ネタが無くてもひねり出すのが芸人ですよ(?)
これは自慢なのだけど、文章が上手いとか、文章が読みやすいとは割と頻繁に言われます。ありがたいです。嬉しいのでもっと言って。
たいして内容にひねりもないようなのばっかり書いているので、せめて読みやすくしないとね……くらいの配慮なんですが、ちゃんと行き届いているようで安心します。読みやすさ、リーダビリティについてはできるだけ気にするようにしています。
ただまあ何年前のはなしを引きずっているだってところもあるんですが、500文字の心臓にいたころに「さらっと読めるけど残らない」「読みやすいけど何を言いたいのかわからない」みたいなことをたいそうたくさん言われたので、なら逆に! 読みやすさを極めてやろうじゃないか! くらいの反発のかたちではあったりするんですよね。
言いたいことって何でしょうねえ。テーマ性、というやつでしょうか。主張したいことがないわけではないんですよ。そもそも「手紙」の延長というか脱線というかで物語を綴っているわけで。暗喩に暗喩に暗喩を重ねて概念化して抽象化して、わずかに残った結晶を使ってなんかいろいろ作ってるんでしょうね。何を言っている。
私は私が語る物語の力を信じていませんし、万人に届くとも思っていませんし、伝えるための努力を放棄しているわけなんですが、見える範囲、届く範囲にはできるだけ正確なニュアンスで伝えたい気持ちはあります。そういう意志のかたちとして「読みやすさ」にこだわってしまう面はあるんだろうなと考えています。
今日はそんなところで。
あ、刀ミュいわいのくじゅ円盤届きました。昨晩いつものお友達に見守ってもらいながら鑑賞したんですけど、ミュかしくんがうつくしくてたいへんよかったです。またしても明らかに一振りだけ挙動が違う場面があって情緒はめちゃくちゃになりました。

先日、弊本丸が6周年を迎えました