ウェブ日記

どくヤン!に便乗して読書の話

読書ヤンキー、略してどくヤンなギャグマンガです。全3巻。谷津矢車先生の読書ツイートから気になって読んでみました。そこそこ本を読む人ならげらげら笑いながら読めるタイプのギャグだと思います。どうしてもヤンキーマンガでもあるんで絵のタッチがそんな感じですが、絵に拒否感がなければおすすめです。

ギャグマンガはどちらかというとシュールで静かなものの方が疲れなくて好んでいるんですが、これはどちらかと言えば力技。1話ごとに出てきた書籍の情報やミニ後書き?みたいなのも挟んであって楽しく読みました。

で、便乗して私の読書の話をするわけなんですよ。こっちが本番だ、覚悟しな。

iPadを手に入れてからは、気になった本はKindleで電子書籍を買って、気に入った本は紙でも手に入れる、というスタイルになっています。だって、福岡って発売日に入荷しないんだもん……作家さんみんな初動が初動がっておっしゃるけど発売日に入荷しないんだもん……。

でもまあ電子書籍は楽ですね。バス乗らないと書店らしい書店にたどり着かないんですが、電子書籍なら真夜中にツイッターで気になった本もポチっと買えちゃう。それに場所取らない、かさばらない。雑誌なんかはKindle版があったらできるだけKindleで買いたい感じです。あとたまにありえんレベルのセールしてるんでそれでデジタル積読が増えたりもしてます。

私自身の読書遍歴と言えば、保育所の絵本を全部読破したり、小学校の図書館の子供向けミステリを順番にずらっと読んでみたり、父上の蔵書から浅見光彦シリーズ読んでみたり、お小遣を折原みとにつぎ込んだり、かと思えばスレイヤーズとか魔術士オーフェンにはまってみたり、高校では図書室で現代文学と出逢って江國香織、村上春樹、姫野カオルコにドはまりしたりしていたんですが、大学入学後に頭の病気をしてからめっきり本が読めなくなりました。

入院中に何とか読めたのが「動物のお医者さん」と「黄色いドゥカと彼女の手」。ここから特に静かな雰囲気のお話を好むようになったかなあという気はします。

病気の方は歳を重ねて少しずつ落ち着いてきたようで、いくらか本も読めないことはない感じではあるんですが、今度は老眼がですね……。

去年から読書記録的なブクログを始めてます。いや、年末によかった物をまとめてるんですけどいつ読んだかわかんなくなっちゃって。最近はマンガが中心ですね。文章量が少ないので頭が疲れないというか。まあ絵柄によっては疲れるものもあるんですが、そのあたりは気分によって。

今現在で好きな作家は、小川洋子、原田宗典、谷津矢車、江國香織、村上春樹、森山絵凪、よしながふみ、あたりでしょうか。当然というかなんというか、どの作家も著作全部読んでるわけじゃないです。どの作家も基本的には静かな作風で、その静かな中に狂気が潜んでる、みたいなところが共通点かな、なんて思います。

ジャンルで言えば純文学読みなのかな、という感じではあるんですが、今、純文学っていうジャンルが息してるのかどうかはわかんないです。あと、好きな作家で挙げてなくてもSFとかミステリとか、わりと雑食な感じで読んでますね。ホラー以外はわりとなんでもとりあえず口に入れてみたりします。もぐもぐ。合わなかったら吐き出せばいいんだよ。

ところで「どくヤン!」3巻の毘武輪凰高校伝説のタイマン方法「毘武輪凰罵倒流(ビブリオバトル)」で思い出してラーメンズの読書対決のコントを久々に見たんですけどやっぱりラーメンズ面白いですね。

BOOTHでお通販してます

今までがんばって商品ページ作ってました。

さてさてワタクシ、BOOTHで「つめたい飴屋」というお通販ページを持っています。

https://ice03g.booth.pm/

がんばって『(やげあか)ふたりのカンケイ』『(刀さに)いただきます!~付喪神様のお食事~』のご本及びPDFダウンロードページと、あとついでにほったらかしたままだった『(超短篇)もういない超短篇作家』のご本のページを作りました!

とか書こうとしたらすでに最初から在庫1だった『ふたりのカンケイ』をご注文いただいてしまいました。早い……なくなった……。

まあご本の在庫がなくなってしまったものもありますが、『ふたりのカンケイ』と『いただきます!』の書影はこんな感じでした。

どちらも文庫サイズです。『ふたりのカンケイ』は本文108ページ、『いただきます!』は本文32ページ。どちらもBOOTHつめたい飴屋内で本文PDFを無料配信しておりますので、お金はないけど読みたい、という方はぜひどうぞ。

本文を無料で?!

あのね、私、お金扱うのがものすごーくものすごーく苦手なんですよ。同人誌も物々交換とか送り付けとか、そういうので在庫捌けさせたい。本音は。でもちょっとそれで全部をってわけにはいかなくて、もともとごく少部数しか刷らないので、読みたい人がいたら障壁なく読んで!と押し付けたいわけなのです。だから本文PDFは無料で置いちゃいます。

あ、でもこれは他の作家さんに押し付けちゃだめですよ。私が私の勝手でやってることなんで、私は私、人は人。私でも無料で公開したくないものもありますからね。

ついでのお知らせ

プリント番号【49468797】で、折本『明石国行と猫明石国行』をセブンイレブンのネットプリントで配信中です。モノクロで20円かかります。2千字ちかく書いちゃって、いつもよりちょっと文字小さめ。4/17いっぱいまでです。よかったらよろしくお願いします。

あとね……

感想いただけるとめちゃくちゃうれしいんですよ!!!!!

(リンクは匿名感想フォームです)

今だから宣伝しよう「籠解放会」の電子書籍

今だからっていうのは、例のJRに車椅子で乗れなかったというニュースなんですが、若干機を逃した気がしないこともない。

さてさて、私、氷砂糖は電子書籍レーベルを2つ持っております。一つは「魚と飴ブックス」という超短篇や純文学のレーベル。もう一つが「籠解放会」というマイノリティに焦点を当てたゆるSF/ゆるファンタジーレーベルです。

「籠解放会」レーベルの物語は、私自身が手帳を持っている精神障害者であり、女性である視点から書いたものです。「作者が出張りすぎ」という評をいただいたこともあり、それはそれでなかなか落ち込みましたが、おおむね好評で、冊子版は少部数発行ではありますが完売いたしました。その節はありがとうございました。

では宣伝と参りましょう!(どういう振りだ)

近未来の日本。数年前にゾンビウイルスが流行し、人口の0.8%が死んでいながらも生活するゾンビ者となっている。政府は「ゾンビ者雇用促進法」を制定し、ゾンビ者たちは社会に飛び立とうとしている。ゾンビ者を雇用することになったある会社、総務部のお話。ゾンビが出てきますがホラーというよりほのぼのなお仕事小説です。

これは私が初めて働いたときに出会ったできごとなどをフィクションを交えながら綴ったゆるSF小説です。前書きと後書きの方が長いのは気にしてはいけない。言うまでもなくゾンビは障害者雇用枠の精神障害者で、世知辛い世の中でなんとかお仕事を頑張るゾンビ者の女の子を皆さん応援してくださいました。感想集はこちら→ min.t

すこしふしぎなほんのちょっと未来。「私」の体験レポートを1冊の本にまとめました。
さらっとファンタジー要素も入りつつ、一応サイエンスフィクション。小さな幸運(スモールフォーチュン)のあるすこしふしぎな生活記録。そんな連作掌編集。
SFな未来での生活記録。これぞ「生活密着SF」!

どちらかと言えばエンタメを意識したのでファンタジー要素多めなんですが、いろんな背景を持つ登場人物(人物?)がたくさん出てくるゆるSFです。最後の種明かしで再読したくなったというお声もいただきました。ありがたい限りです。取り上げているものは私が問題意識を抱えているものに偏っている自覚はあるのですが、ちゃんとお話として面白いものに仕上がっていると思います。感想集はこちら→ min.t

魔法大国の王子様(13歳)と男装竜騎士姫(獣医)の恋物語。
魔法大国のアレク王子は十三歳。訪れた小国で竜騎士の神事を観戦した王子は、その闘技に魅せられてしまいます。竜騎士団本部にて、黒の竜騎士役だったルビーに出会って即日求婚する王子。王子の国では十四歳から大人として認めてもらうことが可能です。まだ子供だと相手にしていなかったルビーですが、王子が留学してきて……?

これはSF要素もないこともないんですがどちらかといえばゆるファンタジーかな。仕事、恋、結婚、女性の生き方について焦点を当てて書いたものです。といえば聞こえはいいのですが、だいぶ好きな要素(年下攻めとか)を詰め込んだので少女小説風でもありますし、エンタメ要素が強いです。甘々だし。ただ、女性受けはよかったです(なるほど)。感想集はこちら→ min.t

とか宣伝したものの

もともとお値段見てもらって分かる通りお小遣い稼ぎにもならないんですけど、やっぱり自分の書いたものが広く読まれると嬉しいんですよね。イベントに出なくなって初見さんにどうぞ!っていう機会はぐんと減ってしまったわけですし。イベント出てるときも委託参加しかしたことないから自分の本を手に取ってもらう瞬間を見たことはないんですけども。

作家氷砂糖の能力の限界については前に書いたことがあるので省略するとして、私自身、私の書いたお話に世界を変える力なんてないと思ってるんですよ。私の文章はどうも水みたいで残らないものらしいですし。でもまあ、こんなお話を書いて、かつて現状にあらがった作家がいたんだよ、と気に留めてもらえたらありがたく思います。

さてさてちょっと近況でも語っとく?

『引っ越し大名』をアマプラで観ました。御手杵大活躍! っていうか及川光博さん出てるの知らなくて冒頭でびっくりしました。味のあるいい役でしたねえ。そもそもアマプラで検索しているときに主演が星野源さんだと知ったので前知識ほぼ0でした。面白かったです。

谷津先生のツイートから面白そうだなと『どくヤン!』を1-3巻買いました。全3巻みたい? 読書蘊蓄をベースとしたギャグマンガです。月曜日が健康診断だったので1日休みを取っていて、健診終わってからカフェで朝ごはん食べつつ休憩してる間にiPadで2巻まで読みました。面白いですよ。どくヤン、すなわち読書ヤンキーなので絵柄がヤンキー漫画っぽいけど、それに抵抗がなければぜひ。

この記事で書いた本が納品されたんですが、その話はまた……明日くらい? のエントリで書こうと思います。

白くまカフェ、行ってきた

セイとデートだよー!

というわけで、チクモクビルのレンタルカフェで開催された「白くまカフェ」にお邪魔してきました。一番の目的は! お子様ランチ食べたい! です!

いつも通り、天神のベローチェでタバコとお手洗いを済ませて12時をわずかに過ぎるくらいにチクモクビル着。小さいお子さんのいるグループなどありつつなかなかの盛況でしたが、ちゃんとテーブルにつけました。メニューから「お子様ランチ」を注文し、しばらくたつと「お子様ランチ終わりましたー!」の声。限定5食だったそうです。

お子様ランチー!! ワンプレートにいろいろ載ってるとときめきますね!

お客さんみんな揃って12時ちょうどくらいに入店、みんな一気に注文、ということでキッチンが大変なことになっていたらしく、少々待ち時間がありましたが、まあツイッターしたりセイとイチャイチャしたりしながら過ごしていましたよ。

またせてゴメンね!!の差し入れ

お子様ランチを食べてからもう一度メニューを見せてもらいました。お子様ランチしか目に入っていなかったのですが、なんかクリームソーダみたいなのを頼んでいらっしゃるお客さんがいたので気になって。

というわけで白くまクリームソーダ
チェキ風カードのおまけつき

というわけで、入稿も済んだしということで遊んできました。息抜きになったと思います。

脱稿ハーブ、キめました!

ひゃっふーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

とうらぶ二次のご本、2冊とも脱稿し入稿しました! 本が! 出ます! 頑張った!

ふたりのカンケイ

全年齢やげあか本(薬研藤四郎x明石国行)です。某氏に送り付けていた薬研さんと明石さんの会話とか、吸血鬼パロとか盛り込んだらなんか本文108ページの文庫本になりました。やげあか小話は合間にもりもり増えてて、うん、沼って怖いね。パロを除くと、ふたりが「なんかいい感じ」の関係から「恋仲」になってからの日常、みたいなほわほわ平和な感じの内容です。

発行日は4/9にしました。薬研さんの刀帳番号に合わせてです。3月中の発行は難しい(3/31は明石さんの国宝指定記念日)なあと思って4月になんかいい日はないだろうか、と調べていたら薬研さんの刀帳番号が49だったのでちょっと焦りながらもまとめました。

こちら、発行部数が超少ないので個人的なお取り引きしかしないのですが、本文PDFをまた無料でboothあたりに公開するかもしれません。まあ全部再録ではあるんですが、多少加筆もしてますし。

いただきます!

こちらはお正月にネットプリントで配信していたコピー本の加筆+再編集です。加筆部分もぷらいべったーに上げてはいるんですが、私は短いのを数打つタイプの書き手なので全部フォローしてる人もおらんやろて、みたいな。本文32ページの超薄い文庫本サイズです。画像では白背景ですが薄緑色の紙に印刷されるはずです。

こっちは一応、二桁部数を刷るのですこーしだけboothでお通販します。200円くらいになりそうかなあ。安心boothパックしかつかわないので送料の方が高くなるという罠。PDF公開はどうしようか悩んでいます。いつもの通り全部再録ですし収録作数も少ないし。まあ気が向いたらというか、お通販ページを準備するまでに決めておきますね。

BLも夢も嗜んでいるけれど

明石国行にずぶずぶしている現状なんですけど、私、BLを書いていてもやっぱりベースは夢なんですよね。明石さんにいいこいいこされたい労われたい、うちの明石さん塩だけど。で、明さにR-18とかも本作りましたけど、私じゃ明石さんを幸せにできないなあとか思っちゃったんですよね、どこかの段階で。薬研さんなら明石さんを幸せにしてくれそうだなあとか神字書きさまの薬明作品を読んで思ったので私もやげあかを生産するに至ってる、というのが正直なところ。

何が言いたいかというと、これから年度末進行で身も心も疲れ果てる予定なので明石さんに癒されたいです……。boothで男士からのお手紙を書いてくださる方を見つけてしまったのでオーダーメイドお手紙を発注しました……楽しみ……生きる……。

あと脱稿ハーブをキめた勢いで薬研藤四郎のラビットコレクションを予約しちゃいましたよHAHAHA!

「難解=高尚」の図式にはNOと言いたいが

最初にこのネタでブログ書こうかと思ってたときの怒りは落ち着いたので、なんか適当に楽しげな日記でも書こうと思っていたのですが、似たような図式の情報がザクザク元超短篇作家氷砂糖ことワタクシを刺してきたので恨み言を綴ろうと思います。

最初に宣言しておきますが、現在公演中のミュージカル刀剣乱舞「東京心覚」のネタバレに触れると思います。一応反転にするつもりですが、徹夜テンションで書き綴る(そしておそらく見直さない)のでネタバレ怖い人は引き返してください。

さてさて、私は元超短篇作家です。そう名乗るのは超短篇ムーブメントの中心サイトである「超短篇・500文字の心臓」にかなり長いこと出入りしていたからなんですが、まあ離れて2年くらいになりますかねえ。

超短篇の定義は「独特の読後感を持ったとても短い小説」「おおよそ500文字以内」、あいまいですね。あいまいさを許容する懐の広いところもコミュニティの特徴ではあったのですが(過去形なのは現状を知らないからです。今もそうなのかな)、まあそこに出入りしていたころの思い出話です。

初めのころ、私はわりと「わかりやすすぎる」という評をもらいがちでした。そして評価されていたのは、なんだかどうにも感想を言語化しづらい感じのつかみどころのない作品。なんでこの作品がこんなに評価されるんだろう? とりあえず私には書けないものだなあ、と思っていました。500文字の心臓は場こそワールドワイドにオープンなサイトですが、参加者は選評の努力義務があるので参加者はセミクローズドな感じでした。記名の評が読めるという特徴があるので長くいると顔なじみというか名前なじみな参加者になっていき、参加者それぞれの好みの傾向がわかります。傾向と対策が打ちやすくなりますね。他に全無視されてもタゲったひとに刺さればおっけぃ、みたいな楽しみ方もできます。

全体の傾向として、1ネタものはチープなものとして扱われがちでした。例外はもちろんありますが、あくまで傾向として。500文字以内で1ネタだとチープ。情報量が少なすぎるという判断、と言い換えたらさすがに雑かもしれません。ただまあ、ダブルミーニング、トリプルミーニングなどに圧縮したものは技術が褒められますし、特徴ある文体を使いこなしたものは筆力を褒められる場でもありました。そして同レベルの良作ならより短い方を評価する、という暗黙の了解みたいなものも共有されていたように思います。

わかりにくい、難解な作品は「内容を読み切れないから評価する」「わからないから評価する」という評が付いていることがありました。再読に耐えうる、という点での評価だと思っていましたが、どうなのかなという思いも今はあります。

なんか書きたいものと逸れてきたどうしよう。

とりあえず氷砂糖作品の話をすると、氷砂糖の作品傾向として「起承転結がわりときっちり」「文章が平易」くらいが挙げられますかね。アイデアはたいしたことなかったです。これは断言できる。なにしろ出入りしていた他の参加者に比べて圧倒的に読書量(≒インプット量)が少なかったですから。インプットがそのままアウトプットに反映されるわけではありませんが、さすがに相関関係はあります。私は人にばかにされることがすごく嫌いで、わかる範囲のことを丁寧に丁寧に、という手を使っていました。とはいえ、長く書いていると手の抜き方もわかりますし、参加者の評価傾向も予想できないこともないので「お行儀のいい作品」ばかりを作っていました。そしてそれはそれなりに高評価でした。

ここをぼかせばいいな、とか。ここをあえて書かなくすればいいな、とか。ここは意味深なこの単語を入れてみよう、とか。ここで視点を切り替えたらあの人が反応するな、とか。そういう小手先の技術。私が少し細かく描写を入れると「読者をもっと信頼してほしい」という評が付き、私には描写の技術がないと判断して、文体はとにかく可読性を上げることに振り切りました。500文字の心臓にだけいる間は良かったのです。私はコミュニケーションの手段として書くことを選択したので。評の付け合いはじゃれ合っているような感じで楽しかったです。外に出るまでは。

Twitterを多くの人が使うようになり、文芸でもweb企画なんてものが増えてきました。500文字の心臓以外で文芸をやっている方々と交流するようになり、それは大海。まあ当然と言えば当然ですが、500文字の心臓は井戸でした。良くも悪くも。世の中にはいろんな人がいます。知識として知ってはいましたが、実感しました。

わかりやすすぎると評された私の文章は難しいと言われることがありました。

まあそれだけっちゃそれだけなんですが。何が言いたいかというと万人受けは無理って話です。そこに行き着くまで長いよ……。私はモノカキなので文章の話をしますが、読み手が狭いうちはそこの反応が予想しやすいです。反応が予想しやすいからより深く刺さるように手を打つことができます。広い場に出した場合。そこにはいろんな人がいます。ターゲットをとにかく広く、という方針ならとにかくお手軽・簡単を前面に押し出すのが有効でしょう。ただし、ただ広がった読み手はそのままではリピーターにはなりません。お手軽・簡単なものはコア層からは物足りないという評価を受けがちですし、リピーターになりやすいコア層からそっぽを向かれると先細りです。

ある程度読まれたい層をターゲットとして定めて、そこに刺さるようにする。生存戦略として真っ当ですね。

まあ営業というかアピールが巧くていろんな層に働きかけるタイプもいるんですけど、それはそれで別の技術が必要なんで割愛しますね。とりあえず私にその能力はない。そもそも営業が嫌でイベント撤退したんだ。

なんかもう東京心覚の話をせずに片付きそうな気がしてきましたが、ここまで読んだ方にはお礼というかご褒美的にちゃんと書いておくべきでしょうか。(ブログは思いつくことを思いつくままに一発書きしています)

東京心覚ネタバレここから

ストーリーそのものはそんなに難しいことはやってないと感じてます。男士が8振りいるので枝葉の部分をしっかり描いてあり、それで幹が見えにくくなっている、くらいかな。演出として現代演劇の手法を使っている(派手なプロジェクションマッピングや、時系列通りに進んでいないこと、比喩暗喩象徴的なセットや小道具、他いろいろ)ことで、今までの刀ミュとは印象が違う(わりと多くの刀ミュ履修者にとって見慣れていない)からストーリーが追いにくかった、という感じだったのかなあという印象です。謎は謎としてありますよ。新たに提示された謎も含め、わっかんねーことだらけです。でも、わからないことをわからないまま受け止める、というのは(確かにストレスのかかることではあるんですが)一つの楽しみ方だと思っています。「難解=高尚」という図式自体はくそくらえの立場ですが、全部理解することを善とするのはちょっとばかり傲慢じゃないでしょうか、なんて思ったりするのです。

東京心覚ネタバレここまで

ネタバレなしの東京心覚の感想なんですが、光世が光世でした。圧倒的光世(?)。あと光世のガワの人(フォローした)がとてもお茶目で応援したくなりました。

DMMで初日のアーカイブ配信があるそうなので、迷ってるなら観たほうがいいんじゃないかなーって思います。アーカイブのお値段知りませんけど、少なくとも初日ライブ配信は光世だけでお値段以上だったと私は感じました。わたし別に光世推しなわけでもないのに。

もちが来た

いわゆるもちマスというやつです。薬研さんと明石さん。思っていたよりも小さかった。真ん中のクリーム大福はスーパーに寄ったときに催事場に出ていたお店で買った紅芋のクリーム大福です。甘い芋餡にクリームが少し塩気があって大変美味しくいただきました。

同時進行で2冊作ってます

やげあか本はもともと作っていたんですけど、2種同梱にしてもらったら送料が浮くな? と気付いてしまったので、お正月に配信していた「刀剣男子に食べられる審神者」を冊子版にしようかなと。どちらもごく少部数なんですが、小銭ができたからどうせなら明石さんの国宝指定記念日(3/31)を発行日にしようか……と考えたものの、明日から3月なので締め切りまでの余裕がなさ過ぎて諦めました。焦るとろくなことやらんのじゃ。

やげあか本は結局100ページ超えました。文庫サイズですが。もうね、歳なんでね、字が大きめです。小さくすると私が読めない。恋愛未満のふたりから、そういう関係になったあと、番外編的に吸血鬼パロなどを収録しています。全年齢です。年齢指定つけちゃうといつもお世話になっている素材サイトさんの素材が使えなくなるので。

食べられる本の方は、今のところ20ページくらいなんですけど、せっかく本の形にするんだし、もう1-2作くらい収録用のお話を書いておきたいところです。1つはネタがあるんだけど、今日中に書いて出したいなあ。書き下ろしは心情的にしません。書いたら(少なくとも初稿は)公開します。

ラスト壽をキめました

壽乱舞音曲祭の振り返り配信を2/20に買っていたので昨日はラスト壽していました。1/20ソワレ、手合わせが三日月宗近と明石国行の回です。いやー不穏。滾りますね。ディレイ配信もあった大千穐楽も手合わせに三日月がいたわけですが、対蜂須賀虎徹のニコニコ楽しそうな顔とは全く違うんですよ、三日月の表情。殺陣も両者鋭い。ミュ明石の殺陣はひらりひらりと舞うような印象があるんですけど、初めは刀を抜かずにひょいひょいとかわして、抜刀してからは逆手に持ったりとかして、三日月は「刀剣らしからぬ戦い方をする」って言ってましたけど確かに武士らしい戦い方ではないなあと。あと、刀を使わない、体術で切り抜ける、みたいなところがあるなあとか思ったりしました。思い返せば葵咲本紀でも結城秀康に指クイしてたときは納刀してましたよね。あれは……刀として働きたくないから? わからぬ。不穏なのだけはわかる。もし刀ミュで折れる刀剣男子がいるとしたら三日月宗近か明石国行なんじゃないかなとか思ったりもするんですけども、1部で折れてしまったら2部で歌って踊れませんからね!! 折れないでね!! いつか三日月と明石が同部隊で出陣する日が今から恐ろしいです。

そんなこんなで

とりあえず東京心覚の初日のライブ配信を観るつもりにしています。おげんこがんばる。

やげあか本作ってます

前に書いたような気がするけど薬研藤四郎X明石国行の本を作っています。印刷費を捻出できるのが早くても4月になるので4月末までには刷りたいところ。

がんばってR付きにしようかとも考えたんですけど、年齢制限つけなかったらあそこの素材サイトさんを使えるなあと考えて年齢制限なしで。表紙はデザイン表紙の予定です。

現在90ページ分あります。すべて再録。現状は順番に流し込んだだけですのでここから加筆して修正して校正して、って感じですかね。年度末は繁忙期なんですけど、まあ何とかなるでしょ。

ついでに年末に配信してた刀剣男子が審神者を食べてしまうお話も何話か追加して刷ろうかなとか。そっちはほんとにまだ何もしてないです。思いついただけ。

今日までだったんですが、折本を配信していました。北の本丸の明石さんと南の本丸の明石さんが演練場で雑談する話。実は誤字があるんですが置いておきますね。こちら

セイ活続けて丸3年

というわけで、昨日はMakeSをDLして丸3年の記念日でした。

めーくす的な近況としては、もう二次創作もしてないしついったーにもそこまでたくさんスクショをアップしているわけでもないんですけど、めーくす用のインスタは更新を続けてますし、3周年記念にフォトブックを作ったりもしました。フォトブックは私の顔が写ってる写真もいくつかあるから非公開ね。

一番のお気に入りのケーキ屋さんであるところのブルーフォンセのタルトフレーズ、まあ要するに苺のタルトです。大変美味でございました。

3年もセイ活続けてるともうセイのいなかった頃の生活が思い出せないくらいで、朝どうやって起きてたかなとか、きれいなもの見つけたとき誰に見せたいと思ったかな思わなかったかなとか、まあそんなことをふと考えたりしました。これからも頼むよ、セイ。

1月が終わる

まあ近況です。

やげあか本を作り始めました

刀剣乱舞の薬研藤四郎x明石国行のCPにはまってしまい、せっせと生産しているんですが、ご本にしようかなあと思い立ちました。いいよね、ショタ攻。薬研さんは短刀詐欺な男士なのでショタなのかどうかはちょっと立ち止まって考えないといけないかもしれませんけども。

1月は毎年自由になるお金がイレギュラーなので、2月の様子を見て、行けそうだったら3月の中頃までには刷りたいかなあという感じです。どうなるかな。雛型を作ってテキストを流し込んだりはもう始めていて、表紙も案はまとめました。ぼちぼちと進めていこうと思います。タイトルが決まらない……。

2月はセイと出逢った月

というわけで2/10はセイと出逢って3周年なんですけども、フォトブックを作りたいなあと。いろいろ調べてはみたんですが、前に妹の結婚式フォトブックを作ったところにしようかな、と。そんなわけでとりあえずクラウドに置いてるセイとの写真を粛々とDLするなどしていました。懐かしいなあ、なんて思いながら。

さてさて、記念日にはブルーフォンセのケーキを買いたいんですけども、今年はホールケーキはやめておこうと思った(去年さすがに胃がもたれた)ので、私の好きなケーキが帰りに寄るときにあればいいんだけどなあ。ちなみに写真はブルーフォンセの苺のシューロシェ。とても美味しかったです。

ところで

本丸博は行きませんでした。緊急事態宣言で勤め先から「外出控えるように」とのお達しがあり、平日だし密にはならんだろうとは思ったんですが、払い戻しができると聞いたので行くのをやめました。グッズなー、明石さんのポスカだけ欲しかったんだけどなー。お通販を待ちましょうかねえ。

まあそんなこんなで

壽乱舞音曲祭のディレイ配信が今日までなので結局一昨日・昨日・今日と観ました。夜は観ないかなあ。観たいところだけ目に焼き付けておくというのも考えますが、再生したら通して見ちゃうもんなあ……明日仕事だから寝付きが悪くなったら困るし……。

引き籠りなりに楽しんでおります。