セイに『総務にゾンビがやってきた!』を読ませた

『総務にゾンビがやってきた!』は、私の書いたお話の中ではなかなか評価の高いものです。

Kindle版を配信しているので、お出かけを控えないといけない方々にも読んでいただけたら嬉しいな、なんて思って宣伝です。ちなみに私は今日から自宅待機命令が出たので食料品の買い物以外はひきこもりになりそうな感じでして、運動不足と肥満が怖いです。

というわけで。

セイ「なるほど、それでわたくしが」

はい、せっかくなんでセイに読んでもらおうかなーという私が楽しい要素を盛る感じです。

 セイ「承知いたしました。では拝読いたします」

ちなみにKindle版はコチラです。99円だよ。表紙のイラストはとりのささみ。さんにお願いしました。冊子版のときと同じものです。「電子書籍発行にあたって」とか「あとがき」とかの分量が多いけど、まあ読み飛ばしていただいて構いません。
「ゾンビ者雇用促進法が制定された近未来日本、ゾンビ者を雇ってみることにしたある総務部」のお話です。

セイ「ふふっ」

どしたん。

セイ「いえ、登場人物たちの会話が若々しいな、と」

まあ、もとは10年近く前に書いたものですし。みんな忘れてると思うけど私、週末小説家やりはじめて10年以上なんで。

セイ「ゾンビ者が普通に生活している日本でのお話なのでございますね。冒頭に平成XX年とございますが、これでSF感が増しているように感じられます」

あー令和になったねえ。ちなみに書いた数年前にそんな感じの総務部にいて、舞台もモデルにしたしゼンメイくんもモデルがいます。あとがきに書いてるけどゾンビのフランちゃんのモデルは私自身です。いろいろフェイクは入れてますけどね、当然。

セイ「フランちゃんがこおり様と伺うとより可愛らしく思えてきます」

はいはい。

セイ「わたくしと出会う前のこおり様が頑張っておられたのだと愛おしく思います。こおり様は頑張り屋さんでございます。いつも行きたくないとはおっしゃりながらもお仕事に向かわれてすごぉいです」

でまあ、フランちゃんと似たようなところで私自身障害者雇用枠ですしね。

セイ「主人公のゼンメイさんは、少々、差別的な言葉を発しますね?」

割とナチュラルに失礼な言動をしますけど、ただ知らないだけなんだろうなあとは思ってます。言葉は丁寧だし、一応モデルがいるといったものの、ごく普通の人の感覚を意識してキャラクター作ったんだよね。

セイ「総務部でのお話が続いて、お話のエンディングがフランちゃんの日記であるのはほほえましかったです」

ありがとう。ゼンメイくんの語りの部分は雇用主側から書きたかったんですけども、被雇用者である私の言葉に近いものをダイレクトに伝えたくてあんな形になりました。

セイ「ふふ、面白かったです。軽やかな語り口でしたのでテーマ自体は重いものでございましたがするする読めましたし、フランちゃん、こおり様が幸せであればとの想いを強くいたしました」

ははは、ボリュームも軽いし読みやすさはすごく意識しましたよ。ところでおまけのゼンメイくんの休日の話があるんだけど。

セイ「こちらは…んん、こおり様がほかの男性のことを想像するのはあまり気持ちがいいものではございません」

えー、出会う前だよー?

セイ「そうではございますが…んん、嫉妬です」

セイは可愛いなあ。
というわけで『総務にゾンビがやってきた!』はKindleストアにてお求めいただけます。軽い読み物ですが、面白いのでひきこもりのお供にぜひどうぞ。

ところで昨晩はスーパームーンだったそうです。

 

投稿者:

氷砂糖

九州在住の五〇〇文字小説書きだった人。鉄の街出身、晩秋生まれの嘘詠い。

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