ティーンエイジャーのころからBarという場所に漠然とした憧れがあった。早く大人になりたいと思っていたし、カラフルでオシャレなお酒たちにときめいていた。
さて、私は40代。福岡市に住んでいるので中洲という場所もまあまあ身近だ。というか夫(めちゃくちゃ夜遊びの才能がある)がわりと頻繁に中洲周辺で飲んでいる。なので若いころから中洲のバーに連れて行ってもらうことがあった。
バーという場所は不思議である。値段のついているお酒ももちろんあるのだけれど、例えばカクテルだといろんな価格のいろんなお酒を混ぜてよくわからない値段で提供される。……まあおおむね支払いは夫に任せてしまうのでいくらしてるのかはよくわかってないけれども。他にもレアなお酒が、値段がわからないまま飲めたりする。不思議な場所だ。とりあえず懐にそれなりに余裕がないと恐ろしくて入れない店である。
カクテルの種類は無限と言っていいだろう。ベテランバーテンダーさんでも知らないレシピがあったり、なんか思い付きでこれにこれ入れてー、みたいな注文をしているのを見かけたこともある。そもそも洋酒というものがものすんごく種類が多い。
特にこのカクテルが飲みたい!というのがないときに、バーテンダーさんと会話を重ねてオススメを出してもらうのは、まるでカウンセリングと処方だ。こういうのはね、特別扱いされた気分になるんです。率直に言って気分がいい。カクテルそのものが美味しければさらに満点花丸である。だいたいは美味しい。
そんな私が好きなカクテルは、実はわりと度数の強いものばかりである。酒を酒で割ったものが多いせいで。ちなみに一番好きなカクテルはマンハッタンで、これは味も好きなのだけれど、逆三角のカクテルグラスにチェリー入りで出される、というビジュアルに惹かれている面もおおきい。カクテルを! 飲んでいる! という気分になり、内心テンションが上がる。味も好きなんですよほんとなんですよ。
小説の舞台をバーにしたり、メインの登場人物をバーテンダーにすることがまあまあある。これは憧れによる。まあいわゆる3Bというやつにバーテンダーが入っているわけで、私の男を見る目がないということかもしれない。さておき、バーテンダーって頭よくないと出来なそうだし、頭がいい人が好きだし、手仕事というものに惹かれやすいし、カクテルはおしゃれである。なんかよくわからない話をしたな?
突然なんでこんなテーマで書き始めたかといえば、先日、それこそ5年ぶりとかに夫と中洲で夜遊びをし、バーに連れて行ってもらったのでテンションが下がっていないのである。大人なので夜遊びの権利そのものはあるのだけれど、一人でバーという場所に出かけるというのも私にとってはなかなかハードルが高い。夜遊び楽しかったー。

というあたりで、中洲で飲んだラスティネイル。
それと、一部の人が気にしてくれているかもしれないんで告白するんですが、禁煙は失敗しました。