広島現代美術館のピクトグラムの話
まずね、場所が「現代美術館」なんですよ。
となればあのピクトグラムは「作品」なわけです。事実ちゃんとキャプションがあってキャプションにはわからなければ誰でもトイレへ、という誘導もある。
これ、男女の「区別を戸惑わせる仕掛け」としてのピクトグラム作品だと思ったんですよね。現代美術って言うのは戸惑わせるというのが一つの作品価値なので。
ちょっと話がずれます。私はシス女性(雑に言えば身も心も女)ですがクロスドレッサー(異性装者)です。クロスドレッサーというのは定義によってはトランスジェンダーにカテゴライズされることもあるそうです。私は最近、クロスドレッサーがトランスジェンダーに振り分けられることもある、つまり「私はトランス男性かもしれない」と知り、気持ちの揺らぎがありました。
例のツイートやそれに対する反応を見ている限り、「自分は本当に女(男)なのか」という戸惑いを感じたことのない人って圧倒的大多数派なんですね。みんな怒り狂ってらっしゃる。アートとしては成功の範囲だとは思うんですけど、反応を見ている分には腹立たしい。皆さん、確固とした自分があって羨ましいですわぁ。
といういらだちを吐き出しました。
お口直しに大地のうどんの名物、ごぼう天うどんの写真です。豊前裏打会の透き通った細麺うどんと台風みたいな見た目のごぼうかき揚げ。めっちゃおいしかったです。