それとも私の創作論でも語ろうか。まあここの記事は気の向くままに書いていって特に見直しをすることもないのでどうなるかは未知数ですが。
さて、『まどいのいきもの』とはこれです。
まどいのいきもの -銀河生物観察記-(1) (ビッグコミックス)/永田礼路
kindleはこちら。なんか埋め込めないなと思ったらレンタルしてるサーバーで障害情報が出てるっぽい? そのせいじゃなかったら今後対応できるかな……。ぼやきはともかく、内容の紹介に行きましょうか。まあリンク読んでもらえれば早いんですが。
遠い星の爆発によってもたらされた
“銀河風”(テンペスタ)から25年。
地球では、「星の落とし子」と呼ばれる
新種の生き物が次々に発見され、
人類の暮らしにも静かに入り込んでいた……が、
ほとんどの人はまったく気にしていなかった。そんな世界に潜んでいる生き物たちと人間と、
珍生物マニアのお医者さんが織りなす
“すこしふしぎ”ヒューマンドラマ!
というわけでですね、これはね、ゆるSFです。
ゆるSF、見覚えのある方もいるのでは。私のSFはゆるSFを自称しております。つまりはすっごく親近感を覚えちゃったんだよ、という話なんですが。作品の構成としては珍生物マニアのお医者さんを定点としつつ、星の落とし子の影響で体に異変が起こってしまった人を主人公にした1話完結型連作短編、というものです。ここもね! 私の作品作りにそっくり! と親近感を。親近感しか言うてないな。
すこしふしぎ、というだけあって、星の落とし子とその影響というのは「あったら面白いけどまあないない笑」という感じのふんわかファンタジー風味ではあるんですが、すこしふしぎもSFですので設定がしっかり練られていて、荒唐無稽というわけではなくて「なるほど、そういう理屈でこれがこうで」と腑に落ちるところがよいです。定点が変なお医者なんですが、作者さんも医師であり、病気の理屈とかはご自身が腑に落とせる形で仕上げているのだろうと推察します。
でね、SFってね、すっげー技術を説明すればいいわけじゃないんですよ。これはスペオペ界隈への愚痴なんですが。あ、ちなみに私、スペオペは基本的にあんまり好みません。私の好きなSF作家が新井素子、ダニエル・キイスというあたりで察してもらえればいいんですが、SF特有の超技術みたいなものは「人間をいつもと違う角度から描くための小道具」として使われている方が好きです。なんかいろいろ文句を言いはしますが、私は「人の営み」というものに対してはけっこうな愛? 興味? を持っています。
私の書くお話を読んだことがあればご存じでしょうが、私はあんまり作中で派手な事件を起こしません。できているかどうかはわからないんですけど、静かに丁寧に時間を積み上げた中からじんわりと染み出す何か、みたいなものを描けていたらなあと思っています。
そういう私が好む、という点ではこのマンガは今のところ地味なスタイルのマンガかもしれません。でも(私もたまに仕掛けるんですが)、連作が全体像になったときに大きな出来事になるのかもしれない、という伏線も明らかに仕掛けられていますし、そもそも1話1話のクオリティがちゃんと高いんですよ。ヒューマンドラマとしてとてもいい。短編連作は私もやってるからわかるんですが、マンネリ化しないようにテーマを変えていくのがかなり大変なんですが、これもこの作者さんならやり通してくれるだろうという信頼もあります。
まだ1巻が出たばかり! 追いかけるなら今! DA! というわけで、面白そうと思っていただければ幸い。読んだ本の感想でわいわいするの楽しいので知り合いがどんどん読んでくれればいいなと思ってます(素直)。あ、ところで私がkindle派なのはマンガは特に巻数でかさばるのと発売日に確実に読めるからです。という地方在住の愚痴は付け加えておこう。

近況
印刷所さん予約しました。つまり〆切が生まれました。さっきもちょっと原稿いじってましたががんボルゾイ。
エアコンが壊れた気配。どないしよ……。