刀剣乱舞無双、クリアしました

土曜日にワクチン打ったら24時間後に最高38.3℃の熱が出てしんどかったです。そんなわけで昨日は解熱剤飲んで寝てたら一日が終わりました。夜中からごそごそととうらぶ無双をプレイ、クリアしました。熱は下がったよ。

ストーリー的なネタバレとか考察とかは、とりあえず今はブログでやるつもりはなくて、伏せ太に流してます。興味あったら読んでみてね。叫んでるだけだけど。

ゲームという媒体の強さ

もう10年くらい前の話になるんですが、わりと仲良くしていた一次の同人作家さんで作品を小説ではなくノベルゲームという媒体にして頒布している方がいらっしゃったんですね。もともとそれなりの人気サークルだったらしいので毎回完売御礼だったらしく(パケ詰め大変そうでした)。

で、私も久々にゲームをやってみてゲームという媒体は強いなあと思ったわけなんです。

ながらプレイが前提のスマホゲーとかソシャゲとかはまた別なんでしょうけど、ゲームってプレイしている間は他の事なんにもできないんですよ。手は操作に使うし、目は画面を追わないといけないし、どう攻略したらいいのか頭も使う。つまりプレイしている間はゲームにどっぷりってわけです。これは私が強さと考えるのと同時に弱さでもあって、スキマ時間しか作れない人にとってはプレイがしづらい。積みゲーになったり買わなかったり、ってことになるんだと思います。

で、幸いにも私にはプレイができて、クリアまで(攻略サイトはちょっと見たけど)自力でクリアまで辿り着いた。総プレイ時間が現在のところ25時間。のんびりプレイしていました。25時間どっぷりゲームに触れていたわけです。ちなみに「現在のところ」としたのは真エンドがあるらしく、そこにはまだ辿り着いていません。

以前何かで読んだのですが、愛着というものは接していた時間の長さに比例するらしく、質よりも量に依るのだそうです。25時間。普段の生活でそんなに長い時間触れるものってそんなにないわけですよ。普通の厚さの文庫本ならせいぜい3時間(すみません遅読です)あれば読み終えますし、ハマっているミュージカルだって1公演は3時間。好きなものは繰り返し接するから愛着が増しては行きますが、1周で25時間、せっかちで飽きっぽい私にはなかなか珍しい経験でした。

で、思ったんですけど、そんな「せっかちで飽きっぽい」人にも25時間プレイさせる技術のすごさですよね。とうらぶ無双だとひとつのマップが小さい(=区切りが早い)とか、区切りごとにミニゲームで息抜きができるようになっていたり、本丸に男士を配置するだけでレベルが上がることで躓きもしにくくなっている。まあ攻略サイト見るくらいには詰まったところはあるんですが(潜入ミッション苦手!!みつかる!!)、ほぼ自力でクリアまで持って行けましたし、そこまでにある躓きそうなところにはちゃんと前以てケアが行き届いているなあ、と思いました。ストーリー運びも伏線の見せ方とか参考になるなあと思いながらプレイしていました。

そして、刀剣男士が動く喋る戦う!という姿が目と耳で見られるのはやっぱり強いです。アニメとかもそうなんですけど、映像(音付き)というやつはすっと頭に入ってきやすいんですよね。小説を読むときみたいに文字列をイメージ変換とかしなくていい。まあ本当にすごい小説はそのイメージ変換で大魔法をかけてきてトラウマレベルの印象を切りつけてくることもあるんですが、稀なので。で、ゲームだとこれにプラスして「自分で動かした/選択した」という「体験」と結びつくわけですよ。これはつよい。大丈夫ですか私さっきから強いしか書いてないですけど。まあ大丈夫じゃなくても置いていくんですけど私のブログだし。

ゲームすごいなあって思ったんですよね。

私は小説を書いているわけですけど、小説書きにはマンガを描きたくて絵が書けなくて小説を書いている人がまあまあの割合でいるそうです。その人たちに伝えたい。

「ゲームの方が強いぞ(※ただし制作にかかわる手数は考慮しないものとする)」

カギカッコ内はわりと冗談なんですけど、そりゃこれだけ大変なものを作るには人もお金もかかるわけで、商売としてやるなら売れてくれんと困るよなあと当たり前のことを思います。刀剣乱舞無双、ゲーム初心者でも楽しめるのでよかったら買ってくれ。

ついでながら私が小説を書いている理由ですが、文章表現が好きとか一番プレーンな媒体だからとかもあるんですが、わりとおおきな部分に「一人だけで完結する」というのがあったりします。現代人ナノデ自分ノぺーすデ作業デキナイノハすとれす……趣味でストレス溜めたくない……。

そして薬研さんの白衣眼鏡とてもいいですね!!!!!