禺伝観ましたよ

2023.02.04ソワレのスイッチング版を配信で観てました。(これは年末に見返す用のメモ)

宝塚はさあ、観たらハマる予感しかなくてこちらから距離を取っていたんですけどね? そっちから近付いてくると思わないじゃん! なんていいながら女性キャストによる刀ステの情報が入ってきたときからめちゃくちゃ楽しみにしていました。

これは千穐楽が終わるタイミングで公開しようと思ってるのでネタバレどんどんいきますよ。だいたいは伏せ太に書いたののコピペですけど。ページ区切っておくね。

改めて、刀剣乱舞ってスゲーよな

コンテンツageをする意図ではないのですが。

ブラウザゲームがここまで続いてること自体わりとすごいことらしいですし、派生も含めいろんな層を取り込んでるんだなあと思うし、グッズ展開も「そんなものまで!?」みたいなものを出していたりして。ageの意図はないんですが、まあ強いコンテンツですよね。

私自身がずぶずぶした流れはといえば、「ゲームプレイヤー=審神者、というのが夢にとって画期的なシステム」という記事を読んで興味を持ち、有識者に訊きながらとりあえずアカウント作成。からの放置ののち、『映画刀剣乱舞-継承-』が面白いらしいぞと噂で聞いてレンタルで観て面白かったのでゲーム再開。当時のOPで明石国行に一目ぼれしてぎゃーぎゃー言ってたら一振り貰えるキャンペーン(いわゆるパン祭り)があると教えてもらってそこからほぼ毎日ログインするようになって。明石が出てると聞いて興味を持ったミュージカルを無料配信していたのを観て見事刀ミュの民(みほとせの民)に。みたいな感じです。

中傷明石が色っぽいんですよ……

刀剣男士のモチーフというか元ネタは刀剣に関する逸話(実在してないといわれている刀剣もあるからね)なんですが、だからこそ元の持ち主から歴史へとルーツへの道しるべがあって、詳しい人は語れるし興味がある人は深堀出来る。いわゆる「奥行」というやつですね。好きな人にはたまらないんだろうなと思います。

一方でゲーム性はかなり簡易で、どのくらい簡易かというとゲームが苦手な私でも気軽にやろうかなって思えるくらい。まあ慣れたというのもあるんですが、ゲームというものが好きな人には物足りないかもしれないなあと考えたり。とうらぶのゲームの良いところは「やりたいときだけやればいい」ってよく語られてますけど、「やりたいときには延々とできる」ってのも大きいと思うんですよね。ゲームしない人にヒットしたと言われる「どうぶつの森」シリーズは、私にはやることがなくなって飽きた、みたいなところがあったんで。

私はお話を書くので必然的に周りには作り手が多くなってしまうのですが、そういう人たちにとってニトロプラスさんの二次創作どんどんどうぞ、みたいな姿勢もありがたいなと思います。版権元さんから怒られないという安心感。まあもちろん、とうらぶファンみんなに受け入れられるわけではないですけど、それは何作っていてもそうなんで、日の当たるところで創作ができるありがたみというか。ところでニトロプラスさんって同人誌作ったらぜひ一冊献本してっておっしゃってますけどしたことある人います? 私は怖くて送れない……。

周りに作り手が多いと、資料を漁るのが苦ではない人の方が多かったりするんですけど、私は資料当たるの苦手です。SF書くときに論文当たったりしてた経験はありますが、文系の資料って「諸説あるがの!」って感じでどれを採用するか悩んでしまう。という辺りから今朝みかけたファスト教養の話に無理矢理つなげてしまう。時間も金も体力もないときにファスト教養的なものがあれば飛びついてそれを資料に使おうって考えてしまうのは、あんまりいいことではないとは思ってはいるんですけど、そういう誘惑はとても強くてまあ実際使っちゃうことはありますね。正直に告白すると。

とうらぶや派生作品にかかわらず、元ネタを知っていた方が楽しめるエンタメ作品は多いです。というか私も書き手としてはそういう風に作りがち。再読につながりやすいから。けれど受け手の時間も金も体力も有限で、限られた中で最大限楽しもうと思ったらファスト教養の資料を手にすることも責めるわけにはいかないし、ファスト教養でも元ネタに触れようとしてもらう(受け手に行動を起こさせる)のはエンタメとしてとても成功してると思うのですよね。

刀剣乱舞って日本の新しい文化になりたいのかなと思うことがあります。各地の美術館博物館の刀剣展示が盛り上がるようになり、刀ステでは宝塚OGメインの舞台、刀ミュでは古典を原典とした舞台。今度は歌舞伎にもなるんでしたっけ。私は苦手なのもあってあんまり触れてませんが当然アニメもあって(しかも2種!)、「日本といえば刀剣乱舞!」みたいな思惑があるのかなあとか思いますね。実際どうなのかは知りませんけど。

まとまらないまま疲れてきたのでここらで終わらせたいんですけど、パイが広い分、客層も多層なことは一ファン一ファンが気にしておいた方がいいのかもしれないな、とは思いますね。

刀オケ観たりとか

観られないなーと思っていた刀オケを観ることができたので簡単に感想など。

・ ゲーム中に特命調査のBGMをあんまりちゃんと聴いていなかったので今回聴けて良かった。一番好きなのは聚楽第のボス(?)曲。刀を打つ音が鉄筋みたいなのを金槌で叩いてて面白かった。
・ 極が実装されてる男士は基本極だったのでちょっとびっくりした。考えてみればそりゃそうなんですが、ついったーでは誰も言ってなかったじゃん。
・ 青野原出陣→敗戦→再挑戦→辛勝からのその部隊の近侍曲メドレー。薬研さんはここ。曲の始まりで中傷手入れボイス流れたので薬研さんの「無理すんなよ」で召される。
・ このメドレーで「例の」みっただ近侍曲でのサックス! ごめん、「これが噂の」と思ってちょっと笑った。
・ メドレーがもう一つあって、明石さんはそっち。曲始まりに戦闘開始ボイス。メドレーの男士で編成された部隊で防人作戦。明石さんの曲はゲームの曲よりテンポが速めでピアノがすごく効いてた。
・ 夢幻乱舞抄のオケアレンジ、めっちゃいいですよねえ。
・ 演奏後のパート別ご挨拶も楽しい。ファゴット(たぶん)のお二人が一番面白かった(面白かったとは)。パートに女性奏者がいると弾けたご挨拶になるっぽい。(楽器名調べるために九州交響楽団の楽団員ページを見に行ったんですが、めちゃくちゃ楽しいページだったのでよかったら見てかわいいから
・ この前の無料配信のときも思ったんですけど、オケアレンジで聴くととうらぶ曲ってしっかりちゃんと「ゲーム音楽」なんだなあと思ったり。詳しくないから巧く表現できないけど、メロディ進行とかなんかそういうので思った。

観られてよかったなーというかディレイも3回くらい観た。CD出ないかなあ。オーケストラアレンジの音源がわりと本気で欲しいです。

そして今日はT-JOY博多へ死神遣いの事件帖~月花奇譚~を観に行ってきたよ。パンフも買ったよ。空真役の北村諒さんかっこよかったよ。というかほぼ北村さんを観に行ったのだがな。

中華そばキーホルダーが当たった

文劇無料配信を観ているよ

たまたま無料配信があると知ったので、「コストが低いならいろんなものを試してみよう!」が信条のワタクシ、舞台文豪とアルケミスト、通称「文劇」の無料配信を観ております。ちなみに「コスト」にはお金と時間ももちろん入るんですが、体力とか気力とか面倒くささとか、そういうのを諸々含みます。

今日の文劇3『綴リ人ノ輪唱(カノン)』、めちゃくちゃ面白かったです。

文劇3を中心に箇条書きで感想など。初見の感想が美味しいことはとてもよく知っているので。良かったら刀ミュ観た感想を聞かせてください(強欲)

ちなみにTLからの受動摂取で「文豪が転生して戦う(?)ゲーム」くらいの事前知識しかありません。曲がいいって教えてもらったのでピアノ独奏集はiTunesで買ってときどき聴いてました。

・太宰があほの子というか真っ直ぐな主人公属性。
・龍先生すき、ビジュアルもしゃべり方も。
・1と2はコメディシーンがメインくらいあったけど、3ではアクセントくらい。
・乱歩さん、怪盗キッドかと思った。
・小説家は刀で詩人は銃なのかなって思ったけど、太宰の鎌は?とか乱歩さんの鞭は?とか。
・館長怪しすぎると思ったらやっぱり的なことは思った。
・乱歩さん、ミステリ作家だからストーリーテラー的役割合う。
・あ、だからルート(道筋)的な意味で鞭?
・乱歩さんすき。ビジュアルもしゃべり方も癖があってよき。
・「作品をプロパガンダに使われて」云々は、もう何年も前の話ですが、福岡ポエイチという詩の同人誌即売会の講演で谷川俊太郎氏が語ってくださっていて、それをぼんやり思い出したりした。
・そういえば「ゆうがいしょ」って「有書」の字を当ててるんですね。
・ちょっとだけ『華氏451度』を思い出したりも。
・太宰が「ゼロから生み出せない作家」と言われているのが自分に刺さる底辺モノカキこおり。
・白秋先生つぉい。
・鎌の殺陣、めっちゃ映える。華やかでかっこいい。
・転生してるのにキャラ死ぬんだ??っておもった。
・3のラスト、1の始まりにつながるのか、おおー。
・主題歌は今のところ1のが一番好き。

らくがきがき

記憶だけじゃ描けなかったので軽くキャラ絵を検索したんですけど、原作の龍先生のビジュがとても私好みでしたね……

めちゃくちゃ余談なんですけど、私の持病は龍先生と同じ分裂病(現・統合失調症)です。高校の頃に芥川は好きでよく読んでいたので、それもあって龍先生が好みのビジュアルであったことが嬉しかったです。

二振り目の明石さんのお話を書いています

10連休なうなんですけど、連休中の自己課題的に、やげあか本丸の二振り目の明石国行のお話を書いてpixivにまとめようと思っています。さっき3話目を書き終えた。

本丸軸やげあかさんたちのお話のスピンオフというか番外編みたいな位置づけのお話です。できればこれだけで本にまとめたいなあという野望(野望?)があったり。やげあかさんたちはほとんど出てきませんし、らぶ要素自体ほとんどないですし、審神者の話が頻繁に出てくるんで、やげあかさんたちのお話をまとめるときには異質すぎるかな、と。

薬研さんと明石さんはあの本丸でよろしくやってて見える範囲だとらぶらぶですけど、一応あのお話は背景にわりと地獄というかシリアスな設定がありまして、そのシリアス面を表に出したようなお話になる予定です。まあ書いてるのが私なのでどこまでシリアスに見えるかは知らないですけども。

二振り目の明石さんもあの本丸にはシールで来た男士なんですが、Lv30くらいまでしか育っていません。特命調査聚楽第のときに一振り目の明石さんを出陣させていたので、代わりに二振り目明石さんを近侍に据えていたことから派生したお話です。どんだけ明石さん推しなんって思うでしょう? 今の近侍は愛染くんなんですよね。なんとなく。

あと2話くらいで決着したいところなんですが、いつものとおりプロットを立てずにやっているのでどうなるかなあ。あんまり長くする気はないんですけどねえ。

ギャンブルには向いてない

好きなフォロイーさんからダイレクトプロモーションされてジャンケットバンクという漫画を読み始めました。いま5巻まで読んだ。

ギャンブル漫画なんですが、今のところギャンブルゲームのビシバシの心理戦って感じで面白いです。スリリング。ぶっ飛んだ設定も含めてちょっと新本格ミステリを読むときの読書感に似てます。

獅子神さんがかわいい。基本的に善人というかまともな人が出てこないんですが、唯一の良心というか癒し枠。かわいい。おうちに奴隷いっぱい飼ってるけど(奴隷になった人がむごたらしい目に合わないために買い取っちゃってるんじゃないかなとか思ってる)。

一方で私はギャンブルセンスが一切なく、昔は競馬もすこーしだけしていたのは長い読者さんだったらご存じか。ウオッカ様の頃ね。ウオッカ様亡くなってしまってからは競馬もほとんど見なくなっちゃったんですけど。ウオッカ様はあの頃の私の救いだったんだ……。

損切りが苦手というか、引き時を読み間違えるんですよね……というわけで基本的にギャンブルはしないんですけど、行ってきましたローソン。刀剣乱舞-ONLINE-ぬーどるストッパーの陣(其の参)

G賞明石さん狙いでしたけど、6回引いてG賞一つ……めそ……ほたちゃん来たからいいけど……。ミニどんぶりは、開けたら意外と浅くてどうかなと思ったんですが、側面が真っ直ぐ下に落ちてるので容量は今まで使っていたどんぶりとそう変わらない感じでした。ので、欠けてヒビも入っていた前どんぶりはお役御免です。三池のほうを開けました。

明日は刀剣乱舞花丸の映画を観に行きます!

ご本納品!

本が届いたぜ!!!!!!!

右から、エッセイ、現パロやげあか、薬さに、となっております。

エッセイはそこ文出展用なんですが、現パロやげあかと薬さには頒布しません悪しからず。エッセイの頒布価格どうしようかなあって悩んでるんですが、300円になりそうかな……。なお、エッセイはたぶん発行日から1年たったらこのサイトのダウンロードページにでも本文PDFを掲載すると思うんで無理に買わなくていいです。私の本はそんなんばっかりですけども。

興が乗ったので久々にネットプリント折本を作りました。セブンイレブンのみ、【00195251】~7/3いっぱい。モノクロで20円です。あとでダウンロードページに載せておく。

あとこれはなんか昨晩眠れずにラクガキしてたバーテンダーの明石さん。明石さん左利きだから向きは間違っていません。

防人作戦を終えて考えたこと

にねんよんくみさとうこおり

BOOTH公開しました

本題に入る前に宣伝宣伝。というか告知。こういうのは本題に入る前に載せたほうがたぶんいいんだとプロ作家さんの告知を見て学んだ。

やげあか新刊『ふたりは番刀』『吸血鬼薬研と餌の明石(R-18)』アクスタ付き保護者太刀本『落語研究会 漫才・関西保護者太刀』一次創作新刊『魔女の話』、全4種の新刊を含め、BOOTHを公開設定にしました。なお、二次のお話は無料PDFも置いていますので、買うまでじゃないけど読んでみようかなという方はそちらをどうぞ。

大侵寇防人作戦を終えて

ソシャゲのレイド戦って言われていたので、なるほどこれがソシャゲのレイド戦……と思いながらプレイしていました。とはいえおうちにあるWi-Fi専用iPadでしかプレイしないので、おうちにいるときにしかプレイしておらず、どんどん戦況が攻勢になっていくのをどこか他人事ですごいなあと眺めていました。七星剣の報酬までは辿り着いたんですが、もともとゲームプレイが得意なタイプじゃないのでゆるゆる進行で。経験値美味しいですね。小判もだいぶ溶かしはしたんですけどね。

主に使っていた部隊は、隊長明石国行、以下、薬研藤四郎、山姥切国広、にっかり青江、愛染国俊、不動行光。ときどき別部隊を第一部隊として出すことはありましたが、ほぼ隊長明石さんのこの部隊で挑んでいました。経験値が美味しかったので明石さん極はLv62、薬研さん極はLv73になりました。推しばかり育てるタイプ。

突然ストーリーらしいストーリーが始まったな?! みたいな感覚がないこともなかったんですが面白かったです。審神者みんなで敵に立ち向かっている感じがして、正直とうらぶってあんまりソーシャル要素を感じていなかったんですが、ソーシャルでした。

なんどかTLに流れてきましたが、ステージと難易度を分けて自本丸の育て具合によって初心者も熟練も楽しめる難易度設定は上手いな、と。そうやってプレイヤというか審神者がみんな挑めたのが特に良かった点かな、と思います。

突然のストーリーの功罪

刀剣乱舞Onlineを原案に各種メディアミックスを展開していて、今回特にステ逆輸入という声を多く見かけました。ミュでも三日月はかなり不穏だし、メディアミックスで情報先出しってのは危険な橋なんだなあと。見かけた指摘のとおり、Onlineが開発遅延を起こした結果だったようにも思えるんですが、だとしたら不幸なことだ。

とうらぶは各本丸がそれぞれの本丸を楽しんでいる箱庭要素もあり、三日月をほのぼのおじいちゃんとして愛でていた審神者さんにはショックを受けた方もいて当然かなあなんて思いました。三日月はとうらぶというゲームの顔である側面もありますが、とうらぶ自体が素材をお出しして好きなところだけ食べる、みたいな感覚があるので、長く自本丸設定でやっていたところに突然公式から「実は……」と設定を後出しされるのは、リアタイの良さであり悪さでもあるかなあとか。

リアタイで進んでいくお話に怯えたと言えば私は明石国行の極だったんですけど、あれはあれで幸いというか、私の好みの中に落ち着いてくれたんでよかったです。でも明石国行、実装時にすでに不穏要素がちりばめられていて、今回防人作戦で第一節に区切りがついたんですが、続きのお話に明石国行絡んでくるのかな……明石さんのいろんな面をみたいから楽しみではあるけど怖いな……。

突然相容れない設定を後出しされたらどうする

こおり本丸の場合。たとえば明石さんとか薬研さん。

そこから私の本丸の歴史がゲーム公式とは分岐するかもなあとかは考えます。元が歴史モチーフとはいえSF設定ですし、量子力学はあんまり得意じゃなかったですけど、パラレルというか重ね合わせという概念は私の創作をだいぶ救ってくれているのでまたそれに頼るかな、といったところです。

重ね合わせとはまたちょっと別機軸ですけど、うちの本丸の男士たちは私が望むように演じてくれている側面が少しある(私のいないところでは性格とか違うかもしれない)ので、公式と脳内設定とのどちらが演じている姿かはわかんないですけど、「こんな顔もあるんやで?」とにやり笑ってくれるかもしれません。体験型演劇アトラクション。

まあ最悪、パロディばっかりになるかもしれませんけどもー。

ところで夢絵という名のラクガキをネットワークプリントに登録したので一応告知。

MU5UAF3XUZ ~4/18の9時頃まで、ローソン、ファミマ等にて。

『静かの海のパライソ』感想

パライソって言われたらまず浮かぶのこれでしょ。っていう酒飲み。とは言いつつ、夫に酒飲む外食はしたくないと伝えて夫も律義に守ってくれてるので2年ほどバーとか行ってなくてカクテル飲む機会もないわけですが。

パライソ千穐楽は11/25というわけで私の誕生日でした。誕生日に仕事したくなかったのと配信観たい!という気持ちで仕事をサボり休みました!

ネタバレガンガンする予定なのでページを送ります。

とうらぶ二次を書くときのこだわり

ところで09.23でこおり本丸が2周年を迎えました!

さてさて、こんなことを気にしながら書いている、というのをひけらかしたくなったからこういう記事を書くんですけども、一次創作だとわりとそのあたり語り合ったりもするんですけど二次だとなかなか見かけないですね。もっとこだわりとか話せばいいのに。

文体は癖なくプレーンに

これはとうらぶの二次だからって限定されるわけじゃないんですが、私の中で「書きたいもの」は中身、ストーリーや関係性だったりするので、それをスムースに読みやすく運ばせるために文体には極力癖がつかないようにしています。具体的には約物を使いすぎないとかそのあたり。読みやすい×字数短いだと読みごたえの面でハンディではあるんですが、気に入ってもらえた時に読み返してもらいやすいというのはとても大事なので。

まあ文体そのものも評価対象である一次でもその傾向があって、結果「読みやすいけど残らない」とか言われがちではあったんですがね。最近文体をほめていただく機会があってちょっと自信も持ち直しましたが。

あと、数字に漢数字を使うのは「webは初稿、最終稿は本」という意識があるのでやってることです。とうらぶは出来るだけウェブに出したのを最終的には本にまとめておきたいなあという気持ちがあります。なんでだろ。今はやげあかメインで書いてますけど、明さにも本にしたいし、CPなしのわちゃわちゃも最終的にはそれなりの文字数重ねて本にしたいですね。

明石さんのセリフはひらがな多め

やげあか書くと顕著なんですけど、明石さんのセリフはひらがなを意識して多めにしています。対して薬研さんのセリフは漢字というか熟語多めかな。同じ作中のふたりのセリフ、同じ言葉でも漢字を明石さんは開いて薬研さんは閉じて、とかやってます。明石さんははんなり都言葉(エセだけど)なのでやわらかい雰囲気を出したいのと、薬研さんは強く言い切ってしまうことが多そうだなという豪胆さの演出で熟語を多めに使わせたい、という意図です。

明さにを書くときは、ええと『本丸は時空の箱庭』はちょっと例外なんですが、単発の明さにを書くときは、審神者はカギカッコではしゃべらせないことが多いです。一人称を使わせないことも多いかな。カギカッコで喋らせるとそう言葉にしたことが明白になるので、似たニュアンスだけどこうは言わないかなー、という違和感を除くためです。一人称を使わせないのも同じく。まあ読者が少ないんでどれだけ機能しているかは全くわかんないですけど、一応こういうことを気にして明さには書いてます。

ちょっと横道にそれるんですが、私が文章を書くときって映画のカメラアングルをぐるぐる回してる感じが少しあって、カギカッコで台詞を言っているときはしゃべっている顔が画面に映っている感覚で、そうじゃないときは顔からフォーカスが外れていたり画面から外れている感覚です。そういうのが文章から伝わっていればいいなあ……伝わんないかな……。

カタカナは極力使わない

まあこれは本丸軸での話なんですが、どことなく和風、の雰囲気を演出したいので洋物をはじき出しておこうという選択です。カタカナを全く避けているわけではないのですが、漢字やひらがなの言葉で置き換えられるなら極力置き換えています。たまーに、ごくたまーに、わざとカタカナを使うこともありますが、それはカタカナが目立つことが演出なので、違和感が得られれば成功! みたいなところはあります。

対して現パロを始めとした各種パロでは、書いていて楽な単語選択にしています。時代設定に違和がなければ自分からそのまま出た言葉今扱える言葉、という感じなのかなあ。とりあえず終わりまで書き上げてしまってから調整することはありますよ。

とはいえ、本丸軸でも舞台は2205年。遥か未来です、SFです。通信端末やらコンピュータやら、スマホ持たせてもいいかもしれないし、明石さん保護者だからカメラとかもってそうだし、とか考えます。便利機械の名称は(ときどきブレるけど)、できれば一般名称、無理ならカタカナ名称、という感じです。これは私がSF書きだったころの名残ですかね。商品名は出来るだけ使いたくありません。商品名とか流行り言葉って廃れて中途半端に古めかしくなってしまうから。具体例を挙げると、コンピュータ→コンピュータ端末、スマホ→通信端末、カメラ→カメラ、エアコン→空調機、みたいな。まあ多少のブレはあることは改めて。

えちちはむずかしい

エロ禁止鯖なのでさらっと。R-18をあんまり読んできてもいないので、まずどういう展開にしたらいいのかわっかんないですww あまりカギカッコで喘がせることはないかな。官能小説のエロよりは純文学のエロの方がたぶん体になじむので、そういう意識。それはそれとして読むほうならえちちなのはたいへん良いです。ただまあ比較的品のいい文章のものしか読めないというか受け付けないので、私が書くのも下品ではないかな、という気はします。

こんなもんかな。これは昨日届いた姫路市立美術館の「刀剣の光陰」と刀剣乱舞コラボの明石さんのクリアファイルとポスカのセット。大事に大事に仕舞いました。

代引きが3千円以上からしか使えなかったので生まれて初めて図録というものも買ってみたのですが、うわあ、うっとりしてしまいますね……全部刀剣なんですけど、美しいけどこれで人が斬れてしまうころしてしまえるんだ……と。