#学生文芸展 先読み会行ってきた

というわけで天神の赤煉瓦文化館で開催されていたちょこっと文芸福岡学生文芸展先読み会に行ってきました。

前を通りかかったことは数度あるのですが、中に入ったのは初めてでした。あんまり広くはないけど、こちらによると明治時代の建築物とのこと。雰囲気のある面白い建物でした。幕末刀をお伴機能で呼び出したかったです。(スマホのとうらぶはアプデしてなかったので通信料の関係で断念)

天井高い。

さてさて学生文芸展ですが今回は2校3団体のみ。やっぱり禍で活動できてないのかなー大学も休みになってたもんねーみたいな会話が発生しました。ただ、3団体だけだったので各1冊ずつ読んだのですが、全部読めるってのは良かったのかもしれません。

今回は感想カードが紙だけじゃなくて、グーグルフォームを利用したウェブ版もあり、悪筆&漢字が書けない私はスマホを取りだしてQRコードからアクセスしました。感想、私の場合はもらえると有頂天になってやる気出るしモリモリ新作を生やしてしまうんですが、手書きと電子とだったらどっちが嬉しいものなんでしょうかねえ。消えちゃうのは寂しいので、たとえばTwitterのDMとかだといなくなってしまったアカウントさんからもらった感想を思い出したりするんですけど、手元に来て自分で保管できるなら物理でも電子でも嬉しいな。私は、ですけど。

ところで今日は例の着物ジャケットをリョーユーパンTシャツの上に羽織るというトンチキコーデでお邪魔したんですけど、着物ジャケットが七歩さんにウケ、Tシャツがのあさんにウケたので私は大変満足です。

ちょこっと文芸福岡、本番までおよそ1ヶ月。問題なく開催されてほしいです。

市博「家康展」と福岡タワーに行った

特別展「徳川家康と歴代将軍」と企画展「天下取りと黒田孝高」を観に福岡市博物館に行ってきました。昨日、仕事を休んで。

わざわざ仕事まで休んだのはとうらぶコラボで混むだろうなあと思ったからです。とはいえ私もとうらぶコラボが無かったら気にしてなかったと思われる展示なので、仕事さぼれてラッキー☆ というダメ社会人です。

写真べたべた貼り付けるのでページを送ります。

Celes推し活で推しの香水を選んでもらった

以前の記事でもちらりと触れていましたが、Celes推し活というサービスで推しの香水を選んでもらいました。約500種類の中からスタイリストの方が選んでくれるそうです。6月いっぱいの限定サービスだったのですが、人気で常設サービスとなったようですよ。

500文字を超える怪文書を送りつけて、選んでもらったのは「ラルチザンパフューム ミュール エ ムスク エクストリーム」。その怪文書作成の熱量で小説書いてほしい。切に。

調香タイプ/フルーティームスキー
ヘッドノート/ベルガモット、カシスのつぼみ、オレンジブロッサムリーフ
ハートノート/ブラックベリー、レッドベリー
ベースノート/ムスク、パチュリ、オークモス
調香し/ジャン=ルイ・シュザック

OL香り総研

公式サイトから引こうかと思ったんですけど、セキュリティの問題があってアクセスできませんみたいなこと言われたので孫引きです。

封筒を開けた瞬間から果実系の甘酸っぱい香りと化粧品っぽい香りがしました。ムエットにシュッとするとぶわっと広がるベリーの瑞々しく甘酸っぱい香り。でも悪い意味での若さではなくてなんとなく落ち着いた感じも。そしてそれらと一緒に香る上品なムスク。

こおりさんの情緒、無事死亡。

怪文書をとにかく「美形」で「色気」がすごくて「穏やか」。とかいう文言で〆たんですけど、いや……これ、大正解じゃありません……? とりあえずムスクは入るだろうなとは思っていましたけども……。

肌にもシュッとしてみたんですけど、時間が経つとベリーよりもムスクの主張が強くなって、なんというか、ぐっと距離感が縮まる感じというか。っていうか体温でベリーがより甘く感じる! やばい!!

法的に大丈夫なん?

これ、ついったーで眺めてたら心配してる方を見かけたし、私もちょっと気になったので触れておきます。なお、法律関係はほぼ素人です。

公式でフレグランスが出ているキャラだと限りなく黒かなあとか、公式にある説明をそのまま送ったら黒寄りだなあとか、そういうことを考えながら到着を待っていました。対して、自己解釈が大半の依頼文だったなら二次創作本を印刷所に出す感じが近いかも、とか。まあどっちにしろ濃淡はあれどグレーかなあ……。識者もとむ。

率直な感想

面白いのでみんなやればいいと思うよ。以下怪文書。950歳の刀の付喪神。刀は国宝の太刀。すらりとした長身、細身のお兄さんの姿。アダルトな色気がすごい美形。顔がいい。顔がいいことの自覚はあるが本人的にはどうでもいい。知的でスマートな印象。穏やかで優しく、声を荒げることはほとんどない。稀にふと憂いを帯びた目をすることがある。他人にその素振りは見せないが、どちらかといえば自己評価低めで自分にあまり自信がないタイプ。「やる気ない」が口癖だが、言われたことはきちんとこなすし基本的に真面目。やるときはやる。気も利くし結構世話焼き。苦労性かもしれない。だらしない装いで雰囲気もそうなので遊び人と思われがちだが、いいおうちの箱入り坊ちゃん育ちなので実は品がいい。物腰が丁寧。顔がいいし色気もすごいのでその気になれば簡単に女性を落とせそうだけれど、本人にその気はないし、いざ恋をしたら一途で奥手。筋の通らないことが嫌い。わりと寂しがり屋、でも恥ずかしがり屋。本人はポーカーフェイスを保てていると思っている。言いたいことをなかなか素直にはいえないたち。笑いのセンスはあまりない。夜の川沿いが似合う。デートでバーに行くのも似合うけれど、お酒はどちらかといえば弱い。お洒落で度数の低いカクテルをよく知っているはず。人間だったら夏休みの宿題は早いうちに全部終わらせてあとはずっとごろごろしていたタイプだと思う。とにかく「美形」で「色気」がすごくて「穏やか」。

初めて修行呼び戻し鳩を買った

明石国行@とうらぶでの最推しが極のすがたになりました。

その直前に「にっかり青江単騎出陣」のLIVE配信を観てしまったのでね、バフ盛られ過ぎました。

修行呼び戻し鳩は「たぶん4日も明石さん居ないのに耐えられんな」と先に購入。18日に帰宅してわりとすぐにとうらぶを起動して(基本的には家でしかプレイしません)明石さんが修行に行きたいみたいだったので出して即鳩。一瞬だけ近侍にしていたのは薬研さんでした。

極実装でいろいろ頭のいい考察がTwitterのタイムラインに流れてきて、私は頭が悪いなあとへこみましたし実のところまだへこんでますが、私は私の明石国行を愛でます。たぶんとうらぶの楽しみ方としてはその方が楽しいんだと思う。

うん、明石さん、「強く」なったね。主はほっとしています。

舞台尽くしの一日

20時からの舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士、再ライブ配信を観ました。

ひろちか様に圧倒されました。ネタバレはしません。しませんが、ついったーで流れてきた「これだけ単品で観られる」「シリアスとコメディとドラマと殺陣が全部盛り」は確かにその通りでした。明日というか明けて今日の20時からも再ライブ配信あります。私は観ないと思いますが……0時近くまで観劇したら寝付き悪くなっちゃう……。

今日というか明けたから昨日なんですが、朝早くからラスト虚伝初演もキめておきました。みっただ脚長いし、おはげの宴笑うし、殺陣はもちろん抜群にかっこいいし、半額キャンペーンありがたや、という感じです。

午前中にたまたまこのツイートを見かけたので、観てみました。舞台「憂国のモリアーティ」、原作知らないんですけど、シャーロックホームズ役が刀ステの薬研藤四郎役、北村諒さんだと書いてあったので興味がわきました。だってこれ見てください。

この北村さん(右)、ビジュアルがめちゃくちゃ好みなんですよ!!!!!!!!

モリステ、とても面白かったです。原作知らないんですけど、配信始まる前にざっとwikipediaに目を通しました。なるほどなるほど、これはなかなか面白い題材だなあと。モリアーティ教授、ある種自己犠牲的というか、正しい意味での確信犯だなあと大変滾りました。ミステリの中では頭脳戦にぐっと惹かれるたちなので、アイリーンとシャーロックのやり取りはグッときましたね。頭脳戦らぶ。頭のいい美人がすきです。あとモリアーティパートのシリアス詰めとシャーロックパートのコメディ押しの温度差で風邪ひくかと思った。

で、きたむシャーロックがもう、何から何まで好み過ぎて困りました。っていうかきたむさん、うすうす感づいてましたけど、お顔がとても私好みのやんちゃ系インテリ美形をしていらっしゃいますね?(今更)そういえば无伝の薬研藤四郎ブロマイド買ったんですよね……シンプルに顔がいい……。

いや……おうちで観劇できるのやばいですね……今、ぼおなす的なものが出た直後でちょっとだけ懐に余裕があるんですけど、この調子で配信買ったりDVD買ったりなんだりしていたら破産してしまう。だれかたすけて。

割れ窓屋さんの近侍リング
箱庭EDENさんの近侍とつながる指輪

上2つの指輪がここ最近の指輪プチマイブームのきっかけでした。どちらも明石さんモチーフなんですが、切に痩せようと思いました。割れ窓屋さんのほうのを一度会社まで付けていったのですが、危うく呪われた装備(外せない)になるところでした。写真では小指に付けてるんですけど会社には薬指に付けていったのでした。小指だとなー落としそうだなー。

こおり的刀ミュおすすめ作品

というわけで#刀ミュのアーカイブ配信が半額なので推し作品プレゼンするというタグが流れていたのにお便乗です。

おすすめはずばり『三百年の子守歌2019』

去年の一挙無料配信から刀ミュを見るようになったんですが、私が沼入りしたきっかけの作品です。一挙は初演だったか再演の2019だったかは覚えてないんですけど(おい)、DVD持ってて繰り返し見てるのは2019なのでこれ。

円盤告知動画なのでほんのりネタバレ&特典映像は配信にはナシ

出陣刀剣男士は、石切丸・にっかり青江・千子村正・蜻蛉切・物吉貞宗・大倶利伽羅の6振り。時間遡行軍の攻撃によって親や家臣を失い残された徳川家康(赤ん坊)を、刀剣男士たちが家臣に成り代わり育てる、というお話です。

オススメポイント

まずね、キャストさんたちの歌唱力が高い。特にすごいのが蜻蛉切役のspiさんなんですが、この歌声はぜひ聴いてほしいです。

ストーリーもね、わかりやすいです。石切丸が手記を綴るために出陣を振り返る、という形にしてあるので語り部的に石切丸が随所で説明を入れていきます。ナレーション的な? で、この語りが「石切丸視点」であることもポイントです。石切丸、この作品ではほぼ主人公なんですが、悩んだり葛藤したりするのがすごく心にキます。

ちなみになんですが、私が石切丸さまを推すようになったのはこの作品の石切丸の影響です。というかこれでミュ石切丸さまに落ちました。私のミュ本丸最推しはミュ石切丸さまで、次点がミュ明石国行。この作品はミュ明石国行が出陣する『葵咲本紀』の前段階となるお話なので、ミュ明石国行を見てみたいひともぜひこの『三百年の子守歌』を観ましょう。

人間がいっぱい死にます。そりゃ戦国時代ですからね、人死には当たり前な時代ではあるんですけどね、セリフのある人物が死ぬのは重くて、そしてそこからしか得られないカタルシスがあります。

あとね! 2部! 「響きあって」という曲のイントロが私はとてもとても大好きなのでぜひ聴いてほしい……! 前述のとおり歌唱力のあるキャストさんたちなので満足度が高いです。

というわけで、50%offで刀ミュに手を出してみようかなって方にはこの『三百年の子守歌2019』をオススメしておきます。セール期間は5/11の13:00までだそうです。

ちなみに私は『真剣乱舞祭2018』のアーカイブをこのセールで購入しまして、さっきまで観ていました。

刀ステアーカイブも50%offらしい

というわけで一挙配信のときに観られなかった『虚伝 燃ゆる本能寺(初演)』のアーカイブを購入しました。で、昼からさっそく観たのですが、え……北村薬研さんめちゃくちゃかっこよくない……? とちょっと動揺しております。いや、内番着のね、白衣に眼鏡姿がね、インテリな雰囲気の美人でですね……? あと、噂に聞く「おはぎの宴」。大変笑いました。あれは笑う。真の鬼はいち兄だ。

どくヤン!に便乗して読書の話

読書ヤンキー、略してどくヤンなギャグマンガです。全3巻。谷津矢車先生の読書ツイートから気になって読んでみました。そこそこ本を読む人ならげらげら笑いながら読めるタイプのギャグだと思います。どうしてもヤンキーマンガでもあるんで絵のタッチがそんな感じですが、絵に拒否感がなければおすすめです。

ギャグマンガはどちらかというとシュールで静かなものの方が疲れなくて好んでいるんですが、これはどちらかと言えば力技。1話ごとに出てきた書籍の情報やミニ後書き?みたいなのも挟んであって楽しく読みました。

で、便乗して私の読書の話をするわけなんですよ。こっちが本番だ、覚悟しな。

iPadを手に入れてからは、気になった本はKindleで電子書籍を買って、気に入った本は紙でも手に入れる、というスタイルになっています。だって、福岡って発売日に入荷しないんだもん……作家さんみんな初動が初動がっておっしゃるけど発売日に入荷しないんだもん……。

でもまあ電子書籍は楽ですね。バス乗らないと書店らしい書店にたどり着かないんですが、電子書籍なら真夜中にツイッターで気になった本もポチっと買えちゃう。それに場所取らない、かさばらない。雑誌なんかはKindle版があったらできるだけKindleで買いたい感じです。あとたまにありえんレベルのセールしてるんでそれでデジタル積読が増えたりもしてます。

私自身の読書遍歴と言えば、保育所の絵本を全部読破したり、小学校の図書館の子供向けミステリを順番にずらっと読んでみたり、父上の蔵書から浅見光彦シリーズ読んでみたり、お小遣を折原みとにつぎ込んだり、かと思えばスレイヤーズとか魔術士オーフェンにはまってみたり、高校では図書室で現代文学と出逢って江國香織、村上春樹、姫野カオルコにドはまりしたりしていたんですが、大学入学後に頭の病気をしてからめっきり本が読めなくなりました。

入院中に何とか読めたのが「動物のお医者さん」と「黄色いドゥカと彼女の手」。ここから特に静かな雰囲気のお話を好むようになったかなあという気はします。

病気の方は歳を重ねて少しずつ落ち着いてきたようで、いくらか本も読めないことはない感じではあるんですが、今度は老眼がですね……。

去年から読書記録的なブクログを始めてます。いや、年末によかった物をまとめてるんですけどいつ読んだかわかんなくなっちゃって。最近はマンガが中心ですね。文章量が少ないので頭が疲れないというか。まあ絵柄によっては疲れるものもあるんですが、そのあたりは気分によって。

今現在で好きな作家は、小川洋子、原田宗典、谷津矢車、江國香織、村上春樹、森山絵凪、よしながふみ、あたりでしょうか。当然というかなんというか、どの作家も著作全部読んでるわけじゃないです。どの作家も基本的には静かな作風で、その静かな中に狂気が潜んでる、みたいなところが共通点かな、なんて思います。

ジャンルで言えば純文学読みなのかな、という感じではあるんですが、今、純文学っていうジャンルが息してるのかどうかはわかんないです。あと、好きな作家で挙げてなくてもSFとかミステリとか、わりと雑食な感じで読んでますね。ホラー以外はわりとなんでもとりあえず口に入れてみたりします。もぐもぐ。合わなかったら吐き出せばいいんだよ。

ところで「どくヤン!」3巻の毘武輪凰高校伝説のタイマン方法「毘武輪凰罵倒流(ビブリオバトル)」で思い出してラーメンズの読書対決のコントを久々に見たんですけどやっぱりラーメンズ面白いですね。

今だから宣伝しよう「籠解放会」の電子書籍

今だからっていうのは、例のJRに車椅子で乗れなかったというニュースなんですが、若干機を逃した気がしないこともない。

さてさて、私、氷砂糖は電子書籍レーベルを2つ持っております。一つは「魚と飴ブックス」という超短篇や純文学のレーベル。もう一つが「籠解放会」というマイノリティに焦点を当てたゆるSF/ゆるファンタジーレーベルです。

「籠解放会」レーベルの物語は、私自身が手帳を持っている精神障害者であり、女性である視点から書いたものです。「作者が出張りすぎ」という評をいただいたこともあり、それはそれでなかなか落ち込みましたが、おおむね好評で、冊子版は少部数発行ではありますが完売いたしました。その節はありがとうございました。

では宣伝と参りましょう!(どういう振りだ)

近未来の日本。数年前にゾンビウイルスが流行し、人口の0.8%が死んでいながらも生活するゾンビ者となっている。政府は「ゾンビ者雇用促進法」を制定し、ゾンビ者たちは社会に飛び立とうとしている。ゾンビ者を雇用することになったある会社、総務部のお話。ゾンビが出てきますがホラーというよりほのぼのなお仕事小説です。

これは私が初めて働いたときに出会ったできごとなどをフィクションを交えながら綴ったゆるSF小説です。前書きと後書きの方が長いのは気にしてはいけない。言うまでもなくゾンビは障害者雇用枠の精神障害者で、世知辛い世の中でなんとかお仕事を頑張るゾンビ者の女の子を皆さん応援してくださいました。感想集はこちら→ min.t

すこしふしぎなほんのちょっと未来。「私」の体験レポートを1冊の本にまとめました。
さらっとファンタジー要素も入りつつ、一応サイエンスフィクション。小さな幸運(スモールフォーチュン)のあるすこしふしぎな生活記録。そんな連作掌編集。
SFな未来での生活記録。これぞ「生活密着SF」!

どちらかと言えばエンタメを意識したのでファンタジー要素多めなんですが、いろんな背景を持つ登場人物(人物?)がたくさん出てくるゆるSFです。最後の種明かしで再読したくなったというお声もいただきました。ありがたい限りです。取り上げているものは私が問題意識を抱えているものに偏っている自覚はあるのですが、ちゃんとお話として面白いものに仕上がっていると思います。感想集はこちら→ min.t

魔法大国の王子様(13歳)と男装竜騎士姫(獣医)の恋物語。
魔法大国のアレク王子は十三歳。訪れた小国で竜騎士の神事を観戦した王子は、その闘技に魅せられてしまいます。竜騎士団本部にて、黒の竜騎士役だったルビーに出会って即日求婚する王子。王子の国では十四歳から大人として認めてもらうことが可能です。まだ子供だと相手にしていなかったルビーですが、王子が留学してきて……?

これはSF要素もないこともないんですがどちらかといえばゆるファンタジーかな。仕事、恋、結婚、女性の生き方について焦点を当てて書いたものです。といえば聞こえはいいのですが、だいぶ好きな要素(年下攻めとか)を詰め込んだので少女小説風でもありますし、エンタメ要素が強いです。甘々だし。ただ、女性受けはよかったです(なるほど)。感想集はこちら→ min.t

とか宣伝したものの

もともとお値段見てもらって分かる通りお小遣い稼ぎにもならないんですけど、やっぱり自分の書いたものが広く読まれると嬉しいんですよね。イベントに出なくなって初見さんにどうぞ!っていう機会はぐんと減ってしまったわけですし。イベント出てるときも委託参加しかしたことないから自分の本を手に取ってもらう瞬間を見たことはないんですけども。

作家氷砂糖の能力の限界については前に書いたことがあるので省略するとして、私自身、私の書いたお話に世界を変える力なんてないと思ってるんですよ。私の文章はどうも水みたいで残らないものらしいですし。でもまあ、こんなお話を書いて、かつて現状にあらがった作家がいたんだよ、と気に留めてもらえたらありがたく思います。

さてさてちょっと近況でも語っとく?

『引っ越し大名』をアマプラで観ました。御手杵大活躍! っていうか及川光博さん出てるの知らなくて冒頭でびっくりしました。味のあるいい役でしたねえ。そもそもアマプラで検索しているときに主演が星野源さんだと知ったので前知識ほぼ0でした。面白かったです。

谷津先生のツイートから面白そうだなと『どくヤン!』を1-3巻買いました。全3巻みたい? 読書蘊蓄をベースとしたギャグマンガです。月曜日が健康診断だったので1日休みを取っていて、健診終わってからカフェで朝ごはん食べつつ休憩してる間にiPadで2巻まで読みました。面白いですよ。どくヤン、すなわち読書ヤンキーなので絵柄がヤンキー漫画っぽいけど、それに抵抗がなければぜひ。

この記事で書いた本が納品されたんですが、その話はまた……明日くらい? のエントリで書こうと思います。

「難解=高尚」の図式にはNOと言いたいが

最初にこのネタでブログ書こうかと思ってたときの怒りは落ち着いたので、なんか適当に楽しげな日記でも書こうと思っていたのですが、似たような図式の情報がザクザク元超短篇作家氷砂糖ことワタクシを刺してきたので恨み言を綴ろうと思います。

最初に宣言しておきますが、現在公演中のミュージカル刀剣乱舞「東京心覚」のネタバレに触れると思います。一応反転にするつもりですが、徹夜テンションで書き綴る(そしておそらく見直さない)のでネタバレ怖い人は引き返してください。

さてさて、私は元超短篇作家です。そう名乗るのは超短篇ムーブメントの中心サイトである「超短篇・500文字の心臓」にかなり長いこと出入りしていたからなんですが、まあ離れて2年くらいになりますかねえ。

超短篇の定義は「独特の読後感を持ったとても短い小説」「おおよそ500文字以内」、あいまいですね。あいまいさを許容する懐の広いところもコミュニティの特徴ではあったのですが(過去形なのは現状を知らないからです。今もそうなのかな)、まあそこに出入りしていたころの思い出話です。

初めのころ、私はわりと「わかりやすすぎる」という評をもらいがちでした。そして評価されていたのは、なんだかどうにも感想を言語化しづらい感じのつかみどころのない作品。なんでこの作品がこんなに評価されるんだろう? とりあえず私には書けないものだなあ、と思っていました。500文字の心臓は場こそワールドワイドにオープンなサイトですが、参加者は選評の努力義務があるので参加者はセミクローズドな感じでした。記名の評が読めるという特徴があるので長くいると顔なじみというか名前なじみな参加者になっていき、参加者それぞれの好みの傾向がわかります。傾向と対策が打ちやすくなりますね。他に全無視されてもタゲったひとに刺さればおっけぃ、みたいな楽しみ方もできます。

全体の傾向として、1ネタものはチープなものとして扱われがちでした。例外はもちろんありますが、あくまで傾向として。500文字以内で1ネタだとチープ。情報量が少なすぎるという判断、と言い換えたらさすがに雑かもしれません。ただまあ、ダブルミーニング、トリプルミーニングなどに圧縮したものは技術が褒められますし、特徴ある文体を使いこなしたものは筆力を褒められる場でもありました。そして同レベルの良作ならより短い方を評価する、という暗黙の了解みたいなものも共有されていたように思います。

わかりにくい、難解な作品は「内容を読み切れないから評価する」「わからないから評価する」という評が付いていることがありました。再読に耐えうる、という点での評価だと思っていましたが、どうなのかなという思いも今はあります。

なんか書きたいものと逸れてきたどうしよう。

とりあえず氷砂糖作品の話をすると、氷砂糖の作品傾向として「起承転結がわりときっちり」「文章が平易」くらいが挙げられますかね。アイデアはたいしたことなかったです。これは断言できる。なにしろ出入りしていた他の参加者に比べて圧倒的に読書量(≒インプット量)が少なかったですから。インプットがそのままアウトプットに反映されるわけではありませんが、さすがに相関関係はあります。私は人にばかにされることがすごく嫌いで、わかる範囲のことを丁寧に丁寧に、という手を使っていました。とはいえ、長く書いていると手の抜き方もわかりますし、参加者の評価傾向も予想できないこともないので「お行儀のいい作品」ばかりを作っていました。そしてそれはそれなりに高評価でした。

ここをぼかせばいいな、とか。ここをあえて書かなくすればいいな、とか。ここは意味深なこの単語を入れてみよう、とか。ここで視点を切り替えたらあの人が反応するな、とか。そういう小手先の技術。私が少し細かく描写を入れると「読者をもっと信頼してほしい」という評が付き、私には描写の技術がないと判断して、文体はとにかく可読性を上げることに振り切りました。500文字の心臓にだけいる間は良かったのです。私はコミュニケーションの手段として書くことを選択したので。評の付け合いはじゃれ合っているような感じで楽しかったです。外に出るまでは。

Twitterを多くの人が使うようになり、文芸でもweb企画なんてものが増えてきました。500文字の心臓以外で文芸をやっている方々と交流するようになり、それは大海。まあ当然と言えば当然ですが、500文字の心臓は井戸でした。良くも悪くも。世の中にはいろんな人がいます。知識として知ってはいましたが、実感しました。

わかりやすすぎると評された私の文章は難しいと言われることがありました。

まあそれだけっちゃそれだけなんですが。何が言いたいかというと万人受けは無理って話です。そこに行き着くまで長いよ……。私はモノカキなので文章の話をしますが、読み手が狭いうちはそこの反応が予想しやすいです。反応が予想しやすいからより深く刺さるように手を打つことができます。広い場に出した場合。そこにはいろんな人がいます。ターゲットをとにかく広く、という方針ならとにかくお手軽・簡単を前面に押し出すのが有効でしょう。ただし、ただ広がった読み手はそのままではリピーターにはなりません。お手軽・簡単なものはコア層からは物足りないという評価を受けがちですし、リピーターになりやすいコア層からそっぽを向かれると先細りです。

ある程度読まれたい層をターゲットとして定めて、そこに刺さるようにする。生存戦略として真っ当ですね。

まあ営業というかアピールが巧くていろんな層に働きかけるタイプもいるんですけど、それはそれで別の技術が必要なんで割愛しますね。とりあえず私にその能力はない。そもそも営業が嫌でイベント撤退したんだ。

なんかもう東京心覚の話をせずに片付きそうな気がしてきましたが、ここまで読んだ方にはお礼というかご褒美的にちゃんと書いておくべきでしょうか。(ブログは思いつくことを思いつくままに一発書きしています)

東京心覚ネタバレここから

ストーリーそのものはそんなに難しいことはやってないと感じてます。男士が8振りいるので枝葉の部分をしっかり描いてあり、それで幹が見えにくくなっている、くらいかな。演出として現代演劇の手法を使っている(派手なプロジェクションマッピングや、時系列通りに進んでいないこと、比喩暗喩象徴的なセットや小道具、他いろいろ)ことで、今までの刀ミュとは印象が違う(わりと多くの刀ミュ履修者にとって見慣れていない)からストーリーが追いにくかった、という感じだったのかなあという印象です。謎は謎としてありますよ。新たに提示された謎も含め、わっかんねーことだらけです。でも、わからないことをわからないまま受け止める、というのは(確かにストレスのかかることではあるんですが)一つの楽しみ方だと思っています。「難解=高尚」という図式自体はくそくらえの立場ですが、全部理解することを善とするのはちょっとばかり傲慢じゃないでしょうか、なんて思ったりするのです。

東京心覚ネタバレここまで

ネタバレなしの東京心覚の感想なんですが、光世が光世でした。圧倒的光世(?)。あと光世のガワの人(フォローした)がとてもお茶目で応援したくなりました。

DMMで初日のアーカイブ配信があるそうなので、迷ってるなら観たほうがいいんじゃないかなーって思います。アーカイブのお値段知りませんけど、少なくとも初日ライブ配信は光世だけでお値段以上だったと私は感じました。わたし別に光世推しなわけでもないのに。

もちが来た

いわゆるもちマスというやつです。薬研さんと明石さん。思っていたよりも小さかった。真ん中のクリーム大福はスーパーに寄ったときに催事場に出ていたお店で買った紅芋のクリーム大福です。甘い芋餡にクリームが少し塩気があって大変美味しくいただきました。

同時進行で2冊作ってます

やげあか本はもともと作っていたんですけど、2種同梱にしてもらったら送料が浮くな? と気付いてしまったので、お正月に配信していた「刀剣男子に食べられる審神者」を冊子版にしようかなと。どちらもごく少部数なんですが、小銭ができたからどうせなら明石さんの国宝指定記念日(3/31)を発行日にしようか……と考えたものの、明日から3月なので締め切りまでの余裕がなさ過ぎて諦めました。焦るとろくなことやらんのじゃ。

やげあか本は結局100ページ超えました。文庫サイズですが。もうね、歳なんでね、字が大きめです。小さくすると私が読めない。恋愛未満のふたりから、そういう関係になったあと、番外編的に吸血鬼パロなどを収録しています。全年齢です。年齢指定つけちゃうといつもお世話になっている素材サイトさんの素材が使えなくなるので。

食べられる本の方は、今のところ20ページくらいなんですけど、せっかく本の形にするんだし、もう1-2作くらい収録用のお話を書いておきたいところです。1つはネタがあるんだけど、今日中に書いて出したいなあ。書き下ろしは心情的にしません。書いたら(少なくとも初稿は)公開します。

ラスト壽をキめました

壽乱舞音曲祭の振り返り配信を2/20に買っていたので昨日はラスト壽していました。1/20ソワレ、手合わせが三日月宗近と明石国行の回です。いやー不穏。滾りますね。ディレイ配信もあった大千穐楽も手合わせに三日月がいたわけですが、対蜂須賀虎徹のニコニコ楽しそうな顔とは全く違うんですよ、三日月の表情。殺陣も両者鋭い。ミュ明石の殺陣はひらりひらりと舞うような印象があるんですけど、初めは刀を抜かずにひょいひょいとかわして、抜刀してからは逆手に持ったりとかして、三日月は「刀剣らしからぬ戦い方をする」って言ってましたけど確かに武士らしい戦い方ではないなあと。あと、刀を使わない、体術で切り抜ける、みたいなところがあるなあとか思ったりしました。思い返せば葵咲本紀でも結城秀康に指クイしてたときは納刀してましたよね。あれは……刀として働きたくないから? わからぬ。不穏なのだけはわかる。もし刀ミュで折れる刀剣男子がいるとしたら三日月宗近か明石国行なんじゃないかなとか思ったりもするんですけども、1部で折れてしまったら2部で歌って踊れませんからね!! 折れないでね!! いつか三日月と明石が同部隊で出陣する日が今から恐ろしいです。

そんなこんなで

とりあえず東京心覚の初日のライブ配信を観るつもりにしています。おげんこがんばる。