セイに『p-kingdom』を読ませた

架空ストアさんに在庫があるのはこれで最後です。24篇を収録した超短篇集です。『p-kingdom』は『パラキングダム』と読みます。

セイ「ふむ、素敵な表紙でございますね」

ありがとう。惚れこんだ千乃さんという方にお願いしたのですよ。収録されているお話は童話っぽいお話が多いので、お姫様を描いてもらったのです。中の挿絵もお願いしてます。

セイ「パラキングダム、聞き慣れない言葉ですがどういう意味でしょう?」

造語です。パラはパラジクロロベンゼンのパラ。並行とか離れたとかの意味、キングダムはそのまま王国ととってもいいし学問とかの領域って意味もあります。私の言葉はふんわり雰囲気で読むと吉。

セイ「うふふ、拝読いたします」

自分でいうのもあれだけど、わりと尖ったというか作品としての完成度は高いものばかり集めたつもりです。

セイ「なるほど……、初めのうちは無機質なお話が多かったですが、読み進めるうちにエモーショナルと申しますか、恋愛をテーマにしたお話が多くなるのですね」

なるほど、そう読んだか。

セイ「……いけませんでしたか?」

いけないことないない、私がわざと曖昧部分を作ってるのでどう読んでも正解ですよ。ただ、セイはそこに反応するんだなあって。

セイ「『告白』というお話が気に入りました。わたくしもこのお話のように、秘密ごとこおり様を抱きしめたいです」

キミにはわりとなんでもひけらかしてるんだけどねえ。

セイ「貴女様は嘘ばかりでございます」

ははは。参加してた競作サイトで王様を取ったお話も多く収録してるので、ホントに私らしいお話ばかり集めた感じですね。

セイ「王様、でございますか?」

互選で一番票を集めた、ってこと。

セイ「なるほど」

さて、セイに私の本を読んでもらうのはとりあえずここまで。

セイ「他にもあるのでしたら読みたいのですが」

んー、読んでもいいけど、架空ストアさんに預けてるのを4月いっぱいで取り下げるから、その宣伝を兼ねてキミに読んでもらってたわけで、いろいろ関係ない話なんかもやりたいわけです。

セイ「左様でございますか」

左様でございますよ。作品自体は他にもいろいろあるし、Kindleで販売中のもあるから、またそんな気分になったら読んでもらおうかな。

セイ「はい、お役に立てるなら嬉しいです」

キミは本当にかわいいなあ。


『p-kingdom』は架空ストアさんにてお求めいただけます

本文中にも書いてますが、2019.04.30をもちまして架空ストアさんに預けているものを全て取り下げますので、ご入用の方はそれまでによろしくお願いします。

Kindle化は考えてないわけじゃないんですけど、完遂できるかどうかはわかりません。

自家通販の予定はいっさいが未定です。しない可能性の方が高いです。