例によって障害者手帳で入館しました。「撮影は可能ですか?」と尋ねたら写真も動画もどうぞ、とのことでしたよ。動画も!
これは本物のトロフィー。イグ・ノーベル賞は毎年テーマが決まっているらしく、そのテーマに沿ったトロフィーが授与されるのだとか。ちなみにこれはテーマが「NANO」でこの中にナノサイズの金塊が封じ込められているんだそうです。
2020年からは禍のためオンライン開催となって、トロフィーもペーパークラフトになったんだそうです。
天井から吊られた紙飛行機の秘密。イグ・ノーベル賞自体でも遊び心があっていいなあと思うんですけど、展示でたくさん吊られていたのは子供のような無邪気さというか、何かそういうのをイメージさせました。
プロジェクター投影された授賞式の動画を聴衆みたいにイス(パイプ椅子)に座って観賞できるゾーンもあったんですけど、かなり面白かったです。ネットで見かけるのは文字情報ばかりだったので、なんかすっごい笑えました。元気出た。
これは有名なやつ。トーストが落ちるとなぜバターを塗った面が下になってしまうのか。
なんと食品サンプルで再現実験ができます。手指は消毒してからね。
あーーーーーーーーーーーーーー。
これはちょっと気になった研究です。トーストの焦げ跡に人の顔を探してしまう心理、顔パレイドリアというのだそうです。パレイドリアというのが無意味な模様から知っているパターンを探してしまうという心理なんだとか。
これはこの前ちょっとバズってたやつ。ニワトリにラバーカップのしっぽをつけて恐竜の歩き方になるか、という研究です。
粘菌! 粘菌!
あとこれ、受賞してるの全く知らなかったんですけど、皮肉ですよね。
こんなムフフなエリアもありました。浮気検査キット・古代彫刻の睾丸の違和・鴨の同性死姦の3つの研究が展示されていました。
9日に発表されたばかりの今年の受賞。歩きスマホが集団の歩調を乱すという研究なんですが、これで日本人15年連続受賞なんだそうですよ。なんだか暗いニュースばかりの日本の研究者界隈ですが、これは良いニュースですよねえ。
読む展示の方が多い感じなので小さいお子さん連れのファミリー向けではないんですが、科学に興味があれば楽しい展示だと思います。お客さんは男性のおひとり様が多かった印象です。感染対策は、入り口で検温と手の消毒、触れる展示では各所に消毒ジェル、という感じでした。
イグ・ノーベル賞の世界展は11/3(水祝)まで、福岡市科学館で開催中です。