『ほしとんで』読んだよ

フォロイさん複数が同じころに推していた、大学俳句ゼミのマンガ全5巻。

何回か話題にしている通り、今、わたしは詩を勉強していましてね。なんか役に立つといいな~という思いでサクっと5巻まとめて購入。5巻くらいで完結してくれるとお手軽に手を伸ばしやすくていいですね、個人的な事情ですけど。

さて、舞台は美大の文芸学部。一年次はゼミ必修(希望のゼミに入れるとは限らない)で俳句ゼミに配属された主人公が全く何も知らない状態から俳句に出会い、そのまま(たぶん希望のゼミに入れる)2年次3年次、4年次、と俳句ゼミで俳句を学んでいく、という内容です。

私自身も俳句はよくわかんないなっていう状態で読んだんですけど、面白かったし、こういう「創作を学ぶ場」にいるのは楽しそうだなと思いました。だって大学生で学ぶ内容が創作って、つまりすべての時間を創作に関することに割けるってことじゃないですか、羨ましい。

そして句会というのが面白かったです。

私はかつて500文字の心臓という超短篇(500文字小説)コミュニティに所属していました。ここのメインコンテンツがタイトル競作というもので、タイトルに添った超短篇を書いて作者匿名で公開され、「句会形式」で互選する、というものだったんですけど、「句会?」ってよくわかってなかったので、この漫画を心臓にいた頃に読めていたら何か変わっていたかなあもうちょっと心臓に居られたかなあとか思ったりしました。

あと、作中序盤で「推敲の文学」という表現があって、超短篇は(実際俳人も多かったんですけど)俳句の文脈の文芸だったんだなあと。短歌ではなく。短歌よりのコミュニティだったらもっと、なんか、こう、ああ悪口が出てきそうだ、なんか違ったものになっていたんだろうなと思います。

登場人物ではレンカさん(チェコとのハーフ)が一番好きです。吟行からの初めての句会で「作品だけを見て褒められる」という体験で俳句にどっぷりはまっていくの、わかるわかるって感じでした。作風というか作為もなかなか挑戦的でしたしね。仲良くなりたいタイプの人です。

明石推しが心乱す紫陽花の季節です

実は金曜日がお休みでして、本当なら禺伝DVDを観たかったところなんですけど予約していなかったので今取り寄せ中で、ならばと刀ミュの『鶴丸国永 大倶利伽羅 双騎出陣』を7日間レンタルを購入して観ました。明日感想とかは書くと思います。

投稿者:

氷砂糖

九州在住の五〇〇文字小説書きだった人。鉄の街出身、晩秋生まれの嘘詠い。

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