スペースワールドの思い出

2018年1月1日午前2時。
北九州市のテーマパーク、スペースワールドが閉園しました。

小学校の遠足とか社会見学とかで頻繁に行ったスペースワールド。
なくなってしまうとやっぱり寂しいものですね。

私、絶叫マシンとかが得意でなくてというか苦手で、スペースワールド行っても乗れるものがあんまりなくて、特別楽しい思い出っていうのはそんなにないんですよね。実は。

生まれて初めて乗ったジェットコースターはスペースワールドの屋内コースター「ブラックホールスクランブル」でした。家族で(子供会とかだったかな)で行ったときに母親に騙されて(w)コースター乗り場へ向かう乗り物へ乗せられ。

サテライトという設定のその建物には3つのアトラクションが同居していて、どれかに乗らないと地上(屋外)に戻れない! となって乗ったのがブラックホールスクランブルでした。暗闇を走るジェットコースター。

小学校の遠足で行って、担任に「これなら怖くないよ」と入ったのが「スターシェイカー」。4DXの映画みたいな感じかな?(4DX観たことないけど) いろいろあって宇宙船レースに巻き込まれてしまった、という設定の画面(前面窓という設定)に合わせて座席ががったんがったん揺れる、というアトラクションです。

好きで、アトラクションが出来てからは行くたび乗っていたのが「惑星アクア」という川下り。確か、不時着した水の惑星をボートで探検する、みたいな設定だったかな。結構濡れるのでそれがまた楽しかったです。空いてる時は何回も連続で乗ったりもしたなー。

象徴ともいえるスペースシャトル実物大オブジェ
子供の頃は月に一回くらいの頻度で横を通っていたのですが、見るたびわくわくしたなあ。花火ショーみたいなので、噴射口から火花を出していたのを見たことがあって、すごく興奮したのを覚えています。

経営母体が変わってからはなくなってたような気がするけれど、宇宙博物館的な展示施設もあって、月の石とかスペースシャトルの本物の部品とか、あとロシアの降下用宇宙船の実物大模型とか置いてありました。理科が大好きな子供(私だ)はこういうのアガるんですよ! アガるんですよ!!

あとショップで売ってる宇宙食。アイスクリームが結構気に入ってて、本当は水入れて戻して食べるんだったと思うけど、乾燥してぼそぼそしたままのを齧ったりとかしてました。

そして私の世代だと成人式会場がスペースワールドでした。

4時起きでヘアセットして着付けして写真撮って駅に向かってスペースワールド駅到着したら、式典終わってるというね! いやまあいいよ! 懐かしい人たちと会うには会えたし!

 


めっちゃロマンのある終わり方だと思いませんこと? 思いませんこと??
そして書いたのがこれだ。

500文字小説『流浪の遊園地』

こういうサイトを運営しているので認知されているとは思いますが、検索でピンポイントに来る人もいるかもしれない! いるかもしれない!

私、氷砂糖は超短篇(500文字小説)という文芸ジャンルにおりまして、作品ブログをだいたい週一で更新しております! 500文字以内という縛りの文芸なのですぐ読めるよ! 短いから説明はしません。読んでください。

あと、書いた500文字小説をさとうささらという音声合成ソフトに読ませたものを作ったことがあるのですが、使ったお話がSFだったので背景にスペースワールドの写真使った。
読ませているSFは、タイトル競作といってタイトルをお題として500文字小説を書く、という企画サイト用に書いたものなのですが、「湖畔の漂着物」というタイトルで宇宙SF被りするとは思わなんだ(しかも多数)。

お正月は北九州の実家にいたのですが、スペースワールドの閉園は北九州のトップニュースで、「なくなったんだねぇ」って話をしながら家族でしんみりしました。

投稿者:

氷砂糖

九州在住の五〇〇文字小説書きだった人。鉄の街出身、晩秋生まれの嘘詠い。

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