氷砂糖的SF考

SF短編コンテストの原稿を直しているんでSFのことで頭がわりといっぱい。

今日はテレッテレー(ウェブお作業会)なのでそのコンテスト用短編を直しつつ、インターバルでちょっとしたSF短編を書き始めてもいました。書きあがらなかったけど。

さてSF。

一般的にはサイエンス・フィクション、ですかね。スペース・フィクションの人もいるかもしれない。まあ要は未来の科学技術をベースにしたお話、というあたりですか。わかるわかる、すこしふしぎ、の人も多いよね。藤子・F先生は偉大。

というあたりでゆるSFを書いているという点でSF者が自認の私なのですが、私が書いているのって「サイエンス・ファンタジー」だなあと。原稿を直しながら考えてました。

ええい! 科学技術の物語に魔法とか出してくるんじゃない! とツッコむ内なる私。

高度に発達した科学技術は魔法と変わらないんだよ! と叫ぶ内なる私。

まあそこはいつもなら対立する内なる私同士なんですが、コンテスト用の短編はダイレクトに魔法です。なんでや。異世界転移です、要は。これSFのコンテストに出していいんでしょうか。

さておき、元化学徒(たまに言ってますが、理学部化学科を中退しています)なので科学技術そのものには素直にときめきます。今でもたまに科学論文の日本語サマリーくらいなら拾い読みすることがある程度には。なのでSFはもともと好きではあるんですが、頭があんまりよろしくないので難しい理論を捏ねられるよりは「これはこうだからこうなんだ! えいや!」の方が物語としては親しみやすいです。なので私の書くSFもあんまり設定を表では説明しません。裏設定としてだいぶ詰めてることはまあまあありますが、それは作品の雰囲気によっては出さない方がおしゃれですし?

というあたりでね、SF短編コンテストに応募予定のお話、さすがにFがファンタジーすぎるので受賞はしないだろうと思っていて、(受賞したら出版権がどうのがあるかはわかんないんですが)落選したら堂々と同人誌にしちゃおうかな! と思いまして。

で、その同人誌のタイトルを『サイエンティフィック・ファンタジー』にしようかな、と思いついたおはなしでした。短編1つではいくら何でも薄すぎる(物理的に)ので、もう何編か氷砂糖流のSF短編を書いて、同時収録で短編集にする予定です。今日新たに書き始めた短編も一応それ用だったりします。

同人誌って構想練ってる段階が一番楽しくって(諸説あり)、タイトル思いついてわくわくし、どうせならまたプリントオンさんのわくドキデザインセット使おうかな、と思ってわくわくし、いやぁ、夢が広がりますね!

縛りプレイでGO!

ご存じですか、「縛りプレイ」。SMプレイのことではありません。

まあご存じだとはわかってて書いているのですが、ゲームなんかで追加の自主的なルールを決めてその中でプレイすることです。基本的には普通のプレイじゃ飽きてきたなーって人がやるやつですね。

で、私はそんなにゲームをする方じゃないんで、この「縛りプレイ」もゲームのことじゃないんです。まあ数少ないプレイしているゲームであるところの刀剣乱舞は「刀解しない」という縛りプレイはやっているんですが。ついでに語っておくと、ゲーム難易度を上げるための刀解しない縛りではなく、なんか刀解ってのがこわいな……という心理的な理由による縛りプレイです。

さて、人生いろいろな物事がありまして(雑)、漫然と物事に当たるよりは「縛り」を設けて楽しんじゃおう! みたいな感じでやっていくことをわりとよくやっています。

ちなみにここのブログに関しては「1記事に最低1つはメディアを入れる」というのを努力義務程度の縛りとして設けていたりします。実は。これ、一応理由がありまして、私は文章書きがメインなので文章はつらつらーっと書いていけてそれで満足しがちなんですが、文章だけの記事ッてさあ、華がないんですよ。なので「最後にパセリを載せる」くらいの感じでメディア(だいたいは写真からくがき)を載せています。あんまり負担になることやると記事書くのも億劫になりますし。

noteをやっていることは前にも書いたと思うんですが、いま動かしているアカウントだと、アイキャッチを必ず入れる、という縛りを設けています。この縛りは短文(140字)投稿ができなくなってから設けた縛りなんですが、アイキャッチがあるとSNSにシェアした時に画像が出るのでちょっと目を惹くんですよね。それがいいなと。

そしてそのnote。後付けの縛りなんですが、雑談的な記事(ブログ的なもの)のアイキャッチは食べ物の写真を載せるようにしました。というだけのことが書きたかったブログでした。前置きが長い。

いや、テーマがあるならテーマに沿ったアイキャッチを入れたいんですよ、本当は。でもさあ、いちいち写真を撮るのも大変(だし沿った写真が撮れるかもわからない)だし、かといってわざわざ素材サイトさんに探しに行くのも億劫。

そんなことを思いながらGoogleフォトを眺めていて、「ごはんの写真ならいろいろあるし適宜増えるな……?」と気付いたんです。というわけでブログ的note記事にはごはんの写真をアイキャッチに使うのが基本になっています。

これ、副次的にもしかすると効いているかもしれないなと思ったんですが、「なんか食べ物の写真の記事でエッセイ書いてる人いるな?」と認識されないかな、とか。ブランディングじゃないんですが、なんか一定のわかりやすいルールで同じことをやってる人って覚えやすいじゃないですか。私、あんまり宣伝が得意じゃないタイプのモノカキなので、そういうね、姑息な方法をね、試して……どうなんだろう。実際のところの効果は。

さておき、縛りプレイでいろんな活動に自主的なルールを勝手に適用して進めて行っている面があるんですが、いちおうその「自主的なルール」は「放っておくと忘れてしまいがちなもの」を設定して、なんかね、あんまり手間をかけずに物事をうまくやっていけないかな、という私なりのコツなのでした。

どうして紙の同人誌を作るかって?

なんか「ウェブで公開すればタダなのにどうしてわざわざ紙の同人誌を作って頒布するのか」論争があったみたいですが、そんなもん、私が紙の本として自分の作品を読みたいからですよ!

と言ってしまえばもうそれで結論ではあるんですが、まあもう少し続けてみましょう。

というかね、そもそも今の私は同人誌を頒布してなくてですね、入ってくるお金はありません。一方的に印刷費が出ていくだけです。それでもね、紙の本を刷りたいんですよ。もちろん、プレゼントした友達からだけでは飽き足らず、世間一般からも感想を募りたいので、一次創作の作品に関しては原則すべてウェブ公開しています。

だいぶ昔にここのブログに書いた記憶があるんですけど、漫然とwebに漂っている作品よりも、同人誌としてパッケージされたものの方が「読まれやすい」体感があります。それを思ったとき、私はまだたとえば500文字小説のようなすごく短い作品を集めた作品集ばかり作っていたので、少し長めのもの(全体で1万字前後)を書くようになってまた少し、感覚は違ってはいるんですが、でも、「本」という物理パッケージはつよい、です。

世の中には小説を書くだけで満足して、本にもしないしウェブ公開もしないという人がいます。いるらしい。信じられないけど。私はそこまで達観できないので、「書けた! 見て!」という幼女マインドで書いたものを人に押し付けているんですけれども、確かにね、ウェブだと場所も取らないしやり取りもURL送るだけだし簡単です。たださあ、せっかく書いたお話。どうせならいいおべべを着せてお披露目してあげたいじゃないですか。

という話がありつつ、私のここ数年の発行部数は基本的にはヒトケタ部数です。たまーに多くて15部とか。在庫抱えるのもめんどくさいのはあるのでねえ。というか在庫どうしようねえ。

紙の本。質量があり、体積があり、そこまで思い入れがないならただ邪魔な存在です。それはもう認めるしかない。でもね。邪魔ってつまり、存在を感じさせるんですよ。つまり送り付けられた相手にしてみれば「読んで!」の圧。私はわるいことをしているなあ。

そんなことを言いつつ、冒頭の通り、まずは私自身が自分の小説を紙の本でほしいんです。読書家と言えるほど本を読んでいるわけではないんですが、読書が娯楽の大きなウェイトを占めてきた人生だったので、なんかそういう「本っぽいもの」が自分の手のかかったもので存在している、ということにときめきます。

なので! 私は! 自分のために紙の同人誌を作っています!

ところでこの記事を書こうと考えていたところ、そういえば一次創作同人誌の表紙一覧とか欲しいな? と思い、先ほどページを作りました。よかったら覗いていってね☆ メニューからも行けるよー。

なんかかきたい

この「かきたい」は「書きたい」だったり「描きたい」だったりするわけなんですが、書いたり描いたりしたいんです。

すればいいじゃーん、と言われてしまえばそれはそう。そこでお話は終わってしまうんで、もーちょっと続けさせてくださいな。

コンテスト用の1万字以内についてはこの前も書きましたが初稿が出来上がり、2周ほど直しを入れました。それでもうだいぶよくなったなあ、とは思うんですが、〆切が9月なのもありもーちょっと粘りたい気持ちもあります。ただね、直しって要は新しく作ってはいないじゃないですか。飽きた、わけではないんですが、こう、達成感が得られない。

達成感は大事です。私の中で「作った!」の喜びの大半を占めています。書くことについてはまあまあ慣れているので一発書きでもまあ読めるレベルのものが書けると思い込んでいるのですが、そういう私は「書けた! 見て!」をよくSNSとかでやってきたので、プチ達成感を積み上げやすかったんですね。

ところが直し。しかもコンテスト向け。……お披露目ができないんですよ。

じゃあ描くの方をやれば? となると、近侍以外に描きたいものも特になく。いや近侍描くの楽しいんですけど。写真に描き込むタイプのラクガキを量産しているので、最近お出かけもほとんどしていないので背景に使う写真ももちろんとれていなくて、うーんうーん。

というわけでぐねぐねしているんですが、冒頭で自己ツッコミしたとおり、書けば/描けばいいじゃーんというはなしに戻ってしまうので、まあぼちぼちなんか書き/描きましょうかねえ。

本ができたぞー

印刷所さんにお願いしていた本が納品されました! 見よ!

表紙、レザックのうすむらさきにモノクロ印刷なんですけど、思ったよりうすむらさきって白いですね。視認性が高いのでヨシ。ちょっとデザイン失敗(バランス的に)したかなあと感じないこともないですが、まあまあまあまあ。

7本の明さに掌編が収録されておりまして、内容は結局、「コンビニ店員×OL」「美容師×お客さん」「バンドマン×マネージャー」「バーテンダー×お客さん」「男爵家当主×伯爵家お嬢様」「悪魔×召喚者」「魔法剣士×黒魔導士」という感じになりました。リンクはそれぞれの初稿です。本にする際にちょっと手を入れてはいますが、そんなに変わってないかも。

Xfolioに一応、とうらぶ二次創作も置いてはいるんですが、恋愛を扱う二次創作はめんどくさい控えておこうかなと考えているので、xfolioに置くことはないと思います。めんどくさいの内訳なんですが、なんかこう、気分が高まったときにR付きを置きたくなった時がね、私のページは年齢制限なしの設定でやってるので、というのも一応わりと大きいです。

というわけでいつも通り頒布はしないんですが、よかったらリンク先でも読んでやってくださいまし。

近況

前にブログに書いていた「某コンテスト」用の初稿はできたんですけどね、直しをする気力があんまりないですね。これは4分割くらいで書き進めた(一気にではないということ)ので、直しをね……だいぶ丁寧にしないといけないんですけどね……。

まよいまよい

特に書くこともないんですが、ブログの文体についてちょおっとだけ悩んでいたりします。

このブログは私が楽しかったことの備忘録みたいな位置づけで、かつ、私という生き物を面白がってくれる人がいるなら楽しんでもらいたいなあ、という気持ちで書いています。私を面白がってくれている人がどのくらいいるのかはわかりませんが、ゼロでないことは救い、かな。

素直につらつらと書いていくとだいぶしんみりというかシリアスというか、少し重い文章になりがちなんですよね。一応は楽しませたいというエンターテイナー精神がないわけではないので、ちょこちょこと自虐を入れたり、あと私はもともとパリピのネアカなんで基本的には騒がしく、そのエッセンスも織り込んだりはしています。

おしゃべりというかリアルタイムで会話を重ねていくタイプのコミュニケーションと、ただ紙なり画面なりに向かってつらつらと思いのたけを綴っていってそれを見せるというコミュニケーション、この二つってだいぶ違います。

声を出すのがあまり得意でない(フィジカル的に。息切れします)ので会話といえばチャット的なものがメインなのですが、こちらはわりと基本的なネアカ性が出てきます。相手の発言に触発されて頭のいろんな回路が動く感じ。

一方でつらつらと綴っていくやりかただと、なんというか頭の一か所を深く深く掘っていく感じがあり、そういうのもあってだんだんと文体のようなものが静かになっていきます。

もともとこのサイトはKDP(kindleを使った個人出版)をやることになってホームにしようと思って作ろうとした、という経緯があります。つまりは「一応」、作者私と読者でコミュニケーションが取れたらなあ、という希望がうっすらとある中で作ったものでした。

結局今となってはただのブログサイトになってしまっているんですが、そんなことを思い出した夏至。父の日ですね。

日常に栞を挟んで

素敵なタイトルでしょう? 栞を作っただけです。とりあえず見てもらおうかな。

というわけで、お願いした印刷所さんはプリンパさん。いわゆる印刷通販のお店ですね。某所で栞作りたいけどプリンパさんどんなですか、と訊いてみたら「紙もの作るならオススメ」とのことで、確かに紙の種類がすごくいっぱい。作成実例を眺めたりしながら仕様決定して、2営業日で発送されました。

仕様は、ディープマット ミストグレー100kgに、表面裏面ともにモノクロ、片面のみスペシャルカラー(シルバー)追加、といった感じ。きらきらしてる。

表面には「物語の中を潜り、潜り、潜り、泳ぎ、生きてゆく。」の文言と魚のしっぽのイラスト、AA的な*とかoとかを泡みたいにちりばめた感じ、裏面は筆名とこのサイトのURLを入れました。裏面なしで筆名URLなしでもいいかなとも思ったんですが、せっかく作るんだし自己主張もしておこうかと思いまして。

入れた文言は私の各種アイコンが魚であることに由来するのですが、栞を作りたかったのが、販促というよりは普段自分で本を読むときに自分好みの栞を使いたいな、紙だと雑に扱えるな(コラ)というのがあり、まあ本を読むイコール小説とは限らないんですが、小説を読むことの方がまあまあ多いですし、販促じゃなくても人に気軽にプレゼントできるなという感じで、「物語に潜る」「泳ぐ」みたいな感じになりました。一応それなりに練ったのよ?

まあそんな感じで今後しばらく、なにかを送り付けるついでのある人には同封しますので適当に使ってみてくださいな。

近況

栞を作る余裕が出たということは、本の方はといえば入稿を済ませてるんですね。エラ。拍手。しかし、本だの栞だのの印刷費は生活費とは別の趣味用口座のお金を使ってるんですが、これもどんどん目減りしていくなあ……せつな……。

あとぬーすとくじのちょぎぬいを自引きしました。長義結構好きなんですよ。あんまり表立って言ってないけど。

ときどきスパイス

異世界転生の反対で、異世界から現代転生って面白いかも……とか考え始めてたんですが、すぐにそういうのいっぱいあるなと気付いて、じゃあ異世界から異世界でどうだ!

というノリでちょっとしたお話を書き始めたんですが、設定を鑑みるに、とあるコンテストに応募できる内容だな、と気付いたのでそれ用に書き進めようと思いました。

コンテスト。

まあ要はいわゆる「公募」ですね。文章で食べていく気がないので、というセルフハンディキャッピングはともかく、私の書ける範囲で応募できるもの自体がそもそもあんまりないので基本的には「へー、そんなのもあるんだー」くらいで流しているんですが、「書けそうかも!」と思ったら書いてみる、という方針ではあります。

もともと競作サイト(500文字の心臓)に出入りしていたので、外部刺激というか、評定されるというわくわくがモノカキとしての基本性質に刷り込まれているんですね。ある程度下手ではない、という自負があるから楽しめるタイプの娯楽ですが。基本的には感想は嬉しいのでよかったら気軽に送ってください。いま無料で読めるものはここ(Xfolio)に集まっています。

ルーチンとして毎朝140字小説は書いているんですが、なかなかボリュームのあるもの(といっても1千字超えたら御の字)に取り掛かる気分になれず、そういう中で「制限や〆切のある公募」というものは、よぉしやったるか! となれるありがたいスパイスです。ひとまずお目当ての公募が字数制限とテーマしか公開されていないので、ざかざかと第一稿くらいは早めに仕上げておきたいですね。小説のクオリティはどれだけ直しに手間と時間をさけるかで変わると思っておりますので。

「主はんがこないな姿に……」と嘆き悲しむボケをしてくれる近侍。

近況

明さに本と内輪アンソロは入稿しまして、そのまま何か作りたい欲がむくむくしたので、自分用に栞を発注してみました。本を送るついでがある人には同封しようかなと。まあ自己満足なんですけどね。

エアコン、新しくなりました。夫がぱぱっと手続きをしてくれてもう新しいのがついてるのは嬉しいんですが、じゅうまんえんのしゅっぴ……わたしむしょくなのに……。

『まどいのいきもの』を紹介しよう

それとも私の創作論でも語ろうか。まあここの記事は気の向くままに書いていって特に見直しをすることもないのでどうなるかは未知数ですが。

さて、『まどいのいきもの』とはこれです。

まどいのいきもの -銀河生物観察記-(1) (ビッグコミックス)/永田礼路

kindleはこちら。なんか埋め込めないなと思ったらレンタルしてるサーバーで障害情報が出てるっぽい? そのせいじゃなかったら今後対応できるかな……。ぼやきはともかく、内容の紹介に行きましょうか。まあリンク読んでもらえれば早いんですが。

遠い星の爆発によってもたらされた
“銀河風”(テンペスタ)から25年。
地球では、「星の落とし子」と呼ばれる
新種の生き物が次々に発見され、
人類の暮らしにも静かに入り込んでいた……が、
ほとんどの人はまったく気にしていなかった。

そんな世界に潜んでいる生き物たちと人間と、
珍生物マニアのお医者さんが織りなす
“すこしふしぎ”ヒューマンドラマ!

というわけでですね、これはね、ゆるSFです。

ゆるSF、見覚えのある方もいるのでは。私のSFはゆるSFを自称しております。つまりはすっごく親近感を覚えちゃったんだよ、という話なんですが。作品の構成としては珍生物マニアのお医者さんを定点としつつ、星の落とし子の影響で体に異変が起こってしまった人を主人公にした1話完結型連作短編、というものです。ここもね! 私の作品作りにそっくり! と親近感を。親近感しか言うてないな。

すこしふしぎ、というだけあって、星の落とし子とその影響というのは「あったら面白いけどまあないない笑」という感じのふんわかファンタジー風味ではあるんですが、すこしふしぎもSFですので設定がしっかり練られていて、荒唐無稽というわけではなくて「なるほど、そういう理屈でこれがこうで」と腑に落ちるところがよいです。定点が変なお医者なんですが、作者さんも医師であり、病気の理屈とかはご自身が腑に落とせる形で仕上げているのだろうと推察します。

でね、SFってね、すっげー技術を説明すればいいわけじゃないんですよ。これはスペオペ界隈への愚痴なんですが。あ、ちなみに私、スペオペは基本的にあんまり好みません。私の好きなSF作家が新井素子、ダニエル・キイスというあたりで察してもらえればいいんですが、SF特有の超技術みたいなものは「人間をいつもと違う角度から描くための小道具」として使われている方が好きです。なんかいろいろ文句を言いはしますが、私は「人の営み」というものに対してはけっこうな愛? 興味? を持っています。

私の書くお話を読んだことがあればご存じでしょうが、私はあんまり作中で派手な事件を起こしません。できているかどうかはわからないんですけど、静かに丁寧に時間を積み上げた中からじんわりと染み出す何か、みたいなものを描けていたらなあと思っています。

そういう私が好む、という点ではこのマンガは今のところ地味なスタイルのマンガかもしれません。でも(私もたまに仕掛けるんですが)、連作が全体像になったときに大きな出来事になるのかもしれない、という伏線も明らかに仕掛けられていますし、そもそも1話1話のクオリティがちゃんと高いんですよ。ヒューマンドラマとしてとてもいい。短編連作は私もやってるからわかるんですが、マンネリ化しないようにテーマを変えていくのがかなり大変なんですが、これもこの作者さんならやり通してくれるだろうという信頼もあります。

まだ1巻が出たばかり! 追いかけるなら今! DA! というわけで、面白そうと思っていただければ幸い。読んだ本の感想でわいわいするの楽しいので知り合いがどんどん読んでくれればいいなと思ってます(素直)。あ、ところで私がkindle派なのはマンガは特に巻数でかさばるのと発売日に確実に読めるからです。という地方在住の愚痴は付け加えておこう。

近況

印刷所さん予約しました。つまり〆切が生まれました。さっきもちょっと原稿いじってましたががんボルゾイ。

エアコンが壊れた気配。どないしよ……。

ナイショの昼酒

昼間に飲みに行く、ということをたまにやる。昼酒というやつだ。いい女の子は天国へ行ける、悪い女の子は昼酒ができる。……というのは某SNSで見かけた文言を借りてきただけ。

一応主婦なので、夜のお出かけというやつは難しく、夫は飲みに行くのが好きなので昔はよく連れ出されていたのだけれど、私はヘビースモーカーでお酒が入るとタバコが欲しくなり、一方夫はタバコはかっこつけ程度にしか吸わないうえ、お酒のみで延々時間を過ごせる。私は他人のいる空間で食事をとる、ということがあまり得意でない。何年か前に「飲みに連れ出さないでほしい」と夫に訴え、それを聞き入れてもらったので夜に外で飲むことはほとんどない。なので、夫に「ちょっと出かけてくるねー」と言って街に出かけ、ちょこちょこと買い物などを済ませてから酔っぱらってしまわない程度にさくっと1杯、みたいな感じの昼酒が多い。

せんべろ、なんて言葉がちょっと前に流行っていた。千円でべろべろ、要は安く酒を飲むスタイルというあたりか。物価も上がり、なかなか1千円で酒もつまみも、というところはなかなか見つからないので、私は昼酒のときの予算をだいたい2千円前後、という感じで組んでいる。今は、にせんべろ、という言葉もあるらしい。

さて、昨晩のこと。某SNSでの話題を眺めていた私は「あ、なんか焼き鳥食べたいかも」と思った。なんでそう思ったのかはわかる人にはわかるかもしれない。さておき、焼き鳥食べたい、といっても私は生まれも育ちも福岡県。串が刺さっていればなんでも焼き鳥、という雑な説明をしつつ、食べたいと思った焼き鳥は豚バラだった。福岡の焼き鳥の定番だよ、豚バラ。そんなこんなで焼き鳥を食べてきました、というだけのブログ。

パリンドローム観たよ

仲田さん出演舞台『パリンドローム』のブルーレイが届いたので、ひとまず本編(特典映像として他の回の全景映像もある)を観ました。

いやぁ、激重兄弟譚でしたね。舞台上で配役が決まり、ストーリー分岐を客席に選択させる、という「舞台演劇」じゃないとできない試みは面白いなと思いましたが、本編回だけ観てもおもしろかったよ。満足。余裕ができたら特典映像も観てみたいですね。仲田さんが弟役の回とか。

さあて、来月は刀ミュの十周年祝賀祭のdvdが届くみたいですね。1日目は円盤で初見です。たのしみー。