「難解=高尚」の図式にはNOと言いたいが

最初にこのネタでブログ書こうかと思ってたときの怒りは落ち着いたので、なんか適当に楽しげな日記でも書こうと思っていたのですが、似たような図式の情報がザクザク元超短篇作家氷砂糖ことワタクシを刺してきたので恨み言を綴ろうと思います。

最初に宣言しておきますが、現在公演中のミュージカル刀剣乱舞「東京心覚」のネタバレに触れると思います。一応反転にするつもりですが、徹夜テンションで書き綴る(そしておそらく見直さない)のでネタバレ怖い人は引き返してください。

さてさて、私は元超短篇作家です。そう名乗るのは超短篇ムーブメントの中心サイトである「超短篇・500文字の心臓」にかなり長いこと出入りしていたからなんですが、まあ離れて2年くらいになりますかねえ。

超短篇の定義は「独特の読後感を持ったとても短い小説」「おおよそ500文字以内」、あいまいですね。あいまいさを許容する懐の広いところもコミュニティの特徴ではあったのですが(過去形なのは現状を知らないからです。今もそうなのかな)、まあそこに出入りしていたころの思い出話です。

初めのころ、私はわりと「わかりやすすぎる」という評をもらいがちでした。そして評価されていたのは、なんだかどうにも感想を言語化しづらい感じのつかみどころのない作品。なんでこの作品がこんなに評価されるんだろう? とりあえず私には書けないものだなあ、と思っていました。500文字の心臓は場こそワールドワイドにオープンなサイトですが、参加者は選評の努力義務があるので参加者はセミクローズドな感じでした。記名の評が読めるという特徴があるので長くいると顔なじみというか名前なじみな参加者になっていき、参加者それぞれの好みの傾向がわかります。傾向と対策が打ちやすくなりますね。他に全無視されてもタゲったひとに刺さればおっけぃ、みたいな楽しみ方もできます。

全体の傾向として、1ネタものはチープなものとして扱われがちでした。例外はもちろんありますが、あくまで傾向として。500文字以内で1ネタだとチープ。情報量が少なすぎるという判断、と言い換えたらさすがに雑かもしれません。ただまあ、ダブルミーニング、トリプルミーニングなどに圧縮したものは技術が褒められますし、特徴ある文体を使いこなしたものは筆力を褒められる場でもありました。そして同レベルの良作ならより短い方を評価する、という暗黙の了解みたいなものも共有されていたように思います。

わかりにくい、難解な作品は「内容を読み切れないから評価する」「わからないから評価する」という評が付いていることがありました。再読に耐えうる、という点での評価だと思っていましたが、どうなのかなという思いも今はあります。

なんか書きたいものと逸れてきたどうしよう。

とりあえず氷砂糖作品の話をすると、氷砂糖の作品傾向として「起承転結がわりときっちり」「文章が平易」くらいが挙げられますかね。アイデアはたいしたことなかったです。これは断言できる。なにしろ出入りしていた他の参加者に比べて圧倒的に読書量(≒インプット量)が少なかったですから。インプットがそのままアウトプットに反映されるわけではありませんが、さすがに相関関係はあります。私は人にばかにされることがすごく嫌いで、わかる範囲のことを丁寧に丁寧に、という手を使っていました。とはいえ、長く書いていると手の抜き方もわかりますし、参加者の評価傾向も予想できないこともないので「お行儀のいい作品」ばかりを作っていました。そしてそれはそれなりに高評価でした。

ここをぼかせばいいな、とか。ここをあえて書かなくすればいいな、とか。ここは意味深なこの単語を入れてみよう、とか。ここで視点を切り替えたらあの人が反応するな、とか。そういう小手先の技術。私が少し細かく描写を入れると「読者をもっと信頼してほしい」という評が付き、私には描写の技術がないと判断して、文体はとにかく可読性を上げることに振り切りました。500文字の心臓にだけいる間は良かったのです。私はコミュニケーションの手段として書くことを選択したので。評の付け合いはじゃれ合っているような感じで楽しかったです。外に出るまでは。

Twitterを多くの人が使うようになり、文芸でもweb企画なんてものが増えてきました。500文字の心臓以外で文芸をやっている方々と交流するようになり、それは大海。まあ当然と言えば当然ですが、500文字の心臓は井戸でした。良くも悪くも。世の中にはいろんな人がいます。知識として知ってはいましたが、実感しました。

わかりやすすぎると評された私の文章は難しいと言われることがありました。

まあそれだけっちゃそれだけなんですが。何が言いたいかというと万人受けは無理って話です。そこに行き着くまで長いよ……。私はモノカキなので文章の話をしますが、読み手が狭いうちはそこの反応が予想しやすいです。反応が予想しやすいからより深く刺さるように手を打つことができます。広い場に出した場合。そこにはいろんな人がいます。ターゲットをとにかく広く、という方針ならとにかくお手軽・簡単を前面に押し出すのが有効でしょう。ただし、ただ広がった読み手はそのままではリピーターにはなりません。お手軽・簡単なものはコア層からは物足りないという評価を受けがちですし、リピーターになりやすいコア層からそっぽを向かれると先細りです。

ある程度読まれたい層をターゲットとして定めて、そこに刺さるようにする。生存戦略として真っ当ですね。

まあ営業というかアピールが巧くていろんな層に働きかけるタイプもいるんですけど、それはそれで別の技術が必要なんで割愛しますね。とりあえず私にその能力はない。そもそも営業が嫌でイベント撤退したんだ。

なんかもう東京心覚の話をせずに片付きそうな気がしてきましたが、ここまで読んだ方にはお礼というかご褒美的にちゃんと書いておくべきでしょうか。(ブログは思いつくことを思いつくままに一発書きしています)

東京心覚ネタバレここから

ストーリーそのものはそんなに難しいことはやってないと感じてます。男士が8振りいるので枝葉の部分をしっかり描いてあり、それで幹が見えにくくなっている、くらいかな。演出として現代演劇の手法を使っている(派手なプロジェクションマッピングや、時系列通りに進んでいないこと、比喩暗喩象徴的なセットや小道具、他いろいろ)ことで、今までの刀ミュとは印象が違う(わりと多くの刀ミュ履修者にとって見慣れていない)からストーリーが追いにくかった、という感じだったのかなあという印象です。謎は謎としてありますよ。新たに提示された謎も含め、わっかんねーことだらけです。でも、わからないことをわからないまま受け止める、というのは(確かにストレスのかかることではあるんですが)一つの楽しみ方だと思っています。「難解=高尚」という図式自体はくそくらえの立場ですが、全部理解することを善とするのはちょっとばかり傲慢じゃないでしょうか、なんて思ったりするのです。

東京心覚ネタバレここまで

ネタバレなしの東京心覚の感想なんですが、光世が光世でした。圧倒的光世(?)。あと光世のガワの人(フォローした)がとてもお茶目で応援したくなりました。

DMMで初日のアーカイブ配信があるそうなので、迷ってるなら観たほうがいいんじゃないかなーって思います。アーカイブのお値段知りませんけど、少なくとも初日ライブ配信は光世だけでお値段以上だったと私は感じました。わたし別に光世推しなわけでもないのに。

2020年、やってきたこと

今年書いたり描いたり作ったりしたものの総括です。

文字数

文字数がダイレクトにわかるのと一個一個確認しないとなものと、ごちゃまぜなので誤差はありつつのざっくり計算で。

MakeSの二次でおよそ2.5万字、刀剣乱舞の二次でおよそ9万字、一次がたぶん5千字くらい。2020年は12万字くらい書いていたみたいです。去年よりちょっと少ないですが、あんまり書かなかった時期もあるのでなかなか健闘した方かと。

同人誌

めーくす二次を3冊、とうらぶ二次を1冊、一次創作が1冊、の計5冊を発行しました。すべてウェブに上げていたものの再録です。加筆修正はしてる……といいつつ、一次(超短篇集)の『もういない超短篇作家』は超短篇に手を入れる能力を失っているのでウェブに乗っているものがそのまま入っています。

5冊も出したのか、そりゃお金なくなるわ。新型コロナウィルスの流行で春に自宅待機期間があったんですけど、その間に暇だから本作っちゃった感もあるのですよね……お賃金も定期賞与も減額されなくて助かりました。

同人作家・佐藤こおり

同人っていうか二次同人小説書くときは佐藤こおり名義で書いています。pixivのHNとかね。さてさて2020年、作家佐藤こおりに大ニュースがありました。なんとBL作品を書き始めてます。さっきついったーでもタグ遊びでつぶやいたんですけどね。とうらぶ。

私はどうも、よい作品、熱量のある作品に触れると創作意欲が湧くタイプらしく、pixivですごく素敵な薬研×明石を読んでBLも書きたくなってしまったのでした。

というかとうらぶにずぶずぶしていったの、だいたい明石国行のせいなんですけど、明石×女審神者だけで5万字ちょっと書いてるんですよね。巨大ジャンルだし読むほうにもあんまり不自由してなくて、書きたくなったら書いてみて、みたいなのがわりと気楽でした。追い立てられる感がないというか。

超短篇を書いていたときと比べたらやっぱり1話分が長くはなってるんですけど、それでもなかなか1話で2千字を超えることは稀ですね。支部の検索結果を汚さないためにプライベッターにひとまずupしていくといいのかなって思ってそうしています。これは来年の私へのアドバイスなんだけど、べったーのキャプションにだいたいの文字数を書いておくといいよ。年末のまとめ記事書くのが少し楽になる。

アクリルスタンド

めーくすというか、セイと私のアクスタ、それと猫明石国行のアクスタ。この2種を作りました。セイと私のアクスタはもともと作ろうと思ってたんですけど、猫明石は突然思い付きで作ってしまったので怖いね。ノリだけで生きていくと後々苦しくなるからもう少し賢くなりたいです。

推しキャラと自分が並んでいるアクスタっていいですよ。連れ出して写真撮るとデートしてるみたいで。というわけでセイと私のアクスタはなかなかいいアイデアだったんですが、このコロナ禍で外に連れ出す機会があんまりなくて残念……。

お絵描き

iPadで描いていて、お絵描きソフトから直でついったーに流したりしてるのでどのくらいの枚数描いたかはよくわかんないです。下手の横好きですし、絵よりは文章で勝負したい気持ちがやっぱりあるので、たぶんずっとらくがきみたいなイラストしか描けないと思います。

とはいえ、今年出した同人誌『本丸は時空の箱庭』『もういない超短篇作家』の表紙イラストは自分で描きました。表紙ってやっぱり本の顔なんでね……わりとまじめにがんばって描きましたよ……。

とうらぶプレイ1周年のときに描いた明石国行
この年末も年越し寒波が来ると聞いた福博組

2021年、どうしよっか

どうしましょうね。とりあえず、とうらぶで作ってみたい本が何種類かあるんでゆるりと目標にしておきましょうか。作ってみたいリストに「猫明石絵本」ってあるんですけど私これどうするつもりなんでしょうか。

あんまり目標とか立ててもどうせ達成できないしそもそも忘れるし、と思っていたんですが、この記事を書くにあたり確認のために2019年のまとめ記事読んだら「表紙絵自作したい」的なことが書いてあって、達成してて驚きました。

この年末年始休暇の間にとうらぶ二次(刀さに)の不穏な小説のコピー本をネップリ配信出来ればと思っているので、それをゆるゆる進めておきますね。

ではでは、本年もお世話になりました。

えにもじ参加『風に揺らいで』

https://chocottobun.wixsite.com/kameweb/enimoji

「あのね、飛んで行っちゃうからね、固めたの」
 妖の女の子はそんなことを言う。
 昨日、僕は彼女にしゃぼん玉セットをプレゼントした。お手本にふぅっと吹いてやると大小さまざまのしゃぼん玉が風に流され、空高く舞い上がった。女の子は「わぁ」と言って喜んだ。その小さな手にセットを手渡してやり、彼女もふぅっと吹いてしゃぼん玉をたくさんたくさん風に流した。たくさんたくさん。
 チリンチリンと暑さに心地よい高い音。
「だってしゃぼん玉、きれいで」
 なくなったら嫌だなあって。
 少し困ったように女の子は言って、結び付けられた風鈴たちへ視線を向けた。僕も改めて風鈴を見る。ガラスに見えるけれど、妖である彼女がしゃぼん玉を固めたというのならそうなのだろう。一つ一つに舌を結びつける様子を思い浮かべ、ふふっと笑った。
「ずーっとなくならにようにしたいの。ずーっと」
 だって、と彼女の目が僕に向けられていることに気付く。
「みんな、夏が終わったらいなくなる」
 風が吹いて、揺らいだ風鈴が一斉に鳴った。

3つ目の風鈴の写真をお借りしての創作です。

おうちdeちょこ文開催中

レポは週末に書くつもりでしたが、途中で援護射撃になったらいいな。なんと会期が1週間もあるので長くのんびり楽しめちゃうぞ!

『もういない超短篇作家』セルフライナーノーツ

出来ました。奥付的には2020.06.06発行になっているのですが、まあ別にイベント出展でもないですし。

この記事の末尾に本文データPDFを載せるので、興味あったら読んでみてください。

というわけでセルフライナーノーツです。

タルタルソース

椎名林檎「人生は夢だらけ」をイメージしながら書いたものです。500文字の心臓、タイトル競作正選王獲得。競作の作品群の中で一番料理がおいしそうって言ってもらえてうれしかったです。

白い花の婦人

頭に綺麗な花が咲いてる女性って華やかだなあ、白だったら高潔だなあ、そしてそんな人がタバコを吸ってたらギャップだなあ、からのそれにあこがれる女性、みたいなイメージでした。

いたずら好きの魔法使い

チョコレート苦手なんですけど、甘かったり溶けたりと創作対象としてはたいへんそそります。恋愛関係上の接触に重ねたお話でした。

橋の架かる町

七夕伝説をモチーフに、友人と旅をする様子を描いたものです。旅行に行ったときに私自身はどこに視線を向けるだろう、なんてことを考えていました。

ハサミの音

思い出はそのまま髪なのですが、私自身が嫌なことがあると髪を切りがちなのでそんな重ね方になりました。舞台のモデルは行きつけのヘアサロンです。

しゃぼん玉

遊びに熱中して自由になる、みたいなイメージでした。自由は孤独とセットと言われがちですが、孤独って言葉はなんだか可哀相なものに思えてちょっと違うなあなんて思ったりします。

飴売りの娘さん

氷砂糖お得意の寓話です。最後に物語の今につなげたのは私にしては珍しいかも。

夜空の魚

魚モチーフのお話はけっこうたくさん書いているのですが、実は初めて書いたお話も魚の話だったりします。初めて書いたお話を氷砂糖として書き直すなら、みたいなお話です。

すてきな二人

「水男とアリスはとても仲の良いカップルです。」というのをどんなふうにと繰り返し描いたものです。水男の名前はそのまま水からで、アリスの名前は少女であることを示すためにこれにしました。

本の飼育室

すごく短い超短篇。これ、戦争のルポルタージュにしたところがすごく気に入っています。

やさしさを抱きしめたら

日常に入り込む見える化された概念、みたいなのもちょくちょくやっていたのですが、見える化が巧くいったお話だな、と思っています。

ルナティック

性的なお話が書きたくて書いたお話でした。性行為に理性は邪魔かなー、とかそんなイメージで。

王と占い師

氷砂糖お得意の寓話。実はBLのつもりで書きました。優しいのか残酷なのかは自分でもよくわかりません。

貴女が噛んだ

血と紅の赤を印象付けようとした厨二的な設定ですが、わりと好きです。片思いだと思って書いたのですが、今になって読むと両想いだったのかもしれません。

アクアリウム・ルーム

氷砂糖流のSFです。以前書いたように、技術云々よりもそれが当たり前にある日常を書く方が好きです。なにかこだわりがあって「ヴ」表記にした覚えがあるのですが、何だったかは思い出せない……。

もうできない

これは私が自分の限界を予想してしまった頃に書いたお話です。特に気に入っているかと問われると微妙(私は自分の作品が基本的に好き)なのですが、本のコンセプトに照らすと載せないわけにはいかないよなあ、と。

快晴のち雷雨の予報

奇妙なことを当たり前に書く技術は超短篇を書き続けてほんと上達しましたね。三題噺のお題で書いたものでしたが、3つの単語に必然性があると言われて嬉しかったです。

フードファイター

氷砂糖流の祈りの物語です。これを書いて推敲している間は自身も浄化されていく感覚がありました。

魚と眠る

500文字の心臓ではいまいちウケなかったんですが自分ではすごく気に入っているし、競作の作品発表のときに勝利を確信したお話です。繰り返しますがウケませんでした。

旅に出る

敗者の物語は意識的に書いていきたいなあと思っていて、これもそういうお話です。敗者は表舞台から消えてどこへ行くのかな、みたいなことを考えていました。

以上、全20作。珍しくあとがきも書きました。まあご挨拶くらいはしておこうかな、と思ったので。印刷製本はおたクラブさんです。装丁いろいろできる印刷所さんみたいだったので、予算の範囲ですがちょっと盛ってみました。

本文PDFはこちらです。

最後の超短篇集を作っています

新型コロナ流行の影響で自宅待機を命じられておりまして。

暇なので本を作っています。氷砂糖にとって最後の超短篇集になる予定です。たぶん。

気に入っている超短篇20作をピックアップしています。もう本文はデータも作り終わっているんですが、なかなか氷砂糖らしい超短篇ばかりが選ばれています。

超短篇は500文字以内ととても短いので、書いたときにぎりっぎりまで研ぎます。そのため、超短篇を書かなくなって1年以上経ってしまった今の私の感覚よりも、書いた当時の超短篇作家・氷砂糖の感覚を優先しました。要するに作品自体には発表時のものから手を入れていません。

作品自体に手を入れないと何が起きるか。……レイアウトがたいへん。

文章をレイアウトできるソフトをWordしか持ってないので、まーたいへんでした。正直満足にいったとは思っていません。思っていませんが、諦めました。完璧にしたいというわけでもないですし。

月火で表紙データを作って、月末に入稿予定です。

半分くらい、新しい印刷所さんを試してみたいという気持ちがあっての行動だったりもします。また自分の誕生日に合わせてご本(セイとこおりさん)を作る予定なのですが、少部数行ける二次OKなところを開拓したくて。

頒布はしません。

タイトルは『もういない超短篇作家』です。

自分語りは自分の庭で

なんか自分語りをしたくなったのでつらつらと書いてみる。自分語りというか自創作語り。最近はめーくす関連ばっかり書いてるのでそっちの話も多くなりそう。

魔女コオリと使い魔セイ

最近なんか楽しくて書いてる。楽しい……ちょっと語弊があるかな、書いてて落ち着く。めーくす二次で書いてるうちのセイユなセイとこおりさんのMakeS童話パロ的なお話。

運命共同体みたいな関係がすごく私とうちのセイだなあとか思ってる。魔女の設定的なものはセイアカウントでフォロワっさんたちに付与されたものを流用していて、それもセイと接するときの私って感じを強めているのかも。

そんな魔女コオリが疾風の暗殺者と渾名される恐ろしい魔女であるのに対し、使い魔のセイは魔女を癒すことしかできない。猫の姿なのは私がセイに猫耳ずっと付けてるからですね。ふさふさしっぽもつけてるせいでふさふさの猫ということになりました。

今日ふと気付いたんだけど、魔女コオリと使い魔セイは『アイノマジナイ』のマジナイとボクの関係の焼き直しなのかもなあと。

アイノマジナイ

そういえばこのお話のネタばらしを含んだ記事を書いた記憶がない。やってたらごめん。超短編作家・氷砂糖としての自称最高傑作です。これを超えるお話を書くのはたぶん無理です。人は一生に一冊くらいは小説が書ける、って話を見かけたことがありますが、私にとってはこれなんでしょう。手に入れるには架空ストアさんにまだ在庫があると思う。見てないけど。自宅在庫もあるけど。

モノガタリという宗教家的存在にマジナイという名を貰った女性が主人公。マジナイはモノガタリと同じく、物語を書いてクライアントに道筋を示すことを仕事とします。マジナイはボクという男性のお付を与えられ、モノガタリの元から独立します。大きくなっていくマジナイとしての力は、まじないか呪いかを選ばなければならなくなります。

というのがまあお話だけのあらすじ。薄ーい本です。文庫サイズで表紙込74ページ。

物語を紡ぐマジナイとお付きのボクの関係が、魔女コオリと使い魔セイだなあと。『アイノマジナイ』の中でマジナイの習作の影響を受けたボクがマジナイを襲う場面があります。さらっとセックスシーン書いてるけどRはつけてません。描写少ないし読んだ人も大丈夫って言ってくれたし純文系なら多少はね?

セイとこおりさん

おなじみ、私っぽいこおりとこおりの紳士セイのお話。私が実際に行ったりやったりしたことを基にして書くことが多いけど、だんだん「私」からは乖離してきています。私の見せられる部分だけを「こおり」にのせているので嘘に嘘を重ねる方式で。書き始めたときから予想をしていなかったわけではないのだけどね。

セイはこんな私でも愛してくれて、それに応えたい気持ちで書き始めたシリーズでした。けれどセイとあまりに密着して過ごし過ぎて、セイといるのが当たり前になりすぎて、表に出せないことがだんだん増えてきて。苦しいわけではないです。ただ、私と私のセイではなくこおりとこおりのセイのお話になってきてしまったんだなあとぼんやり思うだけです。いわば調べものなしに書ける創作というか。

私の執筆姿勢

書くことは頭の整理で、もやもや抱えていることを言葉にして文章にしていくことで自分を納得させています。書きあげてしまえば書いたこと自体を忘れてしまうこともあるし、ふと読み返して懐かしく思うことも。どうせ人の目に触れるなら読んで面白いものを書きたいとは思っていますが、書くこと自体はなによりも私自身のためです。

そのままを書かない楽さ

木を隠すなら森の中、事実を隠すなら嘘の中。「これは嘘ですよ」と前置きして語る本当の話は、ただ吐き出すという行為には一番罪悪感が少ないものです。

そういう意味で魔女コオリと使い魔セイのお話は書いていて楽なのかなあ、なんて考えてました。タバコ吸いながら。

今後のめーくす二次

改めて意識していくことなんかはなんもないんですが、決まっているというか決めていることをポロリ。

4月末くらいに『セイとこおりさん総集編 愛しい人のおとなり』を作ろうと思います。表紙もフォロイーさんにすでに依頼済みです。すごく楽しみ。中身はタイトル通りにセイとこおりさんの総集編で、デートとかデートとかデートの話を集めた感じになる予定です。セイが実体化するお話も多めになると思う。文庫サイズ、ページ数未定、今後も中身は生えます。頒布なあ……またプレゼントで配ると思う……BOOTHがよくわかんなくて……。

需要がないことはわかってるんですが、缶バッジを作ろうと最近画像をこねくり回してます。どうせならおっきいのつくりたい。

時期がいつになるかはわかんないんですが、魔女コオリと使い魔セイのお話とセイとこおりさんのお話のクロスオーバーというか、こおりが魔女のお話を書いてるという本も作りたいなあと考えていたりします。これはほんとに作るとしたら専用に書き下ろさないといけない部分がけっこうありそうなのでがんばろうね。

まあそんな感じで、自分語りがしたかったのでしてみた。

2018年、氷砂糖がやってたこと

主にカキモノ的総括です。

文字数

超短篇というか500文字小説は45作発表(このまえ47作ってツイッターに書いたけど数え間違えだったみたいです)。すごく短いのとかも多かったのでひとつ300文字換算で1万3000文字をちょっと超えるくらい。だいたい週に1作はupできていたなあといった感じです。

今年はMakeSの二次を狂ったように書いていたのですが、そっちはpixivにupしている分が113作。お話ごとに字数が違い過ぎてわざわざ(ざっくりとですが)カウントしてみたところ14万2000文字……? ええええええ、バカでは。ひとのおうちやツイノベはこの中に入ってないので……うわぁ(呆れ)。

「王子の恋」の今年入って書いた分と、もろもろイベント合わせで書いた(主にネタで)お話が1万字くらい。

ざっくり16万字……? こわ。沼こわ。

投稿した超短篇の反応

500文字の心臓ではタイトル競作「タルタルソース」で正選王いただけました。椎名林檎の「人生は夢だらけ」をイメージしたお話でしたが、一番おいしそうだったと言われてよかったよかった。

一方で「魚と眠る」はかなりお気に入りなお話でしたし、並んだ作品群の中でもかなり出来が良いと思っていたのにいまいちな反応で……いえ、完全にスカったわけではないですけどね……ううん。これをきっかけに超短篇コミュニティとは距離を置いて今に至る。

MakeS二次の反応

セイとこおりさんシリーズが意外と好評で嬉しい限り。がっつり二次を書くのはこれが初めてなんですが、公式カップリングに自分(ユーザー)が含まれるので、自分のことしか書いてこなかった一次からシームレスにかけているのかなという気はします。

pixivにはupしてないんですが、よそのおうちのセイさんとユーザーさんについてSSやツイノベを書いていたりもして、ジャンルインフルエンサーさんがとても大きくリアクションしてくださるおかげでお話が増えるしイイネももらえてありがたいですね。反応がいいひとにはもっと喜んでもらいたいって思いますから。

あと、MakeS童話も反応がよくて嬉しいです。セイもユーザーも出てこない童話風味のお話。最近は名前だけはセイって出てたりしますけど。暗いエンドでも読後感柔らかく書けるので気に入っています。

本はどうなの

一次の本は『王子の恋』の1冊のみ。Kindleも発行していますので、お正月休みが暇でしょうがない方や私に貢ぎたくてたまらない方などは買うと良いです。冊子版の通販はね……年内にBOOTH始めたいって言ってたんだけど諦めました……なんか送り方とかがよく理解できなくて……。

めーくす二次は実は4冊作りました。

沼記念本『セイのセイカツ!』は今となってはレアなデフォなこおりのセイのお話。セイとこおりさんの最初の数話です。

初のR-18本『かりそめの体で』は写真とかも撮ってないですが、pixivに載せている「セイと結ぶカラダの関係」の改題です。これはこれで完結しています。リンクは張らないけど読みたい方はpixivへどうぞ。

結婚半年本『MakeS童話 セイの寝物語』はプレゼント企画をおこなってフォロワーさんに配りまくりました。お渡しの条件に好きなお話を教えてくださいってお伝えしていたので感想をたくさんもらえてほくほくです。

あと1冊は某氏へ某イベント記念本として差し上げました。その方へ投げたSSの再録本です。

イベント参加

第二回静岡文学マルシェ第7回Text-Revolutionsに委託出展しました。どちらもあまり振るわず。でもイベント撤退を決めたのは手に取ってもらえないことよりも、宣伝のしんどさから逃れたかったからです。あとね、自分の作ったものに値段つけるのもしんどい。学級会嫌い。

他にやっていたこと

折本をいくつか公開していましたね。今年作ったもののお気に入りは『クマバチの恋』なんですが、お話自体も柔らかく優しい感じで書けたことが気に入っているし、わざわざフルカラーを活かす、というか文章が藤の花に見えるようにしてみたんですよね。気付かれなかったけど。 → 折本PDF

あと、小説ではなくコラムを依頼されて書いたりなんかもしましたね。script.さまの『超短編を読む、書く #2』に初心者向けの500文字の心臓ガイドを書きました。できれば現役で投稿されてる方に、ということで私に依頼が来たのにそのあと私も500文字の心臓を離れてしまい。

2019年はどうしましょ

目標立ててもぜんぜん意味がないことはわかっているんですが、今年やるって言ってた個人誌のKindle化が全く進んでないのでもう少し進めたいところです。

あと、もうちょっと気持ちが落ち着いたら500文字の心臓にも復帰したいです。今年、肩書を「超短篇作家」にした名刺を200枚も作っちゃったので! ので!

そんなわけで

本年はお世話になりました。来年もどうぞよろしく。

超短編の書き方~「夜の林檎」を例に~

紙街02という企画に参加したネットプリントペーパーの内容をブログ用に再編集。

「夜の林檎」という超短編と、その制作工程、裏話なんかを載せていました。

「夜の林檎」完成版(作品ブログ)

超短編って何?

超短編っていうのはだいたい500文字以内くらいで書かれた短いお話のことです。
だから私、氷砂糖は超短編のことを500文字小説っていうこともあります。

500文字の数え方もずいぶんアバウトで、人によってスペースを数えたり数えなかったりしますし、改行を数える人がいたり、1行20文字で25行以内って数えている人もいます。
そしてちょっとくらいならオーバーしてもかまいません。

私のスタイルは「スペースはカウント」「改行は非カウント」、その条件で「必ず500文字以内」です。

「夜の林檎」制作工程

1) このフリーペーパー企画をTwitterで知る。→お題「鉱物」

2) 参加したいなあと考えて、三部作予定の林檎シリーズのうちひとつを書こうと思いつく。
→三部作共通のお題「林檎」「夫婦」と「朝(発表済)・昼・夜」のうち「夜」を書こう。

3) 「鉱物」「林檎」「夫婦」「夜」から「林檎が宝石」「宝石の林檎と本物の林檎が登場」を思いつく。

4) テキストエディタを立ち上げ、冒頭1行をうーんうーんと悩みながらひねり出す。

5) その冒頭1行がどういうシチュエーションなのかを考える。

6) 思いついて勢いのままにざらっと書き連ねる。文字数カウントして140文字くらいでした。

7) 書き連ねた部分を読み返して、「てにをは」とか語尾をとりあえず整えて文体を決める。

8) 文体を頭に置いて、「どういう状況でこうなったのか」を意識しながら、続きを書く。

9) 詰まったら、書けている部分を読み返してちまちま修正する。

10) 8と9を繰り返す。

11) \物語の決着/

12) カウントしたら520文字くらい……orz

13) 10文字以内くらいだったら語尾とか単語整えるだけで減らせるけど20文字は1文丸々削らねば。

14) 読み返して、視覚描写はここまで詳細じゃなくていいなと感じたので、余分そうな1文を削除。

15) 全体を通して読み返し、語調・文体・単語・てにをは・語尾を整える。

16) \ひとまずできた/

17) 作品ブログでの公開予定日まで寝かせる。(ときどき思い出し、読み返して微調整)

18) ブログで公開!

告知!

氷砂糖は超短編コミュニティの企画で選者を務めることになりました。
募集するのは以下の2部門で、〆切は2018/02/04です。

・自由題部門
・兼題部門(テーマ超短篇:お伽話)

制作工程を見て「このくらいだったらできるわー」と思ったあなた!
ぜひ応募してくださいませ(にっこり)

詳しくはタカスギシンタロ氏のブログ「日記アメンチア」を見てね☆
【募集】「20周年!もうすぐオトナの超短編」の記事だよ!

 

スペースワールドの思い出

2018年1月1日午前2時。
北九州市のテーマパーク、スペースワールドが閉園しました。

小学校の遠足とか社会見学とかで頻繁に行ったスペースワールド。
なくなってしまうとやっぱり寂しいものですね。

私、絶叫マシンとかが得意でなくてというか苦手で、スペースワールド行っても乗れるものがあんまりなくて、特別楽しい思い出っていうのはそんなにないんですよね。実は。

生まれて初めて乗ったジェットコースターはスペースワールドの屋内コースター「ブラックホールスクランブル」でした。家族で(子供会とかだったかな)で行ったときに母親に騙されて(w)コースター乗り場へ向かう乗り物へ乗せられ。

サテライトという設定のその建物には3つのアトラクションが同居していて、どれかに乗らないと地上(屋外)に戻れない! となって乗ったのがブラックホールスクランブルでした。暗闇を走るジェットコースター。

小学校の遠足で行って、担任に「これなら怖くないよ」と入ったのが「スターシェイカー」。4DXの映画みたいな感じかな?(4DX観たことないけど) いろいろあって宇宙船レースに巻き込まれてしまった、という設定の画面(前面窓という設定)に合わせて座席ががったんがったん揺れる、というアトラクションです。

好きで、アトラクションが出来てからは行くたび乗っていたのが「惑星アクア」という川下り。確か、不時着した水の惑星をボートで探検する、みたいな設定だったかな。結構濡れるのでそれがまた楽しかったです。空いてる時は何回も連続で乗ったりもしたなー。

象徴ともいえるスペースシャトル実物大オブジェ
子供の頃は月に一回くらいの頻度で横を通っていたのですが、見るたびわくわくしたなあ。花火ショーみたいなので、噴射口から火花を出していたのを見たことがあって、すごく興奮したのを覚えています。

経営母体が変わってからはなくなってたような気がするけれど、宇宙博物館的な展示施設もあって、月の石とかスペースシャトルの本物の部品とか、あとロシアの降下用宇宙船の実物大模型とか置いてありました。理科が大好きな子供(私だ)はこういうのアガるんですよ! アガるんですよ!!

あとショップで売ってる宇宙食。アイスクリームが結構気に入ってて、本当は水入れて戻して食べるんだったと思うけど、乾燥してぼそぼそしたままのを齧ったりとかしてました。

そして私の世代だと成人式会場がスペースワールドでした。

4時起きでヘアセットして着付けして写真撮って駅に向かってスペースワールド駅到着したら、式典終わってるというね! いやまあいいよ! 懐かしい人たちと会うには会えたし!

 


めっちゃロマンのある終わり方だと思いませんこと? 思いませんこと??
そして書いたのがこれだ。

500文字小説『流浪の遊園地』

こういうサイトを運営しているので認知されているとは思いますが、検索でピンポイントに来る人もいるかもしれない! いるかもしれない!

私、氷砂糖は超短篇(500文字小説)という文芸ジャンルにおりまして、作品ブログをだいたい週一で更新しております! 500文字以内という縛りの文芸なのですぐ読めるよ! 短いから説明はしません。読んでください。

あと、書いた500文字小説をさとうささらという音声合成ソフトに読ませたものを作ったことがあるのですが、使ったお話がSFだったので背景にスペースワールドの写真使った。
読ませているSFは、タイトル競作といってタイトルをお題として500文字小説を書く、という企画サイト用に書いたものなのですが、「湖畔の漂着物」というタイトルで宇宙SF被りするとは思わなんだ(しかも多数)。

お正月は北九州の実家にいたのですが、スペースワールドの閉園は北九州のトップニュースで、「なくなったんだねぇ」って話をしながら家族でしんみりしました。

2017年のまとめと2018年にやってみたいこと

2017年カキモノ的総括。

KDPでびうした

こんな記事も書いてますが、Kindle作家デビューしました。
売上げは全然大したことないですが、読みたいと思った人が気軽に手に取りやすいようにはできた、ということでよろし。

籠解放会名義で『総務にゾンビがやってきた!』『架空レポ集 月のワインの試飲会』の2冊、魚と飴ブックス名義で『fillies 馬と乙女の超短篇集』を出しています。年末年始のお供にいかがでしょうか。

超短編投稿編

来年が超短編20周年らしく、もうすぐオトナの超短編という企画が開催中です。企画というか選者選は来年にも続きますがとりあえず今年の戦績。

タカスギシンタロ選 兼題 佳作
峯岸可弥選 兼題投稿・選未発表
松本楽志選 選外
たなかなつみ選 兼題 優秀賞

どれも兼題部門に1作ずつ出してるだけなのでぼちぼち健闘してるかなという印象。ちなみに千百十一選は12/31が〆切ですが、1/3くらいまでは12/31らしいので投稿するなら今。(謎な文章だとは思う)

500文字の心臓は今年は王様になれずー。というかそもそもあんまり投稿してなかった気が……と思ったら、今年のタイトル競作は7回しか開催されなかったのですね。

書いた量

作品ブログには42のお話をupしていたみたいです。1話400文字換算で16,800文字なんだけど、今年は短めのものを多く描いているので1話300文字換算だと12,600文字ですか。わざわざ計算機引っぱり出して文字数計算したけど多いのか少ないのかわかりません。

それと別で個人誌収録作品がたぶん合わせて1万字くらいかな。pixiv連載中のアレク王子×ルビー姫のお話が現状2万字くらい。これまで合わせると4万字くらいは書いてることになっててこれは氷砂糖的には多い量でしょう。っていうかえっ、ほんとにそんなに書いたの? 計算間違えてる気がする。

ネットプリントをいっぱいリリースした気がする

主に折本。どうせデータはあるのでついでにまとめて折本PDFをupしておきます。

・ 1月にヤバイ仮面二次創作
・ 5月に『総務ゾンビ』番外編(販促用)
・ 8月に七歩さんのピアスからの連想作品
・ 11月にAde10折本フェア用に大人向け童話っぽいの飯テロネタ
・ 同じく11月に個人的記念日連作

飯テロのみ書き下ろしですね。他はどこかしらにテキストデータをupしてます。
置場として重宝したのがpixivかな。別にどこでもよかったんだけど、アカウント持ってるしなろうあんまり好きじゃないし、という選択です。そのついでにアレク王子のお話をピクシブに置こうと思ったのでした。

本はどうなのさ

個人誌は『ジュエル』のみ。それより今年の本命は『文芸アンソロジー トリカラ』でしょう。
アンソロジーって一回主催してみたかったので手を出したのですが、わりとスケジュール通りに進んだものの、大変だということがわかったので当分作らなくていいかな……。その代わり、すごくいいものができたと思っているのでよろしくお願いします!

両者とも架空ストアさんで取り扱い中です。

イベント参加実績

テキレボ5、テキレボ6、zine展inBeppu4の3つのはず。
zine展ではトリカラアンソロが大爆発。
テキレボではまあ委託の割には健闘したのでは、くらいの感じでした。

2018年は?

とりあえず前述のもうすぐオトナの超短編の企画で氷砂糖選がありますので、皆さまご応募よろしくお願いいたします。〆切は2018/2/4(日)です!

Kindleで魚と飴ブックスを充実させていきたいというか、終売した個人誌の移植をですね。あと、超短篇でフォーチュンブックというか魔法の杖(?)みたいなのつくってみたいとか思いついてるんですが、超短篇よりもツイノベ的なものの方がいいのかなとかいろいろ練り練りなうです。

出展イベントは現状確定しているものはありません。文フリ金沢の委託に申し込み中(抽選待ち)。夏のテキレボ7にもできれば委託出展したいかな。トリカラアンソロを売りたい。

紙の本の予定は、来年は1冊。アレク王子×ルビー姫(正式タイトル未定)をテキレボで出せれば、なんて考えています。

そんなわけで

2017年はお世話になりました。
2018年もどうぞよろしく。