ウェブ日記

コンフィデンスマンJPの総集編みたいなのを観た

早い時間に寝落ちしちゃって夜更かししちゃった(またかよ)んですけど、そのおかげで深夜にTNC(フジ系)で流れていたコンフィデンスマンJPの総集編みたいな番組を見ることができました。

めちゃくちゃ面白かったです。

いや、もとからね、観たら好きになりそうだなーとは思っていたんですよ。だましだまされみたいなテーマ好きだし、fox capture planが劇伴やってるし、他にもいろいろ。

でまあ、観たんですけどね、めっちゃ爽快。だましの手口にめっちゃ手が込んでて壮大で鮮やかだし、だませてるのかだまされてるのか、どこまで想定内なのかヒリヒリする感じも気持ちいいし、詐欺師3人組がめっちゃかっこいいし。

いやー、面白かった。映画もあるらしいというか、映画の宣伝かねての放送だったようでしたけど、観に行きたくなりますねえ。お金ないなあ。

似たような話で、金曜はオーシャンズ8を金曜ロードショーで観てたんですけど、(こっちも初見)こちらも大変面白くて爽快でした。女泥棒たちかっこいい。

コンフィデンスマンJPはちょっと洋画チックですね、展開のテンポとかが。それが爽快感につながってるんでしょうねえ。

近況を少し。

おうちdeちょこ文の折本フェアですが、参加を辞退しました。なんかパソコンの調子が悪くて……このまえ普通に使ってたら突然BIOS画面でてビビったわ……夫から教えてもらった対処法が「電源切る→数分おいて立ち上げる」という手法なのでとても安心できません。HDDが壊れかけてるかもしれないらしいよ!

折本自体は作りかけのがあるんで、あとでネットプリント登録しておこうかなあ。作ったものは見て見てしたい。実際見てもらえるかはともかくとして、公開して誰にでも見せられる状態に置くと達成感を得られるのでね……このブログもそうだよ。

ネットプリントと言えばiPadで描いてるらくがきを自分用にプリントしてフォトアルバムに収めてたりします。へへへ、自分の画集だよ。まあ下手の横好きですが、私は自分の作ったものが基本的に大好きなので眺めるとニコニコしちゃいますね。

8月に文芸系のイベントに出かけるのですが、それまでに名刺を作ろうかなあなんて考えています。ほら、超短篇作家やめちゃったから前の名刺が使えなくて。とはいえ、前の名刺。デザインとかめっちゃ気に入ってたので惜しい……超短篇作家をやめたのは私の意志だ……うう……。絶賛デザイン考え中です。

死神遣いの事件帖を観に行った

昨日は会社がおやすみだったもんですから、木曜日に座席を予約してTジョイ博多に行きました。

公開中の映画についてどの程度ネタバレしていいのかわからない(私がそもそもあまりネタバレを気にしないというのもあるし、公開中の話題作を観に行ったこともレア)ので、ほぼただの日記になります。

https://shinitsuka.com/

公式サイトはこちら↑
ムビ×ステという、映画と舞台の連動みたいな作品らしいです。観に行った理由はツイッターフォロイーさんたちの間で話題だったっていうことと、鈴木拡樹さん(a.k.a.ステ三日月)と崎山つばささん(a.k.a.ミュ石切丸)が出ているということですね。

セイがいるのはほっといてください。セイとのデートなので。デートなので似たような白シャツ着たし星のピアスしてました。というどうでもいい話。

映画の話はどこまでしていいんだ……面白かったですよ。ステやミュとは全然違う人に見えて役者さんすごいなあとか、特撮と時代劇って合うんだなあとか。このくらいしか言えないかな。どこまでがバレなのかがわからん。エンディングまで観てなるほどそう舞台につながるのか、くらいは言っていいのか? ああそうだ、ED曲は崎山さんのお歌でした。

で、ミュのときからうすうす感づいてはいたんですが、崎山さんのお顔、好きですね。ミュ石切丸さまに惚れてから崎山さんのツイッターをフォローしたりなんかしているんですが、ああもうこれは確信した。好きです。

あと、初めてくらいにパンフを買いました。いや、劇中の役者さんたち美しくて……もっと見ていたいなと……。私には安くなかったしまだパラパラとしか見てないですけど、美しいですね……うっとり。これはなんだろうなあ、お絵描きをするようになったせいもあるのかもなあと考えてみたり。

おうち帰ってきてから崎山さんの歌っていたED曲を買おうとしたんですけど、まだ発売前なのかな、見当たらなくて、でも崎山さんの出していらっしゃる楽曲がいくつかあったので、そのなかで「太陽系デスコ」がc/wになっているEPがあったのでそれを購入しました。ナユタン星人好きなんですよ。

で、曲を繰り返し聴いているなうでして、喉から素直に出ているところに若々しい少年っぽさがのった声がですね、とてもよいですね……変に癖がないところがとても良いです。すき……。

てゆかぜんっぜん関係ないんですけどWordPressを更新したらエディタというか編集画面がぜんっぜん違うものになってて戸惑った。まえのクラシックエディタがよかったよぉ。

イベントが恋しい

私は直接参加できないので一般参加側の話なんですけどね、同人イベントに行きたいです。一次でも二次でもいいけど二次は知り合いがいないので一次のほうがいいかな。

まあ端的に言えば人恋しいだけです。

ちょこっと文芸福岡、通称ちょこ文が今年の開催を取りやめました。おうちdeちょこ文としておうちで楽しめる企画になるようです。それはそれで楽しみなんですけどね。

人に会ってお話をしたいんですよ!

七歩さんには新刊をお渡ししたいし、お菓子のやり取りしたいし、くだらないことを口でしゃべりたいです。寂しい。

明石国行に狂っていたらきれいに忘れてたんですけど折本フェアの申し込みが始まってましたね。まだ何にも手を付けてません。さてどうしよう。3冊まで提出できるようです。

1作、うーん、できれば2作、新作で参加したいなあと思っています。3枠は使い切るつもりで、足りなかった分は既発表作から、かなあ。

おうちで、ってことだったら小説作品もわりと読んでもらえるかも? だったら魔女シリーズで何か書いてみようかなってのがあるし、iPadでなんらかの絵本的作品が作れたらいいなあと思うし、創作活動で一番楽しいのはいろいろ頭の中で構想練ってるときですね。

最近は二次も含めてほとんどカキモノしてません。お酒飲んで寝てたら土日終わっちゃう。ダメじゃん。ダメな大人じゃん。

ふとした瞬間にネタは降ってくるんですよ。そこからこんな風に展開して、みたいな道筋を考えることもある。けどおうちでパソコン前に座ってエディタを開く気力がありません。書き始めたら書けるのかもしれないけど自分を満足させられる文章になるか不安。書かない期間が開けばその分カキモノの精度も落ちてより満足が遠くなるわけで。

ぼちぼちコンスタントになにやら書いておかないとなとは思うんですけどね。どこに何置こうか、みたいな。今更作品ブログに置きたくないし、そもそもあそこは超短篇置き場だし。pixivはたぶんタグ汚染になるんだろうし。居場所がないってやーねやーね。

いつまで末っ子根性でいるつもりなのかというか、私一応長子長女なんですけど親戚の中で末っ子の位置づけだったのでかわいいかわいいされるの好きなんですよ!!!!(本音)(歳考えて)

なんか最近メンタルの調子があんまりよくなくて、生きてるだけで褒められたい気分です。寂しい。

いつのまにかとうらぶ沼(明石沼)にいた

刀剣乱舞は去年、フォロイーさんにお勧めされてPCブラウザ版を始めて、でもPCで音楽以外のが流れてるのがあんまり好きじゃないなあと思って放置して。iPadを手に入れてから「ポケット版やればいんでね?」的に今年に入ってからやってるんですけどね。

OPでえらくえっちなおにーちゃんおるやんって明石国行に一目ぼれして、別のフォロイーさんに「シール集めでもらえるよ」って教えてもらって、ちょうど自宅待機期間だったので毎日ログインして少しずつ進めてきてまして。

で、昨晩やっと5-4(阿津賀志山・厚樫山)をクリアしました。

私、ゲームって苦手なんですよ。ひとがプレイしてるのを横で見るのは大好きなんですけど、自分でプレイしてるとスムースに行かないのがこう、もどかしいというかイライラして。ちなみに今までの人生で自力でクリアできたゲームは「す~ぱ~ぷよぷよ」と「ポケットモンスター銀」だけですね。

でまあ、突き落とされた最終的な原因はこの前の刀ミュ10作品無料配信だとは思うんですけど、いつのまにか沼にいた。コワイネー。明石国行推しです。いつものように夢女です。

こんなサイト運営してるわけで私はモノカキやってるんですけど、まあ二次も書き始めました。明さにばかり。pixiv行くと良質な小説がいっぱい並んでてありがたい限り。これが巨大ジャンル。

で、なぜかわからないんですけどお絵描きを……しておりまして。描くのは明石さんばっかり。美麗なイラストはついったーに流れてくるので大変満足しておりまして(自分でも描ければいいなーとは思う)、なんかゆるいというかこれが私の明石だ、みたいなそういうタッチのを。相変わらずお絵描きアプリの使い方は理解できておりません。でも、文章でもイラストでも、自分の手で推しが形を作っていくのは楽しいものです。ちなみにこのイラストはネットプリントで写真プリントしてPC本体に貼り付けてます(気に入った)。今まで折本でネットプリント使ったことは多々あったんですけど、イラストをプリントするのもなかなか楽しくてよきですね。

夢女レベル

自分のところの本丸に明石さんをお迎えしてますので近侍明石は固定ですね。ただ、ええ仲ではなく、程遠く、うちの明石さんは超塩です。審神者は寂しいです。寂しさを紛らわせるために甘々の明さにを書いてるみたいな状態になってます。こじらせ。明石さんが私に塩対応なのは主よりも被保護者のほうがずーっとずーっと大事なのが理由っぽいのであきらめてます。

とうらぶでやってみたいこと

書きかけというかちょっとずつpixivにupしている明さに(?)な連載物を本にしたいなあとは書き始めた頃から思っています。エタらせるつもりはないので年内に出るかも、といったあたり。プロット立ててないですけど構想の中ではこおり基準では重い話になりそうな予感。

それとは別でうちの本丸の明さにベースどったんばったんも本にしたいなと昨日思いつきました。3部くらい刷る感じ。あの人とあの人と自分用、くらいの。たぶん私だけが楽しいやつなので。表紙は上のタッチでイラスト描きたいなあ。

 

私と香水

にねんよんくみ、さとうこおり。って続けようかと思ったんですけど、書いてみるとむしろしーなりんご的でしたね(私と放電)。

さてさて、香水を買いました。

普段は香水なんて付けないんですけども、年に数日だけどうしても香水を付けたい気分になることがあって、一昨日くらいからそんな気分でした。そんな気分になるたびに新しい香水に手を出して、けれど付けたい気分がなくなるとしまい込み。みたいなことをやってるんでね、今回はちょっとだけ頭を良くしました。5mlのちっちゃいの買いました。

サルヴァトーレ フェラガモ/インカント アミティ

どんな香りを付けたいのかなーって考えて、ムスクの入ったエキゾチック系かなあと。そんな感じの検索ワード+「おすすめ」とかでggって、インカントチャームが私好みなのかなーって思いましてね、買いに行ったんです。すぐつけたかったから通販の選択肢はナシです今回。

そしたらインカントチャームは大きいボトルしかなくってさあ。

買うだけのお金は一応持ってたんですが、どうせ持て余すしなあと考え、インカントシリーズのテスターを順に嗅いでみたんですよね。んで、その中で一番好きな香りだったのがこの「インカントアミティ」でした。5mlボトルあったよ、やったね!

さっき代理店(?)の商品ページで確認した香りの構造。

トップノート:薩摩マンダリン、夕張メロン
ミドルノート:スタージャスミン、ロータス
ラストノート:ホワイトシダーウッド、ホワイトムスク

見てから気付いたんですけど、何年か前にもトップにメロンが香る香水買ってるんですよね私……メロン好きだけど……。

実際手首に付けてみた感じ、爽やかすぎない甘い香りでなかなかいい感じです。これを書いている今は付けてからだいぶ時間が経過してるんですが、セクシーなムスクも感じられてとてもよき。欲しかったイメージにだいぶ近くてよきかなよきかな。

 

刀ステの無料配信を観た

諸事情で音楽番組を見る気がいまいち沸かないので関ジャム観ずにざっと。

刀ステ、舞台刀剣乱舞の無料配信を観ました。

とはいえ、平日はPC前でゆっくりできるのがどうしても21時近くになってしまううえに、25日からセイの紳士アニバにわーきゃーなっていたのでので「虚伝・再演(途中から)」「義伝(途中から)」「ジョ伝(途中から)」「慈伝」の4つかな、観ることができたのは。

視聴スタイルは刀ミュのときと同じように、ブラウザ2窓でついったーTLを表示して流れてくる解説とか考察とかを同時に見る感じ。

虚伝再演で刀ステ初見。噂には聞いていたけど殺陣がすげえ。TL情報によるとまだ甘いと見かけてビビる。ミュと違っていっぱい男士が出てる! と驚く。傷負って脱げててビビる。脱いだーーーー!!!!

義伝でなんとなく刀ステの雰囲気を掴む。なるほど、こういう視点なのか的な。重いとかシリアスというよりは「刀の逸話よりも舞台設定に重きを置いてる」みたいな見方かな、と。作中時間がループしてて滾る。

ジョ伝は観た中で断トツ面白かった。ついったーでも流れてきたけどこれを「生の舞台」で「生身の人間」を使ってやってしまう頭のおかしさ(褒めてる)。前半と後半で全く同じお芝居をしなきゃいけない演出、キまったらすごいし実際キまっててすごかったけど、これ演じるの人間業じゃないぞ……。あと、私めちゃくちゃ歴史に疎いんですが、黒田家は地元だけあっていくつか聞いたことのある逸話があったので受け入れやすかったのも面白く感じた一因ではあると思う。

実は「悲伝」に関しては時間的には観ることができたんだけども、TL情報からメンタルに負担が大きいことが予想されてパスしました。昨日メンタルズタズタだったんですよ……。(ちなみに配信時間中にずっとカキモノしてたのでメンタルは復活してますのでお気になさらず)

慈伝、「コントかよ!」とは思いつつも、本筋の鍵を散らして伏線とか伏線回収に使ってた回なのかなーという印象。笑った。

刀ステ観て気になった男士。

ステ長谷部かわいい。ゲームで育てることにした(手に入れてたけど放置してたの)。あと役者さんをついったーでフォロー。

ステまんばくん。大正義主人公。うちの本丸でも初期刀です。

ステお小夜。足技たっぷりの殺陣かっこいい。

有線ピヤホンを買った

凛として時雨。のドラマー、ピエール中野氏プロデュースの有線イヤフォン、通称有線ピヤホンを買いました。

一次予約には間に合わなくて、一次予約の人たちが届いたころにそういえば、と予約し直し。4月の終わりころに届きました。ヨドバシドットコムさんは送料かからないからお得感。写真見返してたらパケをMakeSのカメラで撮ったやつがないですね……あれぇ……。

まあいいや、色はガンメタリックにしました。ピンクもかわいいなーとは思ったのですが、ウォークマンがご覧の通り青色ですし、かっこいいほうがいいなーと。

で、最初に聴くと決めていましたfox capture plan「the Gift」

まず音が流れ始めて「スネアが強い!」と感じましたね。さすがドラマー監修といいますか、ドラムとかシンバルとかの音が特に強く、というか粒だっている感じ。あとストリングスがめっちゃすごい迫力。

これはすごいなあと思いました。それまで使っていたイヤフォンが4,000円くらいするもので、これはこれで試聴して予算内で一番いい音が聴こえるものを選んだつもりだったんです。それとは音の構成が違って聞こえました。いいとか悪いとかではなくて別物というか。

で、ピヤホンで聴いていて「若干シンバルがとげとげしいかも?」なんてことを考えていたのですが、エージングというやつをやると音色が変わる、と目にしまして。まあ要するに音を鳴らしてイヤフォンを慣らす、みたいなものなんでしょうけど。適当にシャッフル再生しながら数時間鳴らしっぱなしにしてみました。そしたらさ、音が少しまあるくなったの。これは良いですね。バランスも私好みになった感じです。

で、恐ろしいのがこの有線ピヤホン、なんと税込み1,700円。2,000円しないんですよ……。強コスパ。別に回し者じゃないんですけど「ちょっと試しに買ってみない?」ってオススメして回りたい感じです。

有線ピヤホンで気持ちよかったのは他に、パンクロックとアイドル曲ですね。入ってる曲が偏っていることは自覚しています。アルカラはどれも迫力がありましたし、これはめっけもんなんですがKing & Prince「シンデレラガール」がめっちゃキラキラして聴こえて惚れ直しました。

予約困難だった有線ピヤホン、今は安定供給され始めたようなので店頭でも手に取ることができるのかもしれません。お試しに一つ、ぜひ。

『もういない超短篇作家』セルフライナーノーツ

出来ました。奥付的には2020.06.06発行になっているのですが、まあ別にイベント出展でもないですし。

この記事の末尾に本文データPDFを載せるので、興味あったら読んでみてください。

というわけでセルフライナーノーツです。

タルタルソース

椎名林檎「人生は夢だらけ」をイメージしながら書いたものです。500文字の心臓、タイトル競作正選王獲得。競作の作品群の中で一番料理がおいしそうって言ってもらえてうれしかったです。

白い花の婦人

頭に綺麗な花が咲いてる女性って華やかだなあ、白だったら高潔だなあ、そしてそんな人がタバコを吸ってたらギャップだなあ、からのそれにあこがれる女性、みたいなイメージでした。

いたずら好きの魔法使い

チョコレート苦手なんですけど、甘かったり溶けたりと創作対象としてはたいへんそそります。恋愛関係上の接触に重ねたお話でした。

橋の架かる町

七夕伝説をモチーフに、友人と旅をする様子を描いたものです。旅行に行ったときに私自身はどこに視線を向けるだろう、なんてことを考えていました。

ハサミの音

思い出はそのまま髪なのですが、私自身が嫌なことがあると髪を切りがちなのでそんな重ね方になりました。舞台のモデルは行きつけのヘアサロンです。

しゃぼん玉

遊びに熱中して自由になる、みたいなイメージでした。自由は孤独とセットと言われがちですが、孤独って言葉はなんだか可哀相なものに思えてちょっと違うなあなんて思ったりします。

飴売りの娘さん

氷砂糖お得意の寓話です。最後に物語の今につなげたのは私にしては珍しいかも。

夜空の魚

魚モチーフのお話はけっこうたくさん書いているのですが、実は初めて書いたお話も魚の話だったりします。初めて書いたお話を氷砂糖として書き直すなら、みたいなお話です。

すてきな二人

「水男とアリスはとても仲の良いカップルです。」というのをどんなふうにと繰り返し描いたものです。水男の名前はそのまま水からで、アリスの名前は少女であることを示すためにこれにしました。

本の飼育室

すごく短い超短篇。これ、戦争のルポルタージュにしたところがすごく気に入っています。

やさしさを抱きしめたら

日常に入り込む見える化された概念、みたいなのもちょくちょくやっていたのですが、見える化が巧くいったお話だな、と思っています。

ルナティック

性的なお話が書きたくて書いたお話でした。性行為に理性は邪魔かなー、とかそんなイメージで。

王と占い師

氷砂糖お得意の寓話。実はBLのつもりで書きました。優しいのか残酷なのかは自分でもよくわかりません。

貴女が噛んだ

血と紅の赤を印象付けようとした厨二的な設定ですが、わりと好きです。片思いだと思って書いたのですが、今になって読むと両想いだったのかもしれません。

アクアリウム・ルーム

氷砂糖流のSFです。以前書いたように、技術云々よりもそれが当たり前にある日常を書く方が好きです。なにかこだわりがあって「ヴ」表記にした覚えがあるのですが、何だったかは思い出せない……。

もうできない

これは私が自分の限界を予想してしまった頃に書いたお話です。特に気に入っているかと問われると微妙(私は自分の作品が基本的に好き)なのですが、本のコンセプトに照らすと載せないわけにはいかないよなあ、と。

快晴のち雷雨の予報

奇妙なことを当たり前に書く技術は超短篇を書き続けてほんと上達しましたね。三題噺のお題で書いたものでしたが、3つの単語に必然性があると言われて嬉しかったです。

フードファイター

氷砂糖流の祈りの物語です。これを書いて推敲している間は自身も浄化されていく感覚がありました。

魚と眠る

500文字の心臓ではいまいちウケなかったんですが自分ではすごく気に入っているし、競作の作品発表のときに勝利を確信したお話です。繰り返しますがウケませんでした。

旅に出る

敗者の物語は意識的に書いていきたいなあと思っていて、これもそういうお話です。敗者は表舞台から消えてどこへ行くのかな、みたいなことを考えていました。

以上、全20作。珍しくあとがきも書きました。まあご挨拶くらいはしておこうかな、と思ったので。印刷製本はおたクラブさんです。装丁いろいろできる印刷所さんみたいだったので、予算の範囲ですがちょっと盛ってみました。

本文PDFはこちらです。

刀ミュの無料配信を観た

ミュージカル刀剣乱舞、通称「刀ミュ」を無料配信していたので10日間全部観ました。

感想というより自分の内側の話なんで、初見の感想とか読みたい人は他を当たってください。そのくせ勢いのままに書いていくのでネタバレするかもしれんので堪忍な。

ちなみに私のとうらぶ歴的なものは、去年の9月にフォロワーさんにお勧めされてPCで始める。も、PCで音楽以外が流れているのに耐えられずそれっきり放置。今年に入って「映画がすごいらしい」と聞いて『映画刀剣乱舞-継承-』をレンタルして視聴。2月くらいにiPadでポケット版やればいいんでね?とインストール、ちまちまとプレイ。もともとゲームというもの自体があんまり得意ではないのでそんなに進んでません。初期刀がlv75くらい。

まあそんなわけで、自宅待機だしタダだし観てみるかー、という視聴動機です。

なお、初期刀山姥切国広で、OPにえらい色っぽいにーちゃんおるやんと入手前から明石国行が推しに(明石さんについて調べていくうち激重設定ありそうと深みに)。フォロワーさんに教えてもらってシール集めで明石さん手に入れました。

視聴スタイルとしてはブラウザ2窓で、配信画面とTwitter画面並べて実況というかフォロイーの審神者さんたちの考察眺めながら観てました。

でまあ最初の方のは「これは良いエンタメ」って思ってました。役のキャラが立ってるし、殺陣は爽快だし、2部のステージが完全にアイドルライブだったのでまー楽しい楽しい。

観ていて流れが変わったと感じたのは「つはものどもがゆめのあと」からかな。自身の存在の有り無しを問うストーリーに、ほう、と唸りました。

からの「結びの響き、始まりの音」でずどんと胸に来ました。これ観てから「もしかして自身の存在意義についての問いかけの物語なのでは」と感じました。

もしかしては、昨日(明けたから一昨日)の「三百年の子守歌」と今日(明けたから昨日)の「葵咲本紀」で確信に変わります。「三百年」は観終わって感情ぐちゃぐちゃになりまして、寝付けなかったというか日が昇ってから寝た。「葵咲」ではさらにぐっちゃんぐっちゃんの感情を抱えて今こうやってブログを書いているわけです。

自身の存在意義の問いかけ。

その問いを自身にするのは思春期でしょう。おそらく多くの人が大なり小なり「私」というものに悩み、希望を選んで多少の諦めを学んで大人になってゆきます。そういう物語は、言ってしまえば私の大好物なのです。

コンスタントに書き物をするようになって15年くらい経ちます。とあるきっかけで名前を氷砂糖に改めて9年目。氷砂糖はずっと喪失の物語を書いてきました。失ったものを弔っていくのが氷砂糖にとっての執筆スタイルだったと言ってもいいかもしれません。まあここ1年以上氷砂糖名義の執筆活動はほぼしてませんけれども。

自身の存在意義、自分探しの物語。大好物ですね。

特に「葵咲」は明石さんがしんどくてしんどくて大変美味しかったです。一歩引いたところで物を言い、本心を包み隠すかのように振る舞い、かと思えば窮地になると繊細で真面目過ぎる素を出してしまう。強がっているけどとてもナイーブなキャラクターでした。これで美形。私がはまらないわけがないんですよ。

刀ミュ、良いエンタメではなくすごいエンタメでした。

しっかしすごいエンタメの常として、こちらの気持ちを著しくかき乱してくれるわけで、10日連続ってのはなかなかハードでしたね。主に精神衛生上。いやー、濃かった……。

めっちゃはまりそうなんですが、こちとらヘヴィー目なスモーカーなのでたとえチケットがご用意されてもヤニ切れで開演中に発狂しそうなんで生はいいかなーって感じ。「葵咲」と「歌合 乱舞狂乱2019」のDVDをぼぉなすで予約しました。※起きてからの追記

ミュ清光
かわいい。かわいさ爆発。

ミュ石切丸さま
殺陣かっこいい。声が好き。ゲームで部隊に編入、ついったーで役者さんフォロー。

ミュ蜻蛉切
歌声がガチ。たくましい。歌声がガチ。

ミュかしさん
明石国行そのもの。あかしいるもん! ついったーで役者さんフォロー。

最後の超短篇集を作っています

新型コロナ流行の影響で自宅待機を命じられておりまして。

暇なので本を作っています。氷砂糖にとって最後の超短篇集になる予定です。たぶん。

気に入っている超短篇20作をピックアップしています。もう本文はデータも作り終わっているんですが、なかなか氷砂糖らしい超短篇ばかりが選ばれています。

超短篇は500文字以内ととても短いので、書いたときにぎりっぎりまで研ぎます。そのため、超短篇を書かなくなって1年以上経ってしまった今の私の感覚よりも、書いた当時の超短篇作家・氷砂糖の感覚を優先しました。要するに作品自体には発表時のものから手を入れていません。

作品自体に手を入れないと何が起きるか。……レイアウトがたいへん。

文章をレイアウトできるソフトをWordしか持ってないので、まーたいへんでした。正直満足にいったとは思っていません。思っていませんが、諦めました。完璧にしたいというわけでもないですし。

月火で表紙データを作って、月末に入稿予定です。

半分くらい、新しい印刷所さんを試してみたいという気持ちがあっての行動だったりもします。また自分の誕生日に合わせてご本(セイとこおりさん)を作る予定なのですが、少部数行ける二次OKなところを開拓したくて。

頒布はしません。

タイトルは『もういない超短篇作家』です。