ついったくんの公式アプリの通信料がバカデカなので、始業前は本を読むようになったのですが。
#千葉ルー こと済東鉄腸『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』を読了しましたのことよ。次は何読もうかな。
さて、千葉ルー。著者の鉄腸さんは映画評論で有名な方らしいです。Webウケする文体だな、と思いました。ちょっと私には砕け過ぎていて読みづらい。外国語の教科書訳文みたいな言い回しも多く、さくさくは読めます。私はだいぶ遅読なんですが、それでもたぶん合計2時間しないくらいで読めちゃいましたし。
で、内容はなるほどなあ面白いこともあるもんだ、くらいで読んでたんですけど、突然「詩の話」が出てきてちょっと驚いたんですよね。実際に著者はルーマニアでルーマニア語の小説と「詩」を発表しているわけで、そこを踏まえておけば詩が出てくることくらい自明ではあったんですけど、ほら、日本における「詩の地位」ってなんか微妙じゃないですか。揶揄するときに「ポエム」って言ったり。
個人的な経験からの感想としては、高校生詩人キラくんからの「厳しい指導」はキラくんが高校生という若さゆえじゃないかなと思ったりするわけですが。私もね、自分が得意とする物事に教えを請われて遠慮なくビシビシやった経験がね、あるわけでして。
言葉について考えることが詩の本質というのは本当にそうなんだよなあと思うし、そんなことを考えながら詩についてのパートを読み進めるうちに、「私がやりたいのは発表か? 排泄か?」みたいなことを考えましたね。私はほら、今、詩作の勉強をしているわけでして。この辺は詩の勉強ブログの方に書こうかな。
これは自慢なんですけど、私のkindle出版本が数冊ドイツで売れていまして(当然誰が買ったかは全くわからないんですけど)、日本に居ながら世界へ言葉を届けることは私のように日本語のままでも可能であり、もし外国語、それこそ英語や中国語など使う人の多い言語で発表できるならもっと夢は広がりますねえ。ただ、同時に「私は本当に私の言葉を世界中に伝えたいのか?」という疑問を持つわけで。私は「私の言葉や物語を必要とする人に私の言葉が届けばよし」としているわけで。もちろん、ピンポイントで届かせるのは難しいから広く広く、というのも意識はしないといけないわけですけれども。
まあなんかいろいろ考える読書ではありました。面白かったですよ。
近況
昨日は『映画刀剣乱舞-黎明-』のおかわりに行ってきました。正直初見時より楽しめました。Twitterの考察を読んで解像度が上がったのもあるだろうし、単純に前回より前の方の席を取ったので没頭できたのかもしれない。
夜はタグイベントで遊んでました。お花見会~♪ カプセルトイはこういう場面でも大活躍! 公式コラボ(っぽい)のミニチュアのカプセルトイは面白いおもちゃですね。最近ツイッターでもあんまり会話らしい会話をしていなかったので楽しかったです。
そして! 先程!
印刷所さんに予約を入れましたよ! バカなので5冊同時入稿です! がんばろうね……。明さに本と明石中心本と、やげあか3冊! バカだなあ!!