところが読めるのはやっぱりとても興味深かったです。いいな! 楽しそうだな! なんて、もちろん楽しいばかりではないんでしょうけど思っちゃいました。オススメです。

ジェネリックうな丼を食べた

まあうな次郎といううなぎのかば焼きを模した練り物です。

公式サイト見に行ったらへんなの見つけた

去年の土用丑の日に話題になってたんですけど行動範囲では見つからず。昨日イオンに買い物行ったら見つけたので購入してみました。2百円だったか3百円だったかそのくらい?(覚えてない)

500Wの電子レンジで1分。簡単調理ですね。どんぶりに白ごはんを盛ってその上に乗せてたれと山椒をかけて、ジェネリックうな丼完成です。

パッケージからどんぶりに移すときにちょっと崩れちゃったんですが、崩れ方が皮を残してべろんと剥げる感じでうなぎっぽい! と思いました。

お味と食感は、ちょおっと柔らかすぎる気もしますが、うなぎだと思えばウナギ、かなあ……? ただ、美味しいです。私は好きな味。うなぎだと思って食べると違和感はありますが、ディストピア世界のディストピアうな丼だと思えばめっちゃ興奮します。アリです。

種の保存とか意識高いことはよくわかんないですけど、普通にお財布にやさしいですし私はこれでいいかなーとか。おもてなしには使いにくいかなー、おもてなしする予定ないですけども。

ところで

やげあかアクスタを作った話はしましたっけ? してない気がする。まあ作ったんですよ。可愛くてお気に入りです。

あと、結局次の同人誌は3冊同時入稿を試みようと思います。昨日、今ある分の原稿をざっとひな形に流し込んだんですけど、結構書いてますね、私。えちえち一人アンソロに乗せる分がちょおっと足りないかな、といった程度。こおり本丸本はもともと書き足さないといけない部分が多いので……がんばる……。